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株式会社デジタルコマースが運営を行う成人向け(アダルト)事業『FANZA(ファンザ)』(※2018年8月に名称変更。旧『DMM.R18』)が発行するメールマガジン『FANZA Magazine』が先日、大々的に発表した“性”に関する統計調査『FANZA REPORT 2018』に、股々……もとい、又々こんな面白いデータが載っていた。
今回は「トラフィック」、つまり「通信回線上における一定時間内の利用状況」に関する調査報告で、都道府県別に「FANZAが発信しているアダルトサイトの平均鑑賞時間」を、1位から47位までランキングする試みである。とりあえずは、そのTOP5とLOWEST(最下位)5を以下に並べてみよう。
1位:神奈川県(平均鑑賞時間:344.21秒)
2位:千葉県(平均鑑賞時間:340.33秒)
3位:長野県(平均鑑賞時間:338.04秒)
4位:埼玉県(平均鑑賞時間:333.70秒)
5位:東京都(平均鑑賞時間:332.86秒)
43位:徳島県(平均鑑賞時間:302.49秒)
44位:熊本県(平均鑑賞時間:300.65秒)
45位:沖縄県(平均鑑賞時間:299.99秒)
46位:宮崎県(平均鑑賞時間:298.76秒)
47位:高知県(平均鑑賞時間:296.27秒)
上位5都道府県にいたっては、もう「関東圏在住者はスケベが多い」「都心に近いだけにあらゆるエロ情報が集中しているから(※ただ、ネットで得られる情報に都心だの田舎だの…は関係ない気もするが)」「東京近郊はエロなファッションの女子も多いゆえ、おのずとモヤモヤしやすくなるから」……くらいの分析しかしようがない(笑)。ぶっちゃけ、一番しっくり来る理由は「たまたまの偶然」だったりする。
下位5都道府県にいたっても、「暖かい地方に住むヒトたちは、総じて性格がサバサバしていて、エロに対しても粘着性が薄い…のでは?」程度の大雑把なまとめ方しか思い浮かばない。そもそもコレらの要因を突きとめる考察自体が無意味なのかもしれない(※FANZAもその要因には一切触れていない)。
ただ、その直後にある「AVを観ている時間帯に日本独特の傾向が!?」と章立てをする追加項目は、なかなかに興味深いものがあった。
「平日は夜8時〜深夜2時ごろまでがもっとも観られている時間帯」「週末の土曜・日曜は昼食時を挟んで日中から楽しむ人も多数見られる」……と、まあここらあたりまでは納得といえば納得もできる。いっぽうで、意外だったのは「平日の早朝4時〜7時の間が、わりと盛り上がりを見せている」といった事実である。つまり「出勤(あるいは通学)前」に“イッパツヌイておく”ということで、この傾向は『Pornhub INSIGHTS(2017 YEAR INREVIEW)』で紹介されている“世界的なトレンド”とも逸脱している……らしいのだ。
日本男児は朝からスッキリしたい──その気持ちは、まだ一応“現役”をつらヌク一初老男性である私もわからなくはない。朝イチでモヤモヤした煩悩をキレイに振り払えば、脳が冴え、執筆活動にも爽やかに集中できる。だが、それだけじゃあ「日本独特」の説明がつかない。FANZAは「“朝勃ち”がある範囲影響しているのでしょうか?」と言及しているが、これもやはり同様である。
もしかすると、世界でもほとんど類がない壮絶なラッシュアワーが大なり小なり関係しているのではなかろうか? そして、またコイツも日本独特的な性犯罪である「痴漢」に走らないよう、憚らずもギュウギュウ詰めの電車内で隣り合わせてしまったお色気ガールにムラムラしないための“予防手段”なのではなかろうか?
あと、日本人男性が他国と比べても「夜は疲れ果ててしまっている」といった可能性も捨てきれない。いずれにしろ、世知辛い“仮説”であることだけは間違いない……。