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アフタヌーンティーは、イギリスの上流階級で始まった軽食やお菓子を紅茶と一緒に楽しむ習慣 です。最近になって「ヌン活」が話題になった理由を、2つのポイントから解説します。
高級ホテルでの宿泊やレストランのディナーは、料金を理由になかなか手が出しにくいものです。これらと比較したときに、リーズナブルな価格で楽しめるのがアフタヌーンティーの魅力です。ホテルスイーツを楽しみたいのであれば、スイーツビュッフェという選択肢もあります。しかし、自分で料理や飲み物を取りに行く必要があるため、アフタヌーンティーの方が煩わしさを感じません。
手軽にゆったりとした非日常感を味わいたい場合にぴったり なのが、アフタヌーンティーなのです。
最近のアフタヌーンティーの人気を押し上げた要素の1つにSNSがあります。
アフタヌーンティーの食べ物は、3段のスタンドでの提供が一般的です。しかし、スタンドのデザインやケーキの形に決まりはなく、 お店ごとに見た目がガラリと変わります 。華やかさと高級感はそのままに、旬のフルーツにこだわられたものや、何かとコラボレーションしたものなど、話題として挙げやすい点でもバッチリです。
写真を撮ってInstagramなどで誰かに共有したくなる のも、当然と言えるでしょう。
セントレジスホテル大阪にあるセントレジバーは、南蛮人との貿易が盛んになった 安土桃山時代のイメージをベースにしたニューヨークスタイルの空間 。銀箔を使った折上天井に深い青緑色のレザーパネルの壁が組み合わされ、洛中洛外図を現代的に解釈した大きなアートが飾られた重厚な雰囲気が特徴です。
アフタヌーンティーの内容は、季節やテーマによって年に数回入れ替わります。セントレジスの起原となった ニューヨーク社交界の気品と風格が漂うティータイムが楽しめる でしょう。
https://www.stregisbar.stregisosaka.com/
40スカイバー&ラウンジは、中之島フェスティバルタワー・ウエストに入っているコンラッド大阪内にあります。 地上200mの高さから大阪の大パノラマを、ライブミュージックを聞きながら楽しめる スポットです。
特に注目してほしいのが ティースタンド 。コンラッド大阪内にある白い螺旋階段を模したデザインとなっており、見た目も美しいスイーツやセイヴォリーが乗せられて 非常にフォトジェニック です。
仕事後の時間帯でも利用しやすくテイクアウトにも対応しているなど、楽しみ方の幅が広いのも強みと言えます。
https://conrad-osaka.hiltonjapan.co.jp/restaurants/40skybar
寝殿造を思わせる外観の平安神宮会館。名勝にも選ばれている 平安神宮の東神苑の風景を内部から観賞できる落ち着いた空間 が特徴です。
フレンチのシェフとパティシエによる京都の季節食材を使ったアフタヌーンティーセット は、和洋折衷のデザインで提供されます。作り手のイマジネーションを表現した芸術作品のような美しさは、まさに感動的です。 飲み物は、サンフランシスコ発ブランドの「Mighty Leaf」の紅茶やコーヒーなど約8種類 から選べます。おかわりでの種類変更もできるので、組み合わせを試行錯誤してみるのも面白いでしょう。
https://www.heianjingu.com/party/afternoontea/usual/
ザ・リッツ・カールトン京都の中にあるザ・ロビーラウンジは、 町家建築で見られる明暗のコントラストを取り入れたモダンラグジュアリーな空間 です。書棚には国内のアーティストの作品がレイアウトに組み込まれ、ギャラリーやライブラリーの要素も持ち合わせています。
アフタヌーンティーは、「バティスリー界のピカソ」と名高い フランスのパティシエ・ショコラティエであるピエール・エルメのデザートを中心 にして提供されます。ピエール・エルメ・パリのお菓子が好きな人にイチオシのスポットです。
https://thelobbylounge.ritzcarltonkyoto.com/
Salon de KANBAYASHI上林春松本店は、 創業450年を誇る京都宇治の日本茶専門店 。日本茶を気軽に楽しめるよう、 お茶のプロが選定した玉露や煎茶などをオリジナルのデザートと一緒に味わえます 。
アフタヌーンティーの会場となるのは、深い森の緑に囲まれた 「望楼棟」 です。かつて賓客をもてなすために建造され、柔らかな木漏れ日が差し込む歴史情緒あふれる空間となっています。 抹茶やほうじ茶を使ったデザートや、フレンチのシェフによるオードブルなどが五段重に詰められた和テイストのアフタヌーンティー です。
https://www.salondekanbayashi.com/
ラウンジ&バー グラン・ブルーは、ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランドの2階にあるレストラン。 神戸ポートタワーが窓からはっきりと見えるロケーション が特徴で、テラス席では潮風とともに神戸港を眺めながら過ごせます。
カラフルなスイーツやセイヴォリーなどで構成されたアフタヌーンティーは、 極力添加物を使わないというポリシーのもとでつくられた逸品 ばかり。しかも、 紅茶は世界中の一流ホテルなどで使用されるドイツのロンネフェルトで用意 されています。景色もメニューもハイクオリティなアフタヌーンティーが堪能できるでしょう。
https://www.l-s.jp/restaurants/grandbleu/
ラウンジ ルネサンスがある宝塚ホテルは、 宝塚歌劇関連のギャラリー もある宝塚大劇場オフィシャルホテル。 白を基調に椅子の赤が映えるヨーロッパスタイルの落ち着いた空間 でティータイムを楽しめます。
華やかで彩り豊かなアフタヌーンティーセットは、乙女心をくすぐる宝塚歌劇らしいエッセンスも入った大人気のメニュー です。季節で詳細が変わるため、頻繁に公演を見に行く方でも違う内容で楽しめます。 組色をイメージしたカクテルも提供 されており、宝塚歌劇のファンなら一度は行っておきたい必見スポットです。
https://www.hankyu-hotel.com/hotel/hh/takarazukahotel/restaurants/renaissance
明治の創業から国賓や皇族を迎えてきた歴史を持ち、一度は泊まってみたいという方も多い奈良ホテル。メインダイニングルーム三笠は、その歴史とともに歩んできたレストランです。
アフタヌーンティーは季節限定のシーズンスペシャルとして提供 されており、 名画や上品な調度品で飾られたレトロな空間 の中でゆったりと味わえます。ただし、 提供時間が2部構成で数量も限定 されているのがネック。なかなか予約が取れないだけに希少価値の高いアフタヌーンティーと言えるでしょう。
https://www.narahotel.co.jp/mikasa.html
アフタヌーンティーは優雅な時間が過ごせるだけでなく、SNSとの相性のよさもバッチリです。絶景が楽しめる場所や、料理の見た目にこだわっている場所など、場所探しの段階からワクワクしますよ。
この記事を参考に自分好みのアフタヌーンティーを探して、ヌン活を始めてみましょう。
出典・参考
余暇プランナー
1987年生まれの和歌山県在住のフリーライター、C.Wakisakaと申します。季節の風景・歴史・スイーツが好きで、カメラを持ってよくおでかけしています。関西を中心に一人旅や家族で日帰り旅行をするのが大抵ですが、時には夜行バスを使っての東京への弾丸日帰り旅行も。海外旅行はマカオ・パリ・南ドイツ周遊の経験があり、特にドラクエの雰囲気やメルヘンらしさを感じられるドイツを愛しています。「行ってみたい!」と思える情報を発信できればと思っています。
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