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金沢駅は、米国の旅行雑誌『トラベル・アンド・レジャー』誌の 「世界で最も美しい14駅」 に選出されたこともある駅です。シンボルとなっている「鼓門(つづみもん)」は、石川県の伝統芸能「加賀宝生」で使われる鼓をイメージしたもの。
夜にはライトアップやプロジェクションマッピングが行われることも。 ライトアップのカラーは、加賀五彩(えんじ、藍、草、黄土、古代紫) をイメージしたもので、ここにも金沢の美へのこだわりが感じられますね。鼓門の美しさをより強調する世界観をお楽しみください。
鼓門の奥には、大きなガラス製のドーム「もてなしドーム」が行き交う人々の屋根となっています。金沢は 「弁当忘れても傘忘れるな」 という言葉があるように、年間降水量は日本トップクラス。もてなしドームは、金沢に来た人たちが濡れないようにという、雨や雪が多い金沢ならではのおもてなしの心を表しているんだそうですよ。
ひがし茶屋街で見られるのは、 美しい出格子と石畳が続く城下町らしい古い街並み 。国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されています。和の趣があり、着物をレンタルして街歩きをするのもおすすめ。昔使われていた町屋をリノベーションしたショップやカフェが多数あり、お土産選びにも食べ歩きにもぴったりです。
ショップは、金沢の名産品麩や金箔を使った食や、伝統工芸品を取り扱っているお店、地酒を扱っているお店などさまざま。食べ歩きをするなら、 金箔をまるまる1枚使用した見た目も豪華な「金箔ソフト」や「金のたこ焼き」 は必食です!金箔といえば、金箔屋さくだには、実際に使える黄金トイレ(女性用)があるので女性の方はぜひ行ってみてください。
また、伝統文化や伝統工芸を体験できるショップもあります。小物に 金沢らしい絵柄の金箔を貼る金箔貼り体験 が人気です。お茶屋美術館では、茶屋造りの伝統的な建物や当時の芸妓さんが身につけていた美しい道具や髪飾りを見学することもできます。
昔ながらの土塀や石畳が連なる長町武家屋敷跡。 タイムスリップしたような街並み ですが、金沢の繁華街・香林坊や片町のすぐ近くにあります。
加賀藩時代に、上流・中流藩士が住んでいたとされ、今でも人が住んでいる屋敷がほとんど。その中でも、 一般公開されているのが「武家屋敷跡 野村家」 で、前田利家に仕えていた野村伝兵衛信貞の屋敷です。特に、庭園は樹齢400年以上の山桃をはじめとし、灯籠や曲水がバランスよく配置され、和の美しさが凝縮されています。実際の戦いに使っていた甲冑が展示されているのも見どころの一つです。
武家屋敷跡周辺には、伝統文化を体験できたり商品を購入できるショップも。 鏑木商舗 金沢九谷ミュウジアム では、色とりどりの貴重な九谷焼コレクションを見ることができます。長町友禅館では、加賀友禅の本格的な手書き彩色体験もありますよ!
兼六園は、水戸の偕楽園、岡山の後楽園と並ぶ 日本三名園の一つ 。金沢城の外庭として作られた3万坪の大名庭園で、金沢を代表する名所です。春には桜、秋には紅葉と庭園の融合が美しく、多くの人が訪れます。
写真の右側に写っているのが 「ことじ灯籠」で、兼六園のシンボル です。庭園の風景を琴に見立てるなんて、風情を感じますよね。また、雪の重みで木が折れないように縄で吊り下げる 「唐崎松の雪吊り」は、冬の風物詩 。凛とした佇まいは言葉を失う美しさを放っています。
年間を通して定期的に開催されている ライトアップの時期もおすすめ です。景観の良さを引き出すライトアップで、日中とはまた違った趣を感じますよ。通常は入場料がかかりますが、夜間は入場が無料。夕食の後に戻ってでも立ち寄りたいスポットです。
https://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kenrokuen/
加賀百万石のシンボル、金沢城。 加賀藩前田家の歴代藩主の居城 として明治2年まで実際に使われていました。火災により一度はほとんど消失してしまったものの、古絵図や古文書をもとに復元されました。
兼六園側から向かうと出迎えてくれる石川門は、重要文化財にも指定されている金沢城のトレードマーク。春になると ソメイヨシノ、ヒガンザクラ、ヤマザクラなど約400本の桜 が彩ります。金沢城公園内に位置する「玉泉院丸庭園」も、人気の見どころの一つ。併設の玉泉庵では庭園を眺めながら、抹茶と和菓子をいただくこともできますよ。
