■『96時間』シリーズ:誘拐相手の過保護親父が、元CIA工作員だった!!



 



古くは『座頭市』シリーズなどから続くこのジャンルで、昨今ブームの“演技派俳優がめちゃ強い役を演じる”パターンの口火を切ったといわれるのが、リーアム・ニーソン主演の『96時間』シリーズだ。



 



『シンドラーのリスト』でアカデミー賞にノミネートされるなど、演技派俳優として知られていたリーアムだが、本作で突如として“家族絶対取り戻すマン”としてアクション業界に殴り込みをかけた。



 



190cm以上ある長身の怒り狂った超過保護パパが、誘拐犯グループをボコボコに叩きのめしていく様は、若干敵が不憫になる気さえするほど痛快である。



 



 



■『ジョン・ウィック』シリーズ:ナメてた愛犬家が伝説の殺し屋だった!!



 



続いては、キアヌ・リーブス主演の大ヒットシリーズだ。かつては伝説の殺し屋だったが、それももう引退し、亡き妻の残した子犬と静かに暮らしていた男、ジョン・ウィック。しかし彼は、偶然出会ったロシアンマフィアのドラ息子に子犬を殺されてしまい、その復讐として、裏社会へ再び戻っていくことになる。



 



本作の見どころはジョンを知る敵たちが、彼の怒りを買ったことにビビりまくる描写だろう。震える敵が彼の武勇伝を語るたびに、ワクワク度が上昇していくのだ。



 



キアヌの無駄のないガンさばきや格闘シーンが炸裂し始めてからは、テンション上がりっぱなしになること請け合いの1作である。



 



 



■『イコライザー』シリーズ:ナメてたおっさんが正義の元CIA工作員だった!!



 



アカデミー賞受賞俳優のデンゼル・ワシントン。彼が演じるロバート・マッコールは、元CIA工作員だが、今では温厚なホームセンターのおじさん店員として働いていた。



 



同僚の悩みを聞き、誰からも好かれる善人のマッコール。しかし不眠症ゆえに、毎晩近所のダイナーに通いつめていた。そこで知り合った娼婦のアリーナが、雇い主のマフィアに暴行を受けたことで、彼が封印していた殺人術と、揺るがぬ正義の心が動き出す!!



 



マッコールさん(おもわず“さん”をつけたくなる)の魅力は、その圧倒的な正義感。高潔に人生をまっとうし、困る人がいれば手を差し伸べる。現代人がやりたくてもできない“憧れ”を、眉ひとつ動かさずに遂行していく様は、教科書に載せたいレベルだ。


情報提供元: citrus
記事名:「 【話題】“ナメてた相手が殺人マシーンでした”映画とは? おすすめ作品3選