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1331年、後醍醐天皇の時代から明治2年まで 天皇の住まい兼儀式の執り行われる場所 として使われてきたのがこの京都御所。
現在の天皇陛下の住まいは「皇居」ですが、この京都御所もかつての皇居だったのです。現在は 皇室関連施設 として残っており、宮内庁の管轄です。実は今でも天皇陛下や皇室の方が訪れることもあります。
天皇陛下が京都御所にいらっしゃる際には周囲も厳戒態勢になるので、立ち入ることのできるエリアが制限されることもあり注意が必要です。
実は京都御所とは天皇の内裏であったエリアを表す言葉ですが、その周囲の公園である京都御苑や隣接する京都大宮御所と京都仙洞御所を含めて京都の人は「御所」とよぶのが一般的になっています。
京都御所は数年前まで季節限定の特別一般公開というかたちで公開されていましたが、今では 通年で一般公開 されています。
いつ行っても中を見学できるのはとても嬉しいポイントですよね!休館日や見学時間については 宮内庁のHP をチェックするようにしてください。先述したように皇室関連の行事等で制限されることもまれにあります。
京都御苑はとても広いので、どこから入ればいいか?迷うこともあるかもしれません。入り口や門も多く、御所の周りの公園のエリアもかなりのスペースがあるので迷わないようにしましょう。
最寄り駅は地下鉄烏丸線「今出川駅」 。近くの 乾御門 という門が一番近い入口です。公園のエリアも散歩しても良いかも、という方は地下鉄烏丸線「丸太町駅」京阪「出町柳駅」「神宮丸太町駅」などからもアクセス可能なので、地図を確認してから訪れてみて下さいね。
地図は こちら です。
京都御苑の中には 京都御所だけでなくさまざまなスポットがあります 。春には桜、秋には紅葉を思いっきり楽しむことができるので、ゆっくり散歩するのもおすすめです。
京都御所は 予約は必要ありません が、消毒や手荷物検査は必要です。入り口を通過する時に入館カードをかしてもらえるので、首からかけてまわるようにしましょう。
パンフレット等も貰えるので、地図や説明を見ながら中を自由に見学することができ、自分でめぐるスタイルです。
公式HPで 順路図 を見ることもできます。
個人で見学するよりも説明を聞きながら見てまわりたいという方には 無料のツアー がおすすめです。日本語は日に4回、事前申し込み不要で所要時間は約50分となっています。
残念ながら現在は新型コロナウイルスの影響によりストップしているのですが、再開されたらぜひ参加を検討してみてはいかがでしょうか。
実際にコロナ禍に訪れてみましたが、ガイドツアーというかたちではなくても、スポットにスタッフの方がいて簡単な説明などをしてくださることもありました。
パンフレットと照らし合わせながら見学する など工夫をして楽しんでみましょう。
京都御所見学の見どころを少し紹介します。個人で写真を撮りながら巡っても約1時間ほどでした。いかれる方は参考にしてみて下さいね。
旧御車寄もあるのですが、明治維新以降になって自動車を使うようになったため、大正天皇用に新しく作られたのが新御車寄(しんみくるまよせ)です。
かつてここで蹴鞠が行われていたのだとか。ちょうど遊べそうな広さの空間で、当時の風景が目に浮かぶようです。
紫宸殿(ししんでん)の南側正面に位置する門で、天皇行幸や上皇御即位後の出入りに使われるという門です。
京都御所の正殿の 紫宸殿(ししんでん) 。
儀式が行われてきた場所です。中に入ることはできませんが、見ごたえのあるスポットです!「左近の桜」(向かって右)と「右近の橘(たちばな)」(向かって左)も有名です。
江戸時代初期に作られた、京都御所で最大の池泉庭園です。とても美しい庭園で、見ごたえがたっぷり。実はエリザベス女王もここを訪れたのだとか。優雅に散歩してみましょう。
京都御苑の中でお土産が買えたり休憩できるスポットはいくつかあります。
まずご紹介するのは清所門から入った御所の中にある 参観者休所 。ここでは、話題の 「皇居財布」 をはじめ、菊の御紋入りの牛革製の財布などの小物も販売されています。
「皇居財布」は質がいい上に安く、御所(皇居)でのみ購入できる製品としてSNSでも話題になりました。 金運アップなどの御利益がある と評判の商品です。
常に在庫があるわけでなく、出会いが重要なので偶然素敵な商品に出会えた方はぜひ購入してみてはいかがでしょうか。
私も何度も通い、ついにイエローとゴールドの長財布をゲットしました。
東京の皇居にはもっとたくさんのカラーバリエーションがある(日もある)というので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
https://www.veltra.com/jp/yokka/article/march-12th-is-purse-day/?sid=1554
こちらの休憩所は京都御所の入り口から近い休憩所。2019年に建てられたためとても綺麗です。ちょっとしたレストランも併設されているので、 座ってゆっくり休憩したい時にぴったり 。
お土産もたくさん用意されていてゆっくりショッピングすることができます。こちらにも菊の御紋入りの牛革製のコインケースなど小物がありました。参観者休所よりも お菓子などの品揃えが多く 、旅行の記念やお土産を配るために購入される場合はこちらの休憩所の方が利用しやすいかもしれません。
京都御所の周辺は、北側には大学があり、 学生の街 という雰囲気。リーズナブルな食堂やおしゃれなカフェなどがあります。
南側の丸太町側はちょっと静かな住宅街+商業エリアという感じ。繁華街の三条界隈には少し遠いので、 バスか地下鉄を使って移動するのが良さそう です。
京阪沿線を利用すると鴨川を渡ることになりますが、 鴨川沿いはまた違った雰囲気 なので、ゆっくり散歩してみるのもおすすめです。
京都御所についてご紹介してきました。
特に秋は紅葉がきれい で、気候が良い日は散歩にもぴったり。お出かけにはとってもおすすめの場所です!
京都は紅葉というと山側に行かなければ綺麗に見れないのでは?と思われがちですが、京都御所の紅葉もとってもきれいで 実は穴場かもしれません 。
歴史ある建物や庭、そして周りの自然や雰囲気も一緒に楽しめるとっておきのスポットです。ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
余暇プランナー
金融業界出身で今はライター中心にフリーランスで活動中。大阪在住だけど京都歴の方が長く、休日はだいたい京都にいます。海外30か国旅行してる旅好き。旅のスタイルはグルメ旅/スポーツ観戦旅/美術館めぐり/ひとり旅。スイーツを求めがちです。関西の情報中心にお届けします。