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「おもちゃ美術館」とは、地域に根差した自然と文化を基とした 体験型のミュージアム です。
全国で10館あり、それぞれが 地域の特徴を生かした造り と 個性ある遊びのアイデア で溢れています。
特に注目すべきは 「木育」 。 森林の国・日本 ならではの 木を使ったおもちゃの数々 には、懐かしさと共に新鮮さを感じます。
子どもは気の向くまま思いのまま、そして大人は遠い昔のあの頃に戻って家族みんなで遊びましょう♪
https://art-play.or.jp/area/
2022年、11月19日。午前11時。木々に囲まれた歴史深い木曽谷を通り、「木曽おもちゃ美術館」に到着。
https://kiso-toymuseum.com/
美術館の前の駐車場に車を止めて、いざ出陣! 駐車場 は70台停められます。
オープン初日は抜けるような青空でした。
黒板みたいな可愛い案内図。
木曽おもちゃ美術館は、
の3つの建物からなります。
であいのやかたには、 受付とレストラン「ミュージアムカフェ四季 -SIKI-」、ミュージアムショップ があります。
レストランには木曽の特産品が並び、ミュージアムショップには可愛い木のおもちゃがズラ~リ!
可愛いミュージアムショップ。いきなり欲しいですが、落ち着いて…!
荷物になるので買うのは帰りまでぐっと我慢しましょう!
受付で入館チケットを購入!
服に入館シールを貼ります。このシール…けっこう剝がれやすいです…。なのでなるべく剥がれにくい場所(生地)に貼るといいですよ。
おもちゃのやかた、入り口。
館内は土足禁止。土足じゃないからお尻を付けて座っても、足を延ばしても、寝転がっても大丈夫♪
(周りの方に迷惑にならない限り、どんな体勢で遊んでも大丈夫です)
ハイハイの赤ちゃんも嬉しいですね!
では、おもちゃのやかたの見どころを見ていきましょう。
美しい木工の装飾。丁寧に手入れされた館内は すべすべさらさら 。 木の柔らかさ を感じます。
そして床が気持ちいい…。お子様はぜひ靴下を脱いで、その感触を味わってください。
階段の段差も低く作られて おり、小さなお子様も安心して上り下りできます。
館内は様々な木のおもちゃで溢れています。手に取って遊んでみましょう。
ドールハウスならぬベアーハウス。 くまさんのおうちには、可愛いテーブルや椅子、ベッドが勢ぞろい。
もちろん、すべて木で作られています。
通りかかる多くのお子さんが歓声を上げて走り寄り、取りかかる多くの大人の女性が「可愛い…!」「欲しい…!」と覗きこんでいました。
木の動物園。積み上げるのも、並べるのも、同じ動物同士で集めるのも、戦わせるのも自由。
つぶらな瞳が可愛いです。
カラフルけん玉ずらーり。
まず大人が駆け寄っていました。そしてお父さんお母さんがお子さんにやり方を教えている姿が多く見られました。
木工ドラムセット。
通りかかる子どもたちが一度はドラマーになっていました。
木馬と木のおんたけ交通バスの周回コース。人気のおもちゃの一つ。
一方通行なので安全面もOK。 子どもたちは譲り合って遊んでいます。
実はこのバス、ナンバーが木曽おもちゃ美術館のオープン日なんです!
(2022年11月19日)
おもちゃ学芸員さんがコソッと教えてくれました♪遊び心があって楽しいですね。
館内でひときわ目を引くぶどうの木。
さっそく始まるぶどう狩り。どのぶどうが美味しいかなあ?
長野県と言ったらもちろんりんごも!
