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水戸芸術館シンボルタワーは、水戸市中央にある水戸芸術館に併設されています。水戸市制100周年の記念として、高さ100mで建設され、水戸市のシンボルとして親しまれています。テレビ中継にもよく登場し、その特徴的な造形が印象に残った方も多いでしょう。
タワーは 銀色のチタンの正三角形57枚を組み合わせて設計され、三方向へ螺旋状に上昇していくようなデザイン になっています。螺旋状の造形はDNAがモチーフであり、水戸市が繁栄するようにとの願いがこめられています。
タワーを撮影するなら、晴れた日中もしくは夜がおすすめ。 晴天時は明暗差がはっきりして、よりシャープな雰囲気が際立ちます。
夜はライトアップが行われ、タワー全体が美しい光のアート作品に 変わります。季節や時間によってライトアップが変化し、訪れるたびに違う表情を楽しめますよ。
https://www.arttowermito.or.jp/tower/
石切山脈は、笠間市にある日本最大級の採石場で、明治時代から100年以上「稲田石」を採掘しています。 稲田石はその際立った白さと美しさから、別名「白の貴婦人」と呼ばれ、 東京駅や日本橋など多くの歴史的建造物に使用されてきました。
長年の採石によって岩壁が切り立っており、採石場跡には雨水が溜まってできた巨大な湖があります。どこか日本離れした景色がSNS上で話題になり、 「茨城のグランドキャニオン」や「地図にない湖」などの呼び名がつくように。
おすすめのシーズンは4月~5月 で、新緑と白い岩壁の美しいコントラストを眺められます。時間帯は逆光にならない午前中がベストで、太陽の光できらめく美しい湖を一望できますよ。
採石場の近くのカフェでは、石切山脈の景色を見ながら、笠間名産の栗を使ったモンブランを味わえます!
https://www.ishikiri-sanmyaku.com/
アルテリオは、筑西市の旧下館地区に建設された地域交流センターです。スペイン語で芸術文化を意味する「アルテ」と、建物内にある3つの施設の「トリオ」から名前がつけられました。
ガラス張りのエントランスが印象的な建物で、過去にはドラマのロケに使われたことも。 3階にはしもだて美術館が入っており、陶芸家の巨匠・板谷波山をはじめ、筑西市や茨城にゆかりのある作家の作品が展示されています。
1階にはカフェが入り、カフェの隣のスペースでは、下館祗園祭で使われる山車や神輿が展示されています。 日本一の重量を誇る大神輿「平成神輿」も見られますよ!
エントランスやガラス張りの空中回廊は、モダンでおしゃれな雰囲気があり、撮影スポットにもおすすめ。 夜になるとライトアップされ、よりモードな雰囲気になりますよ。
https://www.city.chikusei.lg.jp/page/page002119.html
塩原市にある乙女の滝は、落差10m、幅5mの小さな美しい滝です。 流れ落ちる滝が、乙女のなびく髪に見えることからその名がついた とされ、滝壺に人魚が現れたという伝説も残っています。
季節や水量によって、滝の表情が細やかに変化し、訪れるたびに違った滝の表情が見られるのもポイント。 滝壺付近は真夏でもひんやりと涼しく、目いっぱいの緑ときれいな空気に癒やされますよ。
夏の新緑や冬の雪景色も美しいですが、 特に美しいのが11月の紅葉シーズン。 乙女の滝の紅葉はとても美しいことで知られ、紅葉シーズンにはたくさんの観光客が訪れます。
紅葉シーズン以外は人が少なく、静寂な空間でゆったりと過ごせるので、観光の合間の息抜きに訪れてみてはいかがでしょうか。
https://www.city.nasushiobara.lg.jp/soshikikarasagasu/shokokankoka/kankospotselection/2/2797.html
龍王峡は、日光市の鬼怒川上流部にある峡谷です。龍が暴れ回ったような形跡からその名がつけられ、川治温泉と鬼怒川温泉の間、およそ3kmに渡って荒々しい岩壁が広がっています。
鬼怒川随一の景勝地 として知られ、険しい岩肌と木々の緑が織りなす、荒々しくも美しい風景は圧巻の一言。上流と下流で岩場の様子が異なり、川幅が狭くなる下流では、よりダイナミックな景観を楽しめます。
渓谷沿いには、全長6kmの散策コースがあり、豊かな自然の中でハイキングができます。 散策コースの折り返し地点にある「むささび橋」は、龍王峡の中でも特に景色が素晴らしいポイント。 道のりは少し大変ですが、苦労するだけの価値は十分にありますよ!