また、お城本体に目が行きがちですが、お城の土台部分である石垣にも注目してみてください!金沢城は多種多様な石垣が一つのお城に揃っているため、 「石垣の博物館」 と呼ばれるほど。◯や卍などの記号が彫られているものや、カラフルな石が積み重ねされたものなど、奥が深くて面白いですよ。
金沢市内を流れる2本の川は、金沢の自然とゆったりした空気感を味わうことができるスポット。 犀川は流れの激しさから「男川」と呼ばれ、緩やかな浅野川は「女川」 とも呼ばれていました。
犀川は金沢の三文豪のひとり、 室生犀星がこよなく愛した川 で、金沢城の西側を流れています。お花見スポットとしても人気です。金沢のレンタサイクル「まちのり」を使ってサイクリングすると、心地いい風を感じることができるでしょう。
対して浅野川は、金沢城の東側を流れる川。端午の節句には、鯉を友禅流しのように川に流す「鯉流し」が行われたり、 加賀百万石祭の前夜祭として「加賀友禅燈ろう流し」 が行われる地元住民にとっても意味深い川です。
金沢21世紀美術館は、 開放的で大きな円形のデザインが印象的な美術館 。美術館と聞くと敷居が高く感じますが、子どもから大人まで楽しめる現代アートがいっぱいの大人気スポットです。世界各国のアーティストの作品が展示されているほか、屋外にもさわったり体験できるアートがたくさんあります。
常設展の中では、 レアンドロ・エルリッヒ作の「スイミングプール」 が有名。まるでプールの中に入り込んで上を見上げているような斬新な感覚が味わえる作品です!プールの上部から見ている人が、プールの中に入っている人たちと手を振り合う光景も見られます。
そんな21世紀美術館のすぐ近くには、 2020年にオープンしたKAMU Kanazawa のアートスポットも。アートと街歩きを楽しんでほしいというコンセプトのもと生まれました。金沢はアートであふれた街なので、ぜひ街中の作品にも注目してみてください。
石川県観光物産館は、 兼六園近くにある食と伝統文化を楽しめるスポット です。1階には、金沢の老舗有名店舗が勢揃い。和菓子やお茶、佃煮など長らく愛されてきた食品や地酒、九谷焼・漆器、加賀友禅などを販売しています。
2階では、金沢に来たら一度は経験したい金箔貼り体験や和菓子作り体験はもちろん、 加賀八幡起上手描体験や小さな締太鼓づくり など他ではなかなか体験できない珍しいものもあります。熟練の講師がコツを交えながら丁寧に指導してくれるので、自分の思い描いた作品が作れるはず!ぜひ立ち寄ってみてください。
三代藩主前田利常の命によって建てられた妙立寺。忍者寺とも呼ばれるのは、忍者が住んでいたわけではなく、いたるところに 敵の目を欺くためのカラクリ があるからです。
2階建てに見えるお寺の建物は、実は4階7層29階段23部屋ととても複雑な作りをしています。押し入れに階段が隠されていたり、 掛け軸の裏にある隠し扉があり隠し小部屋 があったりなど、驚く仕掛けばかり。本堂入り口には、約2mの落とし穴になっている賽銭箱もあり、井戸は金沢城への抜け道になっているそうです。
大人でも迷い込んだら出られない ともいわれていますので、安全のため未就学児は見学することができません。ガイドさんに案内してもらいましょう!にし茶屋街にも近いので、一緒に観光するのもおすすめです。
北陸が海鮮で有名なのは周知の事実ですが、実は回転寿司のクオリティが高いことでも有名です。もりもり寿司は、地元民からも人気で、知名度の高い回転寿司やさん。新鮮で美味しいだけでなく、 北陸や日本海ならではの海鮮がリーズナブル に食べられます。
もりもり寿司 近江町店があるのは、 「金沢市民の台所」とも呼ばれる近江町市場 。約300年の歴史があり、ここには加賀や能登の魚介類や新鮮野菜が集まります。回転寿司なら量も調整しやすいので、食べ歩きをしたいときにもぴったりです。
おすすめは、 北陸5点盛りとその日の仕入れ状況でチョイスされる近江町3点盛り 。ほかにも、石川の冬の名物香箱蟹が半身入っている香箱蟹の味噌汁や富山産白えび軍艦、のど黒、ガスえびなど、北陸らしい食材が堪能できるメニューばかりです。ホタルイカだけでも3種類ありますよ!
https://ohmicho-ichiba.com/gourmet/shop73401/
金沢市内に3店舗かまえる居酒屋「いたる」。漁港から直送された 「キトキト(富山弁で新鮮という意味)の魚」 を使った刺身の桶盛りなどが人気です。
いたる本店では、金時草、五郎島金時、小坂れんこんなどの 加賀野菜を取り入れた加賀料理や、治部煮などの伝統料理 を楽しめます。天狗舞をはじめとした地酒もラインナップ豊富。仕込みのタイミングが合えば、香箱蟹を天狗舞で2週間漬け込んだ冬季限定「香箱の酔っ払い蟹」も必食です!
