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風疹の抗体検査、30~50代男性は無料へ 厚労省方針(朝日新聞デジタル)https://t.co/glze5Ci21k
この年代の男性は多くの人が接種していなかったことがわかっているにも関わらず、(厚労省)検査を無料にしました!ドヤ!なあたりに絶望的なそっちじゃない感がある。ワクチンを無料にしてくれよ
—タビトラ (@tabitora1013) 2018年9月27日
ウェブ上で、風疹の抗体検査について話題になっています。
そもそも風疹とはどんな病気なのでしょうか。産婦人科医の清水なほみ先生にお伺いしました。
風疹は発熱・リンパの腫れ・発疹などが主な症状です。麻疹より症状は軽いですが、妊婦さんに感染した場合お腹の中の赤ちゃんに先天性風疹症候群という病気を引き起こしてしまいます。
それでは「抗体検査」とはどういうものなのでしょう? また、なぜ30~50代の男性のみが「検査無料」の対象になったのでしょうか。
風疹の抗体検査とは、風疹に罹ったことがある人またはワクチン接種したことがある人が体内に持っている「抗体=風疹に罹らないようにする兵隊の役割をするもの」が充分にあるかどうかを調べる検査です。
これまで妊娠を希望する女性を対象に自治体が抗体検査を無料で実施し、抗体がない人に対しては格安でワクチンを接種できるようにしていました。今回、感染を拡げているのがワクチン未接種世代の男性(1995年までは女子中学生のみが対象)のため、補助を拡げた経緯があると思われます。
この世代に抗体を持つ人が少ないことはすでにわかっているので、抗体検査ではなくワクチン接種を助成して速やかに感染拡大を食い止めるべき、という声が多数挙がっています。
検査をせずにいきなりワクチンを接種しても大丈夫なのでしょうか?
たとえ抗体が高い状態でワクチンを打っても、害はありません。
予防接種をしていない男性に、まずは抗体検査から……というのは、なんとも遠回りな補助であることは確かです。男性たちが気軽にワクチン接種できるよう、もう少し国が動いてくれることに期待です。
※ワクチン接種の年代別推移はこちらをご参照ください。