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海外にも手帳はあります。というか、日本の手帳の起源は、福沢諭吉が1862年にフランスから持ち帰った「西航手帳」とされています。私も昔使っていましたが、英国で1921年に設立されたシステム手帳の元祖「ファイロファックス」は代表的なブランドです。また、最近ではブルックリンのデジタルデザイナー、ライダー・キャロル氏が発案した「バレットジャーナル」という手作り手帳法にも人気があります。
しかし、私自身長い間外資系企業で働いてきましたが、海外の人は日本人ほど手帳を使っていません。
毎年市販用と法人用を合わせて1億冊程度の手帳が出荷され、推定ですが440億円前後の市場規模となっているという手帳。筆者も「2冊使い」しているようです。
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もはや、意外に知られていない歴史的事実なのだけど、手帳でタイムマネージメントする習慣なんて、ここ10年に満たない、かなり新しい手帳の使い方だ。それ以前は、手帳を買うという習慣さえなかった。毎年会社からもらう手帳に、大事な予定を書くか、メモを取るかくらいが一般的なビジネスマンだった。ルーティーンワークがしっかりしているから、個人的なタイムマネージメントは不要だったのだ。
パソコンでは意外にスケジュール管理がしづらいことに気づいた人々や、仕事の質が変わってきた時代背景から、やってきた手帳ブーム。そして現代の手帳の目的とは?
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学生時代、文庫本を手帳代わりにしていたという糸井重里氏が、自分が使いたいものを、と作り始めたのだから、ビジネスマン向きであるはずはない。ただ、公私混同で使えて、好きなように書けて、余分な物が付いていない「ほぼ日手帳」は、私たち自由業者にとっては、初めて、「君たちのための手帳だよ」と言われたような気がしたのも確かだ。そんな手帳は、この世になかったのだから。
システム手帳のブームが去り、一部のクリエイターなどの間で、クオバディスの手帳が流行っていた頃、「ほぼ日手帳」が世の中に与えたインパクトとは。
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