そんな心身の不調を我慢してしまう大学生が、我慢に代わる選択肢を選べる環境づくりをサポートしようと立ち上がったのが、株式会社ツムラ。
大学と連携してスタートした「Carellege Action」について、詳しく紹介する。
大学生の健やかな毎日をサポート!「Carellege Action」
3月16日(木)、同社は「Carellege Action」の取り組みについての説明とトークショーを開催。
ゲストに俳優の井桁弘恵さんが登壇し、自身の経験やプロジェクトへの思いを語った。
「Carellege Action」は、 CareとCollegeを組み合わせた造語。同社が2021年より取り組んでいる「#OneMoreChoice プロジェクト(※1)」から大学生に向けて、2023年4月よりスタート予定だ。
名前の由来について、「『学生にとって身近な大学がいつでも頼れる場所になるように』という思いを込めて付けました」と話すのは、イベントに登壇したツムラ コーポレート・コミュニケーション室 室長の犬飼律子氏。
「心身の不調や悩み、健康について気軽に無料で専門家に相談できる仕組みや、自分や周りの人をケアするための知識や情報に触れる機会と場を提供していきたい」と同プロジェクとの意義について語った。
「私の学生時代に欲しかった!」井桁さんも取り組みに期待
トークセッションでは、「Carellege Action」に対する思いを述べた井桁さん。
自身の学生時代を振り返り、「大学1,2年の時は寮にいて、同世代の同性の友人が身近にいたので相談をしていた方だと思います。一歩踏み込んだ話や、病院に行って相談するなどはできていなかったと思います」とコメント。
前述の調査結果同様に、学生時代に心身の不調を相談できる場所がなかったことを話した。そのうえで、4月からスタートする「Carellege Action」についてはこのような感想を。
「本当に画期的というか、今までなんでなかったの?と思うような素敵な企画だと思います。大学生は体や環境など人生の中で変化の多い時期なので、気軽に質問できる場があるのはありがたいですね。私の大学時代にあったら良かったのに、と思いました」
と、今回の取り組みへの共感を示した。
「Carellege Action」の具体的な活動内容
主な活動内容は大きくわけて2つ予定している。
[1]「ヘルスサポート」を提供
大学校内など、大学生がアクセスしやすい場所に設置し、医師などの専門家に気軽に心身の不調や体の悩みを相談可能。
費用や保険証は不要とハードルが低く、またプライバシーに配慮しているため安心して相談できる。
[2]大学生向け #OneMoreChoice 研修を実施
隠れ我慢を(※2)なくすための企業や団体向けに開発した研修を、新たに大学生向けにアレンジ。
「自分の隠れ我慢タイプ」と「我慢に代わる選択肢」について専門家から学べるのが特徴だ。
ライフステージにわたる健康管理と合わせた、自分のライフ・キャリアプランの考え方を学ぶきっかけにしてほしいという狙いがある。
創業から100年以上、さまざまな不調に寄り添ってきたツムラ。発足から3年目を迎えた「#OneMoreChoice プロジェクト(※1)」から生まれた「Carellege Action」は大学生の「隠れ我慢」を無くし、学生の段階からヘルスリテラシーを向上させることにつながるだろう。
今後の予定や活動報告などは、「#OneMoreChoice プロジェクト(※1)」サイト内の「Carellege Action」ページからチェックしよう!
----
(※1)ツムラによる持続可能な社会に向けた取り組みのひとつ。「誰もが不調を無理に我慢することなく、心地よく生きられる健やかな社会」を目指して、中長期で取り組むことを宣言している
(※2)心身の不調を我慢していつも通りに仕事や家事を行うこと。ツムラが定義
【参考】
※ツムラ「Carellege Action」
https://www.tsumura.co.jp/onemorechoice/carellege/
情報提供元: 美容最新ニュース