来年38年のプロレス人生に終止符を打つプロレスラーの武藤敬司が、28日放送の『しゃべくり007』に出演。来年予定されている引退試合をめぐり、リハビリ生活を支えてくれた恩人と交わした“絶対NG”の約束について明かした。

番組では『クイズ! 私のこと、覚えてますか?』と題し、武藤に関係した人たちが登場。その中のひとりで、“あの約束忘れてないですよね?”とのタスキを掛けて登場したのが、数年前、武藤のヒザのリハビリを担当した理学療法士の池田光佑氏。

長年の試合でひざを酷使するあまり、歩くのも困難になっていた武藤。4年前にヒザに人工関節を埋め込む手術を行ったが、人工関節装着後にプロレスの試合に復帰する前例はほとんどなかったという。

復帰について不安を抱えていた武藤を支えたのが、術後のリハビリを担当した池田氏。実は子どもの頃から武藤の大ファンだったそうで、ストレッチや筋トレなどリハビリを行いながら寄り添い続けたという。そして競技復帰を不安視していた主治医に試合映像を見せ、ヒザに負担を掛けない戦い方を説明し、プロレスの復帰にGOサインを出す足がかりを作ったことが紹介された。

そんな武藤の試合復帰を支えた池田氏が“絶対NG”として禁止令を出した技が、トップロープからバック転をし、リングに倒れている相手に覆いかぶさる武藤の必殺技『ムーンサルトプレス』。ヒザに大きな負担がかかる必殺技だけは“絶対にやらない”と約束を交わしたという。

ところがプロレス好きとして知られる、しゃべくりメンバーの有田哲平が復帰戦について「(約束を)破りませんでしたっけ?」と武藤に問いかけると、「1回だけやっちゃった」と小声でコメント。試合で必殺技を繰り出す武藤の姿を見ていたという池田氏は「ああ、本当にやっちゃったな」と当時の心境について振り返った。

すると来年、引退試合を行う予定の武藤はここぞとばかりに「引退試合でもう1回やっていい?」と池田氏にお願い。すると「そうですね、病院の立場としては絶対にやらないでいただきたい」と冷静に答える池田氏。しかし、ファンとして見たいかどうかを尋ねられると「ファンとしては見たい」とコメントするなど、複雑な心境を告白。

これを受けて「またお世話になるかもしれません」と、再び約束を破ってしまうことを匂わせた武藤。MCの上田晋也から「やる気満々じゃないですか!」とツッコまれるも、38年間のプロレス人生の集大成とも言える引退試合に全力で挑む思いを明かした。

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写真提供:(C)NTV

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情報提供元: citrus
記事名:「 プロレスラー武藤敬司「1回だけやっちゃった」恩人と交わした“絶対NG”の約束を破る