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青ヶ島の気候・面積・人口・歴史や、住んでいる人の暮らしについてご紹介します。
青ヶ島とは都心から358km南に位置し、八丈島から約70㎞ほど離れた場所で、面積が5.96平方キロメートルの島です。伊豆諸島の有人島としては最南端に位置 しています。
島全体が黒潮暖流の流れに包まれており、年間平均気温は 一年を通して10~25℃と温暖な気候 です。これは東京はもちろん宮崎県よりも高い気温となっています。 湿度は年間85%と伊豆諸島の中でも特別高く、春特有の突風や梅雨、秋の台風には注意が必要 です。
ただ、青ヶ島の集落は標高250m以上にあるため、島に上がれば八丈島などその他の島々と比べてやや涼しく感じられるでしょう。
アメリカの環境保護NGOが「死ぬまでに見るべき絶景13」に選出 したことで、海外からも注目されているスポットなんです。 ユニークな地形の「二重カルデラ」や満天の星空が楽しめます。
この島ならではの 特産品である「青酎」 は島の植物”オオタニワタリ”を使って自然麹で仕込んだ焼酎で、人気があるんですよ。
黒潮の中央ににぽつんと浮かぶ青ヶ島ですが、いつ現れて人が住むようになったのか、実ははっきりしたことは分かっていないんです。初めてこの島に住んだ人は、きっと黒潮に運ばれてきたのだろうと言われています。
青ヶ島が初めて歴史上に出てきたのは15世紀に入ってから なんですが、 当時は海上交通が困難であったため、船の遭難などの海難事故の記録ばかりが残っています。 この青ヶ島の歴史に大きく名を刻んだのが、 天明5年(1785年)に起こった「天明の大噴火」 なんです。このとき島民200人程が70km離れた隣島の八丈島へ逃れたため、 青ヶ島は無人島と化しました。
その後、佐々木次郎太夫らが先陣を切ってふるさと 青ヶ島へ還住できたのは、約半世紀も後の天保6年(1835年) のことでした。そのときの人口は240人ほどでしたが、半世紀後の 明治14年には、最大人口となる754人を記録。 しかし、年に2回小笠原行きの船が青ヶ島へ寄港するようになり、 小笠原諸島などへの人口流出が起こります。 それからは 400人ほどの人口推移 となりました。
明治38年に東海汽船のマミノエ丸が寄港するようになり、青ヶ島への定期航路が始まりました。この航路開拓により、孤島に近かった青ヶ島は本土との交流ができるようになり、島は発展。 昭和15年には人口407人の「青ヶ島村」へと独立を果たしました。
住所表示は島全域が無番地で「東京都青ヶ島村」 となっています。お店や娯楽施設などが少なく仕事も限られているため、希望の仕事に就くのは難しいかもしれませんが、 リモートワークやワーケーションで今注目されています。2020年3月に光回線が開通 し、島民も少ないため、快適にネットを使用できるそう。 ネットショップで買い物をした場合、数日遅れることはありますが、本土と変わらず通常通り配送してもらえます。
島民同士が顔見知りということも少なくないため、 お互いに助け合い暮らしている そうで、子育ての面でも教師と子供の距離感が近く、島ならではの魅力なのかもしれません。
お金を使って楽しむ娯楽がほとんどないため、 貯金がしやすい という面も。 島民はサウナへ行ったり、島内に2軒ほどの居酒屋へ行ったり、バーベキューや釣りなどのアウトドアを楽しんでいるそうですよ。
本土から青ヶ島への直行便はなく、 八丈島経由になります。
八丈島へは飛行機または船を選択 できますが、 八丈島から乗り換えが必要で、ヘリコプターまたは船で青ヶ島へ 向かいます。絶海の孤島のため、アクセスはまだまだ良くないですが、 飛行機とヘリコプターを使えば最も移動時間が短く、約70分で青ヶ島に到着できます。
移動時間が一番短い方法で、トータル約70分 で青ヶ島に到着します。 飛行機で本土~八丈島まで約50分、ヘリコプターに乗り換えて八丈島~青ヶ島までは約20分です。
ヘリコプターは「東京愛らんどシャトル」の公式ウェブサイトから予約 できます。 365日運航、乗客定員9名 です。
料金やスケジュールは各ホームページをご参照ください。