「のど黒めし本舗 いたる」では、 脂ののったのど黒が並べられた贅沢な釜飯 を食べることができますよ。そのままで食べるのも美味しいですが、のど黒のあらと醤油をじっくり煮込んだ出汁で出汁茶漬けにして食べるのもまた絶品です!
金沢発祥のローカルフード「ハントンライス」 。どんな料理かというと、オムライスの上に、白身魚やエビのフライとたっぷりのケチャップとタルタルソースがかけられたものです。ボリューム満点で地元民からも愛されています。
いくつかハントンライスが食べられるお店はありますが、中でも 昭和32年創業の「グリルオーツカ」 はハントンライスの名店。カリッとしたマグロとエビのフライに、とろっとろの卵がよく合います。自家製のタルタルソースも優しい酸味で、味のバランスが絶妙です!
https://www.instagram.com/grill_otsuka/
金沢は比較的コンパクトに観光地がまとまっていますが、全て徒歩で周ろうとすると体力面に自信がある人でもなかなか大変なもので時間もかかってしまいます。ここでは、 日帰りでも効率よく回れて、ギュッと定番を詰め込んだモデルコース をご紹介します!
まずは、金沢駅からスタート。ここからは 一日乗車券を使って、 城下まち金沢周遊バス で移動していきましょう!最初の下車地は、長町武家屋敷跡。当時の武士たちの生活がうかがえる雰囲気を味わってみてください。
続いて、早めの昼食は近江町市場で。回転寿司「もりもり寿司」のほかにも 大盛りの海鮮丼を楽しめる お店など飲食店も多数入っています。
そのあとは、 兼六園や金沢城、金沢21世紀美術館を散策 。小腹が空いてきたら、ひがし茶屋街へ向かいます。金箔ソフトを食べて、お土産選びの時間にしましょう!
1泊2日なら 余すところなく、金沢を楽しみ尽くせます 。金沢駅からまずは長町武家屋敷跡へ。散策ができたら、さらに西へ向かい、忍者寺と呼ばれる妙立寺とにし茶屋街を見学しましょう!
ランチの後は、 兼六園、金沢城、金沢21世紀美術館をまわるルートがおすすめ 。ゆっくり見ると何時間でもいられる心地いい空間でリフレッシュしましょう。
夕食は、金沢の繁華街・片町 へ。「いたる」でご当地食材や地酒を堪能しましょう!その後は、天然温泉に入れるドーミーイン金沢で宿泊。
しっかり寝て休んだ翌日は、ホテルの朝食で金沢の食からスタート。ひがし茶屋街へ向かい、ぜひ 伝統工芸の体験をしてみてください ね。日常使いしやすい箸や小物入れなど、自分だけのオリジナルアイテムを記念に持ち帰りましょう!
金沢には、 写真映えするスポットやおしゃれな雑貨、金箔をあしらった美アイテム など、心ときめく女子旅要素がとにかくたくさんあります!
まずは、 ひがし茶屋街で着物をレンタル し、そのまま街歩きをしましょう。金沢らしい金箔ソフトやお麩を使ったスイーツは、インパクト十分で味も美味しいです! 加賀水引を使った雑貨やアクセサリー もおしゃれで個性的なものが揃っています。
ランチの後は、尾山神社を散策。尾山神社は、妻と仲睦まじかった前田利家公が祀られているため、 恋愛成就スポットとしても有名 です。ステンドグラスを模した神門もレトロでかわいく人気の写真スポットです!