きのこ狩りも出来ます。
アイデアが面白い ですね。
遊び方が分からないおもちゃもあります。
「どうやって遊ぶのかなあ?」 と親子で試行錯誤。結局分からなくて自分のルールで遊び始めます。子どもの発想は柔軟です。
おもちゃ学芸員さんに聞くと丁寧に教えてくれます よ。
「ごっこ遊び」では、お寿司屋さんとお蕎麦屋さんとピザ屋さん遊びが出来ます。
「いらっしゃい!何にいたしやしょう!?」
「適当にみつくろってくれい」
こども大将が握るお寿司は無限の可能性を秘めています。
ここはなんでも自由 。日本の未来は明るいです。
お蕎麦屋さんもお客さんを呼び込みます。
「いらっしゃい!」
「大将、今日は冷えるねえ。温かいの頼むよ」
「あいよっ」
グッド・トイ大賞 を受賞した 「アルゴループ」 。
見つけたら是非触れてみてください。不思議で幻想的な世界が広がります。
不思議な形のおもちゃ。
これが一瞬で何かの形に変わります。言いたいけどあえて言いません…。
答えは「木曽おもちゃ美術館」で♪
木曽五木(ヒノキ・アスナロ・コウヤマキ・ネズコ・サワラ) を使った積み木。
タワー作りに挑戦です。どう組み立てるかは自由。なんと天井まで届くタワーを完成させたお子さんも!
積み木は軽いので、崩れても痛くありません。
たくさんのおもちゃをご紹介しましたが、これはまだまだほんの一部。
他にどんなおもちゃがあるかは、ぜひご自身の目と手と体で体験してみてください♪
3歳未満のお子さん には 「赤ちゃん木育広場」 をおすすめします。
おままごと遊びや、木曽五木のボールプール、木馬、ボール転がしなどなど、赤ちゃんが喜ぶおもちゃがいっぱい。
これはどうやって遊ぶのかなあ?
おもちゃ学芸員さんが優しく教えてくれます。
「赤ちゃん木育広場」内にある授乳室。
広くて綺麗です。広場内入り口にはおむつ替えコーナーもあります。
館内の至る所で見かける 赤いエプロン を付けた 「おもちゃ学芸員」 さんの姿。
木曽おもちゃ美術館には、100名を超えるボランティアの「おもちゃ学芸員」さんがいらっしゃるそう!
おもちゃ学芸員さんは皆、子どもにも大人にも気さくに声をかけて下さり、おもちゃの使い方を教えてくれたり、遊び相手になってくれたりします。
豊富なおもちゃも魅力ですが、学芸員さんの 「楽しんでもらおう」という姿 も大きな魅力の一つです。
昭和3年に建てられた旧黒川小学校の校舎をそのまま使った「たいけんのやかた」。
趣のある佇まいは、大人を童心に帰してくれます。
11月19日の「ふるさと体験」は3つのプログラムがありました。
たいけんのやかたは現在民具展示室などを整備中で、 全館オープンは2023年の2月末頃だそう です。楽しみですね♪
11時に入館した我々ですが、 気づけばあっという間に4時間が経過 。子どもも親も、 お昼ご飯を忘れて遊び倒していました 。
帰りの車の中では、興奮冷めやらぬ子どもと童心に帰ったまま戻ってこない親が「木曽おもちゃ美術館の好きなおもちゃベスト3」の議論で大白熱。
木の優しさ、柔らかさ、美しさ、温かさを全身で感じ、空想と工夫の世界にたっぷり浸った 1日でした。
リピート間違いなし !の「木曽おもちゃ美術館」。 北陸・甲信越地方ではここだけ です!
ぜひご家族でお出かけください♪
出典・参考:
余暇プランナー
元々都会育ちですが、登山にハマったのを機に長野県に移住しました。里山暮らしを家族4人で楽しんでます!登山やキャンプが趣味。テントを張って自然の中でダラダラするのが好きです。森の中で昼間から飲むお酒とか最高ですよね。旅も好きで、独身時代にはカナディアンロッキーをバンで寝泊りしながら、山を巡る旅をしたりしました。
【NEWオープン】長野県の木曽おもちゃ美術館へオープン初日に行ってみた!