文字情報でやりとりするネット社会では、顔や声が届くリアルのコミュニケーションにはない文章のテクニックが求められます。相手に誤解を与えたり炎上したりしないための文章術についてプロライターが持論を展開しています。



 



 



 



■必要なのは「受け手側の誤読を極力防ぐ」心構え




SNSってヤツは、“文章リテラシー”云々を抜きにした部分で“全員参加”が許されている、すなわち「正確な意味合いではなく、なんとなくのニュアンスを伝える」ツールゆえ(※とくにTwitterは文字数制限があるので、分かりづらい文章になりやすい。総じて文章とは文字量を増やすより、削ってまとめるほうが難易度が高い)、そこになにかを発信したからには、どんなに国語力に乏しいヒトによるトンチンカンなツッコミが跳ね返ってきても、それは「覚悟の上」であるべき。




自分が書いた文章の意図をユーザーに読み取ってもらえず、文意と違ったところで叩かれたり中傷されてしまったら最後、その時点で「負け」というのがプロの考え方のようです。



 





もっと詳しく知りたい方はコチラ>>“文章リテラシー”が低下する時代に、プロライターが考える「受け手側の誤読を極力防ぐ」心構え



 



 



 



 



■「炎上覚悟」の記事がむしろ炎上しにくい




「炎上覚悟で〜」の枕詞は、いつのまにか本末転倒的に「本音を言いづらい」ツールと化してしまったSNSの原点、すなわち「日常生活では語れない、公開できない自身の側面を本音で語る場」に戻るための有効な後ろ盾、キラータームになりうる




炎上覚悟で投稿した記事は炎上しにくいというのが筆者の持論。冒頭に「炎上覚悟で〜」とのお断りさえ入れておけば、仮にその主張が炎上してしまったとしても、詫びを入れやすいというのがその理由のようです。



 





もっと詳しく知りたい方はコチラ>>リスク承知のぶっちゃけに共感!? 「炎上覚悟」の記事が炎上しづらいワケ



 



 



 



 



■シーン別に知っておきたい「形容詞」の加減




「LINEのやりとり」。とくに今の若い男女たちは、プライベートだと10行や20行にも到ってしまう、ロジックで縦に長い“フキダシ”を嫌う傾向が強い。したがって、回りくどい“解説文”を「ヤバすぎ」だとか「エロい」だとかの形容詞で片付けてしまうテクニックを磨き、最悪でも3行でコミュニケーションを交わさねばならないのだ。




「形容詞に頼りすぎない」ことがプロっぽい文章術であるという著者。一方でLINEなどのコミュニケーションツールにおいては、その「形容詞」の使い方こそがポイントとなるようです。



 





もっと詳しく知りたい方はコチラ>>「形容詞」に頼りすぎない大人の文章テク(ただしファッションとLINEは除く)



 


情報提供元: citrus
記事名:「 プロライターが考える「ネット社会を生き抜く」文章術