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関西のバラの見頃は、だいたい 5月から6月 です。しかし、場所によって期間に差があるので、開花情報をSNSや公式ウェブサイトなどをチェックしておきましょう。
中之島公園は、大阪の中心地である大阪市の中で最初に作られた公園です。堂島川と土佐堀川に挟まれた面積11.3haの間に豊かな緑が広がっています。中之島のシンボルとして親しまれる中央公会堂などの建築物が緑と合わさって美しい景観を演出し、 散策やウォーキングにもぴったり の場所です。
中之島公園のバラ園は、公園の中央に東西に約500m、面積約1.3haの広さがあります。 約310品種のバラがおよそ3,700株 植えられており、見頃には平日でも多くの人が訪れるバラ好き必見のスポットです。
https://osaka-info.jp/spot/nakanoshima-park/
万博記念公園は、太陽の塔をはじめ1970年に開催された日本万博博覧会の跡地を利用してできた公園です。甲子園球場約65個分の敷地に自然の森を再生させ、 アスレチックやバーベキューも楽しめる 場所として幅広い人々から親しまれています。
バラが楽しめるのは、中央から東寄りの位置にある 「平和のバラ園」 です。カラフルなツルバラのアーチや日本オリジナルの品種でいっぱいの ジャパニーズローズガーデン 、香りに特徴がある品種を集めた フレグランスエリア など、多くの見どころがあります。
花博記念公園 鶴見緑地は、1990年に 「国際花と緑の博覧会」の跡地 を整備した公園です。国内最大級の温室型の植物園 「咲くやこの花館」 やスポーツ系施設などが、120ha以上の広さに凝縮されています。
広大な園内でバラが楽しめるのは 国際庭園の園路沿いとバラ園 です。 約400種類の品種 が楽しめ、春と秋のバラの開花時期には ローズツアー も開催されます。バラに関する解説やミニクイズなど交えつつバラ園を楽しめる毎年好評のツアーで、とても好評です。
https://www.tsurumi-ryokuchi.jp/
伊丹市の荒牧地区にある荒牧バラ公園は、レンガ積みの植え込みやスペイン瓦の白壁の建物から 南欧の雰囲気が漂うテラス式の公園 です。約1.7haの公園全体のうち約0.8haがバラ園で、 約250種類10,000本と関西では最大級 を誇ります。
バラ園は5つのコーナーに分かれており、特におすすめなのが 「ふるさとのバラコーナー」 です。「天津乙女」や「マダム・ヴィオレ」など、伊丹生まれで世界的にも名高い品種が咲き乱れるコーナーとなっています。
神戸市須磨区にある須磨離宮公園は、かつて皇室の別荘だった武庫離宮の跡地を整備した公園です。レストハウスのあるエリアからは 大阪湾が一望 でき、牡丹や花菖蒲、紅葉など季節独特の花々が楽しめます。
レストハウスの下に広がるのは、 「王侯貴族のバラ園」 と呼ばれる欧風の噴水庭園です。 約180種類4,000株 のバラがあり、「プリンセス・ミチコ」や「クイーン・エリザベス」など皇室や王室に縁のある品種もあり、エレガントな雰囲気が味わえます。
https://www.kobe-park.or.jp/rikyu/
姫路ばら園は、姫路市の郊外にある心ゆくまでバラを堪能できるスポットです。見た目や香りだけでなく、園内の カフェでバラのシャーベットやトースト など、提供されているメニューもバラづくし。 バラをモチーフにしたおしゃれな雑貨 もあり、ショップのおみやげ探しも楽しめます。
園内には、 世界バラ会議殿堂入りの品種も入った約800種が約3,500株 育てられています。レイアウトとデザインがシーズンごとに変わるため、毎年違う表情のバラたちを眺められます。
霊山寺(りょうせんじ)は聖武天皇の勅命で建立した古いお寺。鎌倉中期に改築された本堂をはじめ、優れた建築物や彫刻を多数所蔵しています。
霊山寺のバラ園は、世界平和を願うために 輪廻転生をテーマにした近代洋風庭園 です。毎年 春と秋に約200種2,000株ほど が1,200坪の庭園に咲き誇ります。併設されているティーテラス「プリエール」では、バラのアイスクリームやローズティーなどが味わえ、バラグッズの販売もあるので、休憩に立ち寄ってみるとよいでしょう。
http://yamatoji.nara-kankou.or.jp/01shaji/02tera/01north_area/ryosenji/
おふさ観音は、江戸時代に地元の娘のおふささんが観音様を奉りはじめたのをきっかけに、寺まで発展したと言われるお寺です。本尊の十一面観音は健康にご利益があると言われ、近年では厄除けや子授け、長寿、老人病封じなどを願う人々が多く訪れています。
毎年 春の開花時期に約400種3,800株 のバラが、境内を埋めつくすように咲き乱れるのが特徴。その華やかさを仏様の世界になぞらえて、おふさ観音のバラは 「花まんだら」 と呼ばれています。
http://yamatoji.nara-kankou.or.jp/01shaji/02tera/03east_area/ofusakannon/
京都府立植物園は 国内最古の公立総合植物園 で、24haの敷地に約12,000種類の植物が育てられています。春には桜が、秋には紅葉と四季の移り変わりを楽しめるスポットです。温室で世界中の熱帯植物も観賞でき、園芸相談や観察会など学びの場としての側面も持っています。
約320品種1,400株が咲くバラ園 があり、西洋シャクナゲ園と沈丁花壇と共に 洋風庭園 として正門から東に広がっています。遠方にある比叡山と東山連峰と相まってダイナミックな風景が魅力的なスポットです。
https://www.pref.kyoto.jp/plant/index.html
びわ湖大津館は、国内初の国際観光ホテルとして建設された旧琵琶湖ホテルの本館を改装した施設です。レストランやショップ、貸しホールや貸し会議室などが入った文化施設として親しまれています。
四季折々で表情が変わる イングリッシュガーデン があり、一際目を引くのは ローズソムリエが監修したフレグランスローズガーデン です。希少なものから最新の品種まで 約300種3,000株 があり、優しい花の香りを感じながら散策が楽しめます。
https://www.biwako-otsukan.jp/index.html
春と秋に見頃を迎えるバラですが、より見応えがあるのは花の大きさや色、数も多い春の方です。特に西洋風の庭園の中で咲く姿は、華やかでエレガントな雰囲気があります。
梅雨に入ると外出が億劫になりやすくなります。その前にバラを見に行ってみてはいかがでしょうか。
出典・参考
余暇プランナー
1987年生まれの和歌山県在住のフリーライター、C.Wakisakaと申します。季節の風景・歴史・スイーツが好きで、カメラを持ってよくおでかけしています。関西を中心に一人旅や家族で日帰り旅行をするのが大抵ですが、時には夜行バスを使っての東京への弾丸日帰り旅行も。海外旅行はマカオ・パリ・南ドイツ周遊の経験があり、特にドラクエの雰囲気やメルヘンらしさを感じられるドイツを愛しています。「行ってみたい!」と思える情報を発信できればと思っています。
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