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多くは追越車線から混みはじめるという。追越車線はその名のとおり、走行車線にいる遅いクルマを追い越すために使う。なので道路が混んできて前のクルマのスピードが落ちてくると、多くのドライバーは反射的に追越車線に移る。よってここに車両が集中し、こちらから渋滞が始まるそうだ。
前の車のスピードが落ちてきたときに反射的に追越車線に車線変更する人が増え、ここに車が集中することで渋滞がはじまるという仕組み。「渋滞予防のため走行車線をご利用ください」というメッセージを出している区間もあるのだそうです。
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なぜ渋滞するのか。これについてはテレビなどでも取り上げられるのでご存知の人もいるかもしれないが、クルマが多い、車線が減る、料金所があるなどの物理的な理由以上に、感覚的な理由もある。
よく使われるのが「サグ」という言葉。英語で書くとsagで、辞書を引くと「たるむ」「たわむ」「ゆがむ」「落ち込む」など、ネガな言葉ばかり出てきて、自分の肉体や精神まで気になってしまうけれど、道路関連でこの言葉を使うときは、下り坂から上り坂に切り替わる場所になる。
時間あたりの通過台数が減る、渋滞を敬遠して高速道路に乗らない人も出てくるなどの懸念から、高速道路会社にとっても渋滞はマイナスなのでさまざまな策が講じられていることは事実。それでも避けられない渋滞と賢く付き合うコツとは?
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高速道路の場合、交通が集中すれば渋滞する場所は決まっているし、曜日と時間帯である程度は予測できる。また、GWにはサンデードライバーが大挙して高速道路に乗り出して来るので、事故による渋滞も覚悟しておいた方がいい。
ちなみに、NEXCOの渋滞予測はかなりおおざっぱである。たとえば「御殿場ICと厚木ICの間で、午前9~午後3時の間に5km以上の渋滞が予測される」という予測は、あまり参考にならない。渋滞予測を参考にするなら、距離は15~20km以上をチェックすべし。
高速道路も一般道もくまなく渋滞予測をチェックし、ときには小道にもトライしてみる価値があるという著者。それでも渋滞を避けられないなら、せめて渋滞によるドライバーのストレスを減らすのが賢明だとアドバイスしています。
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