とちぎ花センターは栃木市にある植物園で、 国内最大級の大きさを誇る大温室 があります。約3万株の花が咲く大花壇をはじめ、熱帯・亜熱帯の花が咲く温室やバラ園などがあり、四季を通して様々な種類の花を鑑賞できます。
青緑色の美しい花を咲かせる「ヒスイカズラ」や、世界三大珍植物のひとつ「キソウテンガイ」など、国内でも珍しい植物を見ることができますよ。 温室の植物には、ユーモアに溢れた解説が書かれており、植物の生態を楽しみながら学べます。
園内では、豊富な種類の花や苗、種や植木などをリーズナブルな価格で購入できます。年に7回の企画展示のほか、花壇の花詰め放題などのイベントも定期的に行われており、何度訪れても楽しめるスポットです。
吹割の滝(ふきわれのたき)は沼田市の吹割渓谷に位置する、高さ10m、幅30mの横長の滝です。大地が裂けたような大岩から、勢いよく水しぶきが吹き上げる姿からその名がつけられ、 別名「東洋のナイアガラ」と呼ばれています。
全国でも珍しい、上から見下ろすタイプの滝 で、渓谷沿いに歩きながら滝を眺めることができます。4月~5月は雪解けで水量が増えて、轟音を響かせる豪快な滝に。10月~11月は滝と紅葉が織りなす美しい景色が見られるなど、訪れる時期によって表情が変化するのもポイントです。
滝の周囲は天然ミストで満ちており、渓谷を散策するだけで気持ちをリフレッシュできますよ!
https://www.numata-kankou.jp/fukiwarenotaki/
めがね橋は安中市にあり、 正式名称を碓氷第三橋梁(うすいだいさんきゅうりょう)といいます。 全長91m、川底からの高さが31mの4連アート橋で、 レンガ造りのアーチ橋としては国内最大級 です。
明治時代に鉄道橋として建設され、1963年の廃線後は、ハイキングコース「遊歩道アプトの道」として整備されました。建設から130年以上経った現在でも橋の上を歩くことができるほど、しっかりした造りの橋であり、赤レンガと周囲の自然が美しく調和しています。
橋の下からの眺めは圧巻で、めがね橋の歴史や雄大さを肌で感じることができますよ! おすすめの季節は春と秋で、春は新緑、秋は紅葉のフォトスポットとして楽しめます。
https://www.city.annaka.lg.jp/kanko_spot/megane.html
中之条町にある積善館(せきぜんかん)は、300年以上の歴史を持つ旅館で、 日本最古の木造温泉旅館として知られています。 1691年の創業時に建設された本館は、群馬県の重要文化財に指定。本館以外にも「山荘」「元禄の湯」が国の登録有形文化財に指定されています。
敷地内全体が、歴史の重みを感じる空間になっており、 あの「千と千尋の神隠し」のモデルの一つになったとの噂も。
人気の温泉スポット「元禄の湯」は、1階が洋風の浴室、2階が和建築という変わった建築様式。アンティークな雰囲気の浴室には、大きなアーチ型の窓がついており、大正ロマンの雰囲気を目いっぱいに感じられますよ!
「山荘」には、日本の城郭によく使われた桃山様式と大正モダンが融合した客室があり、こちらも大正ロマン溢れる癒やしの空間になっています。
積善館では、 昔ながらの湯治文化も体験できます。 歴史ある旅館で、温泉と食事に癒やされてみてはいかがでしょうか。
北関東エリアには、全国的にはマイナーな穴場スポットがたくさん存在しており、 地元の人にもあまり知られていないような隠れ撮影スポットの宝庫 でもあります。
今回ご紹介したスポットは、有名な景勝地に比べて訪れる人が少ないため、人混みを避けてゆっくり旅行を楽しむことができますよ。
関東で穴場スポットを探している方は、茨城・栃木・群馬の3県へぜひ訪れてみてください!
出典・参考
余暇プランナー
茨城在住のフリーのwebライターです。料理やイラスト、近場の街を散策するのが趣味。最近はガーデニングに興味があり、いつかは自家製ハーブで料理を作ったり、庭で採れた花でスワッグを作ってみたい。関東エリアを中心に、国内のおすすめスポット情報を発信。国内旅行の楽しさや、日本のいろんな場所の魅力をお届けできるよう頑張ります。
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