移動時間はトータルで約3時間半 で青ヶ島に到着します。 飛行機で本土~八丈島まで約50分、船に乗り換えて八丈島~青ヶ島までは約2時間半です。
船は伊豆諸島開発の連絡船 「くろしお丸」で、予約は不要 です。
運航決定は当日朝7時で欠航となる場合もあり、風浪・潮流の影響を受けてダイヤが乱れることもあるので注意 しましょう。 当日の運行状況や到着時間等は電話で確認することができます。
https://www.vill.aogashima.tokyo.jp/press/kuroshiomaru_info.pdf
移動時間が一番かかる方法で、トータルで約13時間 で青ヶ島に到着します。 船「橘丸」で本土~八丈島まで約11時間、船を「くろしお丸」に乗り換えて八丈島~青ヶ島までは約2時間半です。
https://www.vill.aogashima.tokyo.jp/press/kuroshiomaru_info.pdf
https://www.vill.aogashima.tokyo.jp/access/
本土からの移動を終えたら、大自然のお出迎えですね♪ここでは都会での忙しい暮らしを忘れて、のんびりと大自然の魅力を体感しましょう。 青ヶ島で有名な観光名所を3つご紹介 しますので参考にしてみてくださいね。
外輪山の北西部にある展望公園です。 展望台は標高約400mのところにあり、ぐるりと360°広がる大パノラマを楽しむことができます。北側に八丈島、南側には内輪山とカルデラ・二重式火山が一望できますよ♪
複式火山の絶景と果てしなく広がる太平洋には圧巻されること間違いなし! 天気が良ければ星空と八丈島も見ることができます。
https://www.vill.aogashima.tokyo.jp/star/sea/place.html
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島の玄関口にある青ヶ島港、通称・三宝港は、青ヶ島の南西部に位置する 島内唯一の港 です。 三宝港と八丈島を小型定期船が行き来し、島民の生活や島の経済活動を支えています。 現在では、さらなる経済活動の発展に向けて、 防波機能を備えた岸壁の整備が進められています。
三宝港は、高架橋が入り組んだ複雑な構造で、 要塞か軍事基地を思わせるような威圧的な見た目 なのですが、島民の生活を守るために日々復旧と改良を重ねてきた結果と言えるでしょう。
https://www.soumu.metro.tokyo.lg.jp/09hatijou/d/d-aogasima/d-aogasima.html
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標高200m、島最北端部の崖の上にある島でただ一つの牧場です。 毎年8月には和牛の品評会を兼ねた「牛祭り」と呼ばれる夏祭りが行われ、青ヶ島の産業の一つである 黒毛和牛が飼育 されています。
集落から離れた場所にあり、夜は静寂に包まれていて街灯が一切無いので、 星空をゆっくり眺められますよ♪
都会では決して味わうことのできない、自然と星に包まれた空間を満喫してみてはいかがでしょうか。
https://www.tokyo-islands.com/about/aogashima/
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青ヶ島は大自然に恵まれているので、日々の忙しさや悩みも吹き飛ばせそう ですね。そんな大自然のエネルギーを取り込んで帰ってきたら、日々頑張れそうな気がしてきます。ぜひ青ヶ島でパワーチャージしてみてはいかがでしょうか。
出典・参考
余暇プランナー
フリーランスwebライターのnanakkoです。 旅行・食べ歩き・美容・映画・ゲーム・動画鑑賞など多趣味です。 特に旅行が好きで、旅行中はもちろん、どこへ行って何をするか計画を立てている時ってワクワクしますよね。 「こんなところあったんだ!」という新たな発見と共に、「行ってみたいな!」と思ってもらえる情報を皆さんに発信していきます。
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