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■あなたはどちら? 一人旅が好きな人、苦手な人
「今度の休暇、どう過ごそう? 一人でどこかに行ってみようかな」…こうした気持ちで一人旅に出かけたものの、一人旅を満喫できる人もいれば、さびしくてまったく楽しめないという人もいます。旅に求める目的、旅を楽しく感じるポイントが、両者で次のように異なるからではないかと思います。
【一人旅が好きな人】
【一人旅が苦手な人】
このように一人旅が好きな人は、旅先では一人で行動した方が効率的だと思う人。そして、一人でどこにでも行ける人ではないかと思います。一方、一人旅が苦手な人は、旅先で感じたことを連れと共有したい人。そして、旅を通じて連れとの交流を楽しみたい人ではないかと思います。
一人旅が好きな人は、そもそも「一人旅はさびしいかどうか」ということをあまり考えません。多少のさびしさを感じたとしても、上段の項目のように一人旅のメリットの方が上回っているからです。
一方、そもそも一人旅を楽しく感じられないのは、「ほんとうは一人旅が苦手」だからではないでしょうか? そのため、旅に求める目的が合わず、「こんなところで一人で何やってるんだろう」と思ってしまうのではないかと思います。
■「一人旅ってさびしくない?」に感情的になる理由
ところで、「一人旅ってさびしくない?」と聞かれたときに、無性にイラっとしたり、やたらと反論する人がいます。さびしくないなら「一人の方が気楽だよ」と言えば済むはず。それなのに、感情的になるのはなぜなのでしょう?
心理学には、「コンプレックス」というキーワードがあります。「無意識にある感情によって色づけられた心的な複合体」などと訳されますが、これでは何のことだかわかりませんね。ざっくり言うと、心の中にある「ひっかかり」のこと。人に言われた言葉が妙に気になったり、感情が揺さぶられたりした経験、ありませんか? それは心の中のひっかかり、つまりコンプレックスが引き起こしている感情だと考えられるのです。
つまり、「一人旅ってさびしくない?」と言われてなぜか感情的になる場合、心の中に「一人旅はさびしい」というひっかかり、つまりコンプレックスがあるせいなのかもしれない、というように考えることができるのです。
コンプレックスから目をそらしても、それが消えることはありません。つまりいくら反論しても、「さびしくない一人旅」を目指そうと頑張っても、心の中にある「一人旅はさびしい」というコンプレックスは、ずっとついて回るのです。
■「ミラクル・クエスチョン」で、自分がほんとうに目指す旅を見つけよう!
こうした場合、無理に一人旅を続けるより、ほんとうに心から望む旅を目指した方が、人生は楽しくなるのではないかと思います。
そんな旅を探る方法としてお勧めしたいのが、奇跡の質問「ミラクル・クエスチョン」です。これは、自分がほんとうに目指したいゴールを知るための質問です。
「奇跡が起こり、あなたが抱えている問題がすべて解決したとしたら、あなたは何を得ていますか?」
このように簡単な質問です。これを受けて各自の脳裏に思い浮かぶこと。それこそが、自分自身がほんとうに目指したいゴールなのです。このミラクル・クエスチョンを使って自分がほんとうはどんな旅をしたいのか、ぜひイメージしてみましょう。
「寝ている間に奇跡が起こり、あなたは今、自分がいちばん行きたい場所にいて、人生で最も充実した旅をしています。あなたがいる場所はどこですか? そこであなたは何をしていますか? 何を見ていますか? 何を食べていますか? 一人ですか? それとも誰かと一緒にいますか?」
この質問を受けたときに、脳裏に浮かぶイメージはどんなものでしょう? そのときは一人で充実した旅をしていますか? 誰かと一緒にいますか? こうした質問を自分に投げかけ、理想の旅をイメージしてみてください。きっと自分が心から目指したい旅がどのようなものか、わかると思います。