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銀山温泉は山形県の尾花沢市中心部から車で約30分走ったところにある温泉街です。山の中にある温泉街のため、寒さが激しく、真冬には雪も降り積もります。
温泉街には、銀山川の両岸に数多くの 木造温泉旅館 が立ち並び、 まるで大正時代にタイムスリップしたような 気持ちにさせてくれます。
そんなレトロな雰囲気の銀山温泉への旅行は、 1月〜2月の雪の降り積もった時期が特におすすめ 。
大正時代の面影を残す街並みに雪が降り積もり、夕暮れ時になると街中のガス灯に明かりが灯り、 より一層ノスタルジックな雰囲気が漂い人々を魅了します 。
その風景は 「千と千尋の神隠し」 の舞台ようだと話題を集め、全国から観光客が訪れます。また、国民的ドラマ 「おしん」の撮影地 としても使われました。
銀山温泉の始まりは1596~1615年といわれています。
「銀山」の名前の由来となったのは、江戸時代の初期に栄え、最盛期には日本三大銀山にも数えられた延沢(のべさわ)銀山です。その後にその場所が温泉地として栄えるようになり、「銀山温泉」と名がつきました。
正直、銀山温泉へのアクセスは便利とは言えません。
都内からだと、 新幹線、自家用車、飛行機、高速バス の手段があります。順にアクセス方法をお伝えします。
銀山温泉へ行くにあたって、 銀山温泉の最寄駅はJR大石田駅 という駅になります。
まずは都内から新幹線の方は銀山温泉の最寄駅「大石田駅」まで行くことになります。新幹線の場合だと、JR山形新幹線「つばさ」に東京駅から乗車し、約3時間30分かけてJR大石田駅へ行くことができます。
JR大石田駅から銀山温泉までのアクセスは、バスまたはタクシーになります。駅の入り口を出て左へ進むと、蔵のような建物があり、そこがバスの待合所になります。大石田駅から銀山温泉までは、「はながさバス」が運行する路線バスに乗って向かいます。
銀山温泉行きのバスは1日5本。大石田駅から銀山温泉までは720円。約40分で温泉街の入り口のバス停に到着します。(時期などによってバスの本数や出発時刻の変更がありますので、下記サイトにて時刻表を確認することをおすすめします。)
http://www.hanagasa-bus-taisei.co.jp/base.html
タクシーで行くことも可能です。バスの本数は決まっているので、時間が合わない人や、人数が4人など大人数であればタクシーを使うのも良いでしょう。所要時間は30分程です。少人数であればその分割高になってしまうので、気をつけましょう。
また、銀山温泉での宿泊を予定している方は、宿に無料送迎バスがあるところもあります。事前に確認しておくと良いでしょう。
車を利用してアクセスする際は、東北自動車道と山形自動車道を利用します。
川口JCTから東北自動車道に乗り、村田JCTで山形自動車道に乗り換え。その後山形北ICで山形自動車道をおり、一般道を1時間ほど走ると銀山温泉に到着します。
およそ5時間〜6時間はかかるでしょう。途中で休憩もすることを考えると、半日は移動時間となってしまいます。旅行期間が短いのであれば、飛行機か新幹線がおすすめです。
羽田空港から約1時間で山形空港に到着します。山形空港からは予約不要のバス「おいしい山形空港バス」を利用すれば、約1時間15分で銀山温泉へ行くことができます。
気をつけておかなければいけないのが、バスの時間です。バスの運行本数は1日1~3便と限られているため、山形空港の公式サイトで事前に時間を確認しておく必要があります。
https://www.yamagata-airport.co.jp/cms/obanazawa-access/
東京から銀山温泉までの直行の高速バスは残念ながら出ていません。安く行きたいという方は、まず東京駅八重洲口から各バス会社が運行する仙台駅までの夜行バスに乗車。移動時間は5~6時間程になります。
そして仙台駅からは山交バス「特急48ライナー」新庄行きに乗り、約1時間45分。尾花沢待合所で降車し、尾花沢市営バス銀山温泉行きに乗り換え、35~45分程で銀山温泉に到着することができます。
