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通常、観光目的で韓国へビザなしで行くには、電子渡航認証(K-ETA)を取得する必要があります。これが 2024年12月31日までは免除 となっているため、今は「パスポートだけ用意すれば」行けるんです!
日本から一番近い国、韓国。はじめての海外旅行先として人気ですよね。でも、 旅行会社のパンフレットやガイドブックに、観光スポットやお店やホテルの紹介は載っていても、航空会社の選び方は書いていません。
「どんな観光プランにするか?」の前に、航空会社選びが重要!添乗員同行で観光込みのツアーを予約するにしても、航空会社が違うと値段が違います。
「安ければ良い!」という考え方もあるけれど、海外慣れしていない場合はちょっと待って!! 格安ツアーや航空券には安いだけの理由がちゃんと存在するんです。 そして、盲点なのが言葉の問題。日本の会社であれば、機内の説明が日本語で行われますが、外国籍の会社だと韓国語や英語でのアナウンスになります。
ちなみに、この10年で増えているLCCとは、ローコストキャリア。「格安航空会社」の略称で、JALやANAのような手厚いサービスを売りにする老舗の航空会社は、レガシーキャリアまたはFSC・フルサービスキャリアといいます。LCCのローコスト、安い理由は主に以下の4つです。
1: ソフトドリンクや軽食、機内食の無料提供をやめ、有料の機内食もメニューを絞って効率化 しています。またブランケットや機内エンターテインメント(映画や音楽番組)などのサービスを減らして、客室乗務員の数を最小限に。
2:大きなジャンボ機であれば、前の方に、ファーストクラスやビジネスクラスがあって、後ろにエコノミークラスというパターンが多いですが、 LCCの場合、すべてエコノミーにして、座席の間隔も狭めに設定 し、一機当たりの座席数を最大化する傾向にあります。
3: 貨物室に預ける受託手荷物は有料の会社がほとんど で、航空券と同時に申し込む場合、あとからWEBで申し込む場合、空港で申し込む場合で値段が異なるケースも。なので、 LCCで受託手荷物無料の枠がある会社は初心者向き といえます。機内持ち込みも、FSCなら「10kg以内」のところ、「7kg以内」の会社もあるので要注意。
4:「景色を見たいから窓側」「トイレに行きやすいように通路側」など 座席の希望がある時も、オプション料金 の場合があります。
自分の話で恐縮ですが、高校生の時にイギリスでホームステイをした際に載ったのがANAでした。日本語が通じるのが本当に心強くて、入国のための書類もガイドブックを見ながら書いて、CAさんにチェックして頂いて、無事に記入できました。
韓国へ行く場合も、救命胴衣や酸素マスクの説明を日本語で聞けるのが何より安心。 そして、のどが渇いた時にソフトドリンクをもらったり、寒かったらブランケットを借りたり、快適に過ごすことができます。CAさんに穴場の観光スポットやお店を聞いてみるのもいいですね。料金はLCCに比べれば高いですが、 受託手荷物の無料枠が大きく、お土産をたくさん買う方にもオススメ です。
https://www.ana.co.jp/ja/jp/international/
首都ソウルに行く場合、金浦(キンポ)国際空港または仁川(インチョン)国際空港のどちらかを利用します。金浦のほうがソウル市内に近く、仁川はアジア最大級のハブ空港で就航している航空会社が多いのが特徴。
仁川では、利用者増加にともない、2018年に第二ターミナルが誕生しました。第一は巨大なので、ゲートから入国審査エリアまで歩くのも一苦労ですが、 第二は比較的コンパクト にまとまっているのと、 使用している航空会社が少ないので、出入国の手続きであまり並ばずに済みます。
2024年2月にジンエアーで仁川国際空港に着いた際は、「着陸→荷物の引き取り→出口」が約30分というスムーズさでした。 ソウル市内に行くための空港鉄道 A'REXも第二ターミナルが始発 なので、慌てずに乗車できるのも推しポイントです。
ちなみに、ジンエアーはLCCですが、大韓航空の子会社なので、地上・機内ともにスタッフの対応も良かったです。
https://www.jinair.com/booking/index
チェジュ航空は韓国のLCCで、 日本から韓国行の便は、成田、大阪、名古屋、札幌、福岡、那覇、広島、静岡、大分、松山の10都市から 飛んでいます。人気の秘密はそのチケット代の安さで、なんと片道5,800円から!運賃クラスは3種類あって、受託手荷物や機内食の有無の違いがあります。サービスは最小限ですが、地方在住であれば、わざわざ成田や羽田に出る必要がなく近くの空港から出発できるので、とても便利だと思います。
https://www.jejuair.net/ja/main/base/index.do
https://mochipeanut.com/jejuairguide/
2024年2月に就航したばかりの中距離国際線で、ANAの子会社です。 全席エコノミークラスで、シート前の広さはFSCのエコノミークラスと同等の約81cm。 LCC並みの低価格設定で、有料オプションを購入するとFSCのようなサービスを受けられるというイメージ のようです。現在の就航路線は、成田⇒ソウル、成田⇒バンコクの2路線で、4月からシンガポール便が始まるとのこと。
https://www.flyairjapan.com/ja
https://yuma-online.com/air-japan-ana
日本初のLCCピーチ航空は、韓国行きの深夜便があったりして便利は便利なのですが、初海外が空港泊というのもハードルが高いので、今回は無理なく搭乗できる会社に絞ってご紹介しました。
また、LCCの中には遅延率が高い会社もあり、限られた旅行期間を快適に過ごすためには、信頼のおける会社を選ぶのも大切です。「こんなはずじゃなかった」とならないためにも、自分にあった航空会社を探してみてください。
https://www.veltra.com/jp/asia/korea/?sid=1554
出典・参考
余暇プランナー
小さい頃の夢は「世界ふしぎ発見!」のミステリーハンター、ライターのtomokoです。本業は演劇と外画アニメの演出をしています。子供向けの番組を数多く担当しているからか、小さな子供とすぐ仲良くなれるのが特徴。よく一人旅に出るので独身と間違われますが、既婚です。旅先では美術館や博物館に行くことが多いです。どうぞ宜しくお願い致します。
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