「アンガールズ田中」3年にわたり同じデリヘル嬢を呼んでいた』──そんな、どこか意味深な香りがただようタイトルの記事を『Smart FLASH』が配信していた。FLASH発ゆえ、なにやらスキャンダラスな内容なのかと思いきや、ラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY DREAMER』(JFN系)でパーソナリティを務める有吉弘行(45)が、広島出身で同郷のお笑い芸人・アンガールズ田中について公的に語っていた話を切り取ったもので、しかも今年1月に放送された、もはや半年以上前のネタである。だが、ゴメス的には猛烈なシンパシーを得た切ないエピソードだったので、あえてこの風化しつつある時期にもかかわらず、ピックアップさせていただいた。とりあえずは、以下の概要を読んでみてほしい。



 




テレビでさんざんモテないアピールをしている田中は、風俗愛好家としても知られている。有吉によると、田中は3年にわたって同じデリヘル嬢を呼んでいたとか。



 



「新規を呼ぶと、毎回『うわ、田中だ』って言われるわけ。だけど、毎回同じ人だと、言われないじゃない。『はーい、どうも。今日もよろしく。また来週』って帰ってくれるから。それがいいんだって」



 



「3年も(続けて)呼んでいるからさ、風俗嬢も、もう彼氏みたいに安心して、ふつうに寝ちゃうんだって」



 



しかし、せっかく慣れた風俗嬢が、急にいなくなってしまうこともあるという。



 



「これが難しくて、風俗嬢の人たちって、仕事がイヤになって急に辞めるんだって。3年も続く人の方が珍しいから。呼んでたらふっと消えるんだって。さびしいな」




 



最後の〆にある「さびしいな」に、男のエレジーのすべてが凝縮された、じつにリアルな“心の叫び”ではないか。わかる! すごくよくわかりますよ〜!!



 



私は、アンガールズ田中のように、初見の風俗嬢から「うわ、ゴメスだ」なんて風に驚かれるほど有名ではないため、そこらへんに関してはあまりピンと来ないのだけれど、仮にいろんな意味で相性の良い風俗嬢と出会えたとすれば……アンガールズ田中同様、やはりその子ばかりを指名するに違いない。理由の一つは、私が「百人の女性と一回ずつ性(的)行為に及ぶより、一人の肌が合う女性と100回ヤリたい派」だから。あと一つは、たとえ風俗とはいえど、どうせ一戦交えるんだったら、それなりに会話も楽しめるような関係に……すなわち、ちょっとした恋愛気分を味わいたくもあるから……にほかならない。



 



なのに! 風俗嬢は、まさにアンガールズ田中がおっしゃるとおり「いきなり消えてしまう」のだ。これはもうしょうがないと言えばしょうがないのだが、彼女らのほとんどは風俗を“卒業”しようといったん決めたら最後、「風俗で働いていた」という事実をもきれいサッパリとリセットしようとするため、総じて風俗で知り合った男性とのつながりもバッサリと切り捨ててしまう。いくら、何度も指名して親交を深め、個人のLINEを交換できるくらいの関係を築けたとしても、お店を辞めたら即着拒──せっかく、あんなに仲良くなれたのに、さびしいな……ってことになり果ててしまうのである。



 



ならば、我々男子は一体どーすればよいのか? もし、その彼女と深いだけじゃなく長いお付き合いを本気で続けたいのなら、まだお店に在籍中している間に、真剣に「カノジョ」前提として恋心を抱き、誠実な姿勢で接していくしかない。だから、私は……いや、世の風俗を利用する男たちは、本能的に彼女らの“雲のごとく儚い存在性”に深層部分で畏怖しているからこそ、躍起となって風俗嬢を“店外”へと連れ出すよう、見苦しくはあってもいささか性急に、アノ手コノ手で口説きにかかるのかもしれない。


情報提供元: citrus
記事名:「 同じデリヘル嬢を3年間呼ぶアンガールズ田中。そのリアルな“心の叫び”に共感