乗り換えがあり大変な上、移動時間がかなりかかってしまうため、あまりおすすめはできません。しかし、時間に余裕があり、仙台観光も併せてしようと思っている方にとってはいいかもしれません。
http://www.ginzanonsen.jp/access.html
2022年7月にNEWOPENした「本館古勢起屋」さん。 銀山温泉街に佇む登録有形文化財指定の宿 であり、日本建築美を愉しむ レトロなお部屋 と、土間と囲炉裏のある レトロモダンラウンジ 、書をモチーフにした「黒」のお風呂と銀山の歴史を再現した「白」のお風呂があるこだわりの詰まった歴史あるお宿です。
レトロモダンなお宿でゆったりと優雅なひと時を楽しめること間違いなしです。
お宿に入ってからは 非日常を楽しんでもらいたい という思いを込められてサービスを提供されているお宿になります。
建物の建築にも相当こだわりが詰まっています。ステンドグラス、和紙、細い竹の簾虫籠(すむしこ)のスクリーンを重ね合わせて作られた空間で心落ち着く時間を過ごせることでしょう。
藤屋旅館には、5つの趣きのことなる温泉が用意されています。5つともプライベート空間の温泉のため、24時間好きな時間に、好きなお風呂を誰にも邪魔されずに堪能することができます。
ガス灯のあるノスタルジックな温泉街の中心地にある 1日4組限定のお宿 です。
大切な人と素敵なひと時を楽しんでもらえるようにと、山形の食材をふんだんに使用したお料理と、効能豊かな温泉、心のこもったおもてなしでお出迎えしてくれます。
銀山温泉は、昼間の街歩きも見ごたえ充分!西洋文化が入ってきた大正時代の貸衣装を着て、レトロな街並みを歩いてみるのもいいでしょう。
そして銀山温泉の良さは徒歩圏内にカフェや食べ歩きスポット、おみやげ屋などが充実しているところ。昼間や夕暮れ時にも散策が楽しい温泉街です。
そこでぜひ立ち寄ってもらいたいお店をご紹介します。
築140年の歴史ある古民家の中で、 雪景色を眺めながら、絶品のお蕎麦をいただける とあって、銀山温泉ではかなり人気のお蕎麦屋さんです。また、ここでは、NHK連続テレビ小説・おしんの味を忠実に再現した 名物「おしん飯」 を頂くことができるとあって話題になっています。
おすすめは、 素揚げした茄子をたっぷりとのせた揚げ茄子おろしそば と、細かく刻んだ大根の葉や青菜漬けを混ぜた素朴な風味のおしん飯を一緒にいただけるセットです。
肥沃な大地、澄んだ空気、そして清らかな冷水が揃う山形県は蕎麦の名所であり、お蕎麦はとっても美味しいのでぜひ食べる価値ありですよ。
https://www.izunohana.com/
はいからさん通り手前の曲がり角、温泉街の中心にあります。 2階からは温泉街を見下ろすことができる のでおすすめ。
ここでは、焼きココアが人気のようです。寒い冬に甘く香ばしいココアがとっても美味しいこと間違いありません。店内も落ち着いたインテリアと清潔感ある佇まいでゆったりと過ごせます。
旅館をチェックアウトした後に少し温泉街を散歩してカフェでお茶をするのに立ち寄ってみてはいかがでしょう。
都心からでも1泊2日あれば行けてしまう銀山温泉。
大正にタイムスリップしたような風景に出会える銀山温泉へ一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
きっと心安まる素敵な旅になるはずです。
余暇プランナー
初めまして。好きなことは、旅行、キャンプ、温泉、サウナ、サーフィン、野外フェスなど。大学時代にマレーシアとカナダへ留学に行ったことを機に、自分の知らない世界を知ることの面白さを実感しました。新たな人との出会いも、旅行ならではの面白さだと思います。家族や友達との旅行はもちろんですが、一人で旅することもまた面白いなと、最近になりとても感じ始めました。自分の書いた記事が、誰かの旅のきっかけになってくれたら、嬉しいです。
【山形】昭和にタイムスリップ!今年の冬はレトロ感満載「銀山温泉」へ行こう