「金融マーケティングの専門家と個人投資家の本音でつくる総合経済メディア」をコンセプトとするWEBサイト『MONEY VOICE(マネーボイス)』が、『「婚約指輪を折半したい」彼女に申し出る男はアリ?ナシ?「甲斐性なし」「都合のイイ男女平等」ジェンダー論争の“新たな火種”に 』なるタイトルの記事を配信していた。

 

まずは、一切の先入観を捨て、↑をクリックして読んでもらいたい。

 

要は、めでたく婚約を果たしたカップルの男性側が、女性側に

 

「婚約指輪の購入代金を半分出してはくれまいか?」

 

……と懇願した……という内容の話である。もう少々、詳細を付け加えると

 

男性側:婚約指輪は安いものでも17万円ほどするので、そのあまりの高額さに驚いた。

 

女性側:「婚約指輪の半返しとしてオーダースーツか時計をプレゼントしたい」と提案。

 

男性側:「とくに欲しいものはないから、婚約指輪を折半してほしい」と提案。

 

女性側:「婚約指輪の折半なんてありえない!」とブンむくれ。

 

男性側:これまでのデートも割り勘で嫌な顔一つしなかった彼女の本性を見てしまった気分に……。

 

……みたいな経緯(いきさつ)であった。

 

さて! ここまでをご覧になって、賢明なるcitrus読者の皆さまは、どのような心象を抱いたことだろう?

 

個人的な雑感を述べれば、この21世紀初頭──2023年の時点では「まだなかなか受け入れられない発想」であり、「アリか? ナシか?」の2択ならば……まあ、やっぱ「ナシ」だろうな……と思う。私も最初は「マジありえんでしょ!」とツッコんでしまった。

 

ただいっぽうで、「男女平等」を謳う昨今の社会的風潮の一環として、このまま「割り勘文化」がいっそう徹底化されていくと──仮にこれが50年後……下手すりゃ20年後とかだったら、どうなっているか予測できないぞ……とも思った。

 

とりあえず、こうした “不公平感”を是正するためか、現状では同ツイートに登場する女性も提案している「半返し」といった “慣習”のようなものも、一応は耳にする。が、もしかすると「婚約指輪」はともかくとして、「結婚指輪」はおたがいが相手の指輪を購入し合う時代は近い将来、やって来るのかもしれない。


あと、(一般的な)結婚の三大儀式とされる

 

「結婚指輪・結婚式・新婚旅行」

 

……の各予算を調整し、その合計を二人で “割り勘”する(※たとえば、合計100万円で、結婚指輪50万円・結婚式30万円・新婚旅行20万円だとしたら、婚約指輪代は男性側が出し、残りの結婚式・新婚旅行代は女性側が出す……なんて風に?)時代も、やはり遠からず……やって来るのかもしれない…………いや、すでにやって来ているのかもしれない。

 

いずれにせよ、今回の “主役”である男性の切実なる「懇願」が、このご時世でどれくらい程度 “非常識”──「マジありえない」のかは、もはや私のようなオジ(イ)サンにはわからない。しかし、この「結婚指輪を折半」という感性が、単に

 

「時代をチョッピリ先取りしすぎちゃっただけ?」

 

……な可能性も……ややなくはないのだ。

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情報提供元: citrus
記事名:「 ヤング世代の割り勘文化はここまで来た!? 「婚約指輪の折半」はアリか? ナシか?