その後は、金沢21世紀美術館で、金沢が世界に誇るアートを鑑賞。 色鮮やかな加賀友禅が壁一面に描かれた休憩スペース や、作品「スイミング・プール」での写真撮影は外せません!
https://www.google.com/maps/d/embed?mid=1tszRddTOA17sEreTfMgSS_v5Vnnnjf4&ehbc=2E312F
https://www.google.com/maps/d/embed?mid=1V7lQPFrtLmNtXfA4-ra2AhZ3S9PcpTY&ehbc=2E312F
https://www.google.com/maps/d/embed?mid=1J0iXg2011WskHtylWAcRMFyFNBgfZgo&ehbc=2E312F
金沢駅周辺では 唯一の天然温泉 が楽しめる「ドーミーイン金沢」。JR金沢駅東口から徒歩2分で、観光の拠点にもぴったりです。デザイナーズホテルでもあるため、豊富な客室はどれも清潔感があり洗練されています。
14階にある天然温泉大浴場は、和モダンテイストの癒しの空間。寝湯や露天風呂、サウナなどさまざまな楽しみ方ができます。2023年7月のリニューアルオープンでは、 サウナにオートロウリュ が新たに設けられました!
公式サイトからの予約なら、 飲み放題のBARラウンジ利用 も可能!おつまみの持ち込みもできて、金麦やハイボール、ワインなどを何杯でも楽しめます。宿泊者無料の夜鳴きそばも一緒に味わってくださいね。
そして、朝食では、 ぶり、甘海老、ずわいがになどお好みの海鮮をのせて、自分だけのオリジナル海鮮丼 を楽しんでみてはいかがでしょうか。ハントンライスやご当地小鉢もあり、金沢の食を満喫できそうです!
JR金沢駅から徒歩3分と、駅から最も近い旅館である「料理旅館 金沢茶屋」。能登の有名温泉地、 和倉温泉で人気を誇る老舗旅館「加賀屋」の料理旅館 で、加賀屋の真心こもったおもてなしが金沢でも味わえると人気です。
館内は、 輪島塗や九谷焼などで彩られ、洗練された伝統工芸品 にふれあうことができます。客室は、いたるところに金沢らしい美が散りばめられた清潔感ある純和風客室が12室、金をあしらった豪華絢爛な特別室が1室となっていますよ。
夕食や朝食では、 百万石の伝統ある創作割烹料理 が楽しめ、金沢の四季を味わえます。器や盛り付けなど細部にまでこだわっているので、見た目も美しく華やかさを感じる食事です!
大浴場では、 庭園風呂や樹齢2000年の檜を使った古代檜風呂 でゆっくり疲れを癒しましょう。駅前の喧騒から離れて、落ち着いた上質な時間を過ごしたい人におすすめのお宿です。
金沢市街地から約40分の立地にある温泉街、湯涌温泉 。かなやは、昭和8年創業の本格温泉旅館です。昔ながらのおもてなしで、ゆったりとくつろげる時間を過ごせます。
客室は、 リーズナブルな本館と、木造数寄屋づくりの離れ「青巒荘(せいらんそう)」 に分かれています。趣あふれる青巒荘は、客室は3室のみでそれぞれに専用風呂付きです。
本館には、野趣あふれる岩を配した露天風呂や檜の露天風呂がある大浴場が備わっています。温泉は弱アルカリ性で、美肌効果など効能豊か。丁寧に整えられた庭園を眺めながらリラックスタイムを過ごしましょう。 リニューアルした貸切風呂「卯の花亭」 も人気です。
北陸ならではの海の幸や 能登牛、加賀野菜など旬の食材を使った懐石料理 に舌鼓。加賀の伝統料理や近江町市場直送ののど黒が登場することもあります。夕朝食とも、お部屋食でゆっくり味わってください。
ここまで、金沢の観光スポットやモデルコースをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。金沢城や兼六園をはじめとする歴史と、ひがし茶屋街など洗練された伝統文化が息づいたエリアを持つ金沢。
季節を変えて何度でも行きたくなる魅力的な街、金沢をぜひ訪れてみてくださいね。
https://www.veltra.com/jp/japan/ishikawa/kanazawa/?sid=1554
余暇プランナー
現役旅行会社員のママライター。旅行会社で働いていると、いろいろな方の人生の大切な瞬間を作るためのお手伝いができることがやりがいです♡今は、二人のやんちゃ兄妹の子育てをしながらなので、子連れで楽しく過ごせるおでかけプランをご紹介したいと思います!学生時代には、ヨーロッパに留学し、15ヵ国をバックパッカーとして旅をしました!現地になじむように旅をするのが好きです。趣味は、スポーツ観戦。夏は野球、冬はバスケットボールとアイスホッケーを応援しています。
石川県金沢市の定番観光12選!モデルコースあり!兼六園やひがし茶屋街もご紹介