- 週間ランキング
高ボッチ高原は、 長野県塩尻市東部 に位置します。塩尻市と岡谷市の境にある 標高1,665mの高ボッチ山から南北に広がるなだらかな山稜 です。 八ヶ岳中信高原国定公園内 にあり、その豊かな自然は県と地元のボランティアの方によって大切に守られています。
名称の由来はいくつかありますが、巨神? ダイダラボッチが腰を下ろして休憩したから との伝承が広く伝わっています。
高ボッチスカイライン が整備されており、山頂近くまで車で行けるのも人気の理由の一つです。
https://tokimeguri.jp/guide/takabotchi/
春から初夏にかけて、様々な高山植物が咲き乱れます。代表的なのは レンゲツツジ で、放牧された乳牛とレンゲツツジの香る高原風景はなんとも牧歌的です。
https://tokimeguri.jp/guide/takabottirengetutuji/
毎年8月に催されている 草競馬 が人気。約100頭の競走馬や農耕馬たちが草競馬場を駆け抜けます。可愛いポニーも見られますよ。
https://tokimeguri.jp/guide/takabotchi-keiba/
10月からは 美しい雲海 が見られ、多くの写真家が訪れます。
山麓と高ボッチ高原をつなぐ 高ボッチスカイラインは冬季閉鎖 されるので、高原は静寂に包まれます。次の春に芽吹く命をはぐくむ大切な時間です。
しかし人気の高ボッチ。麓から登る雪山登山の方も多く、樹氷や冠雪の北アルプスなど冬ならではの景色は息を飲む美しさだとか…!
そんな 景色と自然が魅力的な高ボッチ高原 に、2023年4月の終わりに行ってきました!車で簡単に山頂付近までアクセスできるので、 3歳&5歳を連れていても安心 です。
高ボッチスカイラインは、 塩尻市から高ボッチ高原を経由して松本市至る全長約19kmの道 です。塩尻市の 「崖の湯ルート」 から入ります。
※松本市側の「東山ルート」は崩れているため通行止めです(2023年5月現在)。そのため崖の湯ルートを往復することになります。
道は綺麗に整備されていて運転には問題ありませんが、 すれ違いが難しい箇所 がたくさんあります。スピードを出しすぎないように、そして対向車と譲り合って進みましょう。
高ボッチ高原の駐車場は2つあります。
どちらも 無料 で利用できます。
今回は 山頂にアクセスしやすい第2駐車場 を利用しました。駐車場は広く、200台くらいは停められそうです。レンゲツツジの季節になるとここが満杯になるのかもしれません。
第2駐車場は 展望台 にもなっており、 松本平と北アルプスの景色 が堪能できます。ベンチも整備され、雄大な景色の中ピクニックもできます。もはやここの駐車場だけでも満足!?
駐車場にいると 「管理棟でいだらぼっち館」 から管理人の方が見えて、 高ボッチ高原の地図 をくださいました。管理棟に行けば自由に頂ける地図ですが、わざわざあちらから持ってきてくださったのです。とても分かり易い地図で、高原散策だけならこれで十分!
いざハイキングスタート!さっそく山頂へ向かいます。
道標がしっかりあるので安心です。
ゆっくり歩いて10分で山頂に到着しました。
八ヶ岳、富士山、南アルプス、中央アルプス、御嶽山、北アルプス、そして眼下に諏訪湖 を望みます。まさに360度上下左右東西南北の大展望! 「日本一のシャッターポイント」 は間違いありませんでした。
山頂からは、高原を周回して駐車場に戻る計画です。散策路は 整備されていてとても歩きやすい。
ここから日本の三大標高がすべて拝めるようです。
画像は北アルプス方面です。振り返れば富士山と南アルプスが見えますよ!ぜひ現地で愛を誓ってください♪
周回の所要時間は、ゆっくり歩いてこのコースで 1時間20分 でした。途中で休憩も入れて、のんびり歩きました。 3歳の子どもでも十分歩ける距離と道 です。
時間と体力のある方は、「草競馬場」や「見晴らし小屋」まで足を運べばもっと高ボッチ高原を楽しめるでしょう。駐車場から見えた鉢伏山まで歩くことも可能です。
駐車場でお会いした管理人の方にお礼を伝えるべく管理棟へ。とにかく こちらの管理人の方とボランティアの方は気さくで優しい !子どもにも優しく語りかけてくれます。
管理棟では おやきやピザ、アイスキャンディー などが売られており、我々はアイスキャンディーを中で食べさせてもらいました。棟内はとてもきれいです。
管理棟は キャンプ場の管理 をしており、私たちがアイスを食べている中多くのキャンパーが受付に訪れていました。キャンプ場は管理棟周辺にあります。ソロキャンパーも多く、みなさん 静かに山と静寂を楽しんでいる 印象でした。夕焼けと星空と朝焼けを楽しめるのはキャンプならではですね♪
管理棟を後にするとき、管理人さんが 「なんか山に明るいおじさんがいたなーって思い出して、また遊びに来てね」 と言ってくださいました。もちろんまた来ます!
https://tokimeguri.jp/guide/kanritou/
高ボッチ高原の草原は、 ボランティアの方々の手で大切に管理 しているようです。「ボランティア」の腕章をつけている方を何人かお見かけしました。この 美しい牧歌的な風景を見られるのも、ボランティアの方々のおかげ なのですね。失われたら戻らない自然、訪れる我々も大切にしなければなりません。
車で気軽に行けるのでつい忘れてしまいそうになりますが、高ボッチ高原は1,660mの高地にあるので当然 平地よりも気温は低い です。夏の平均気温も20度前後と冷涼。また、 山は天気が変わりやすい ので事前の天気予報チェックは必ず行いましょう。
https://tenki.jp/leisure/3/23/145/85972/
調節のできる服、帽子、スニーカーで行きましょう。春秋は手袋を持参すると重宝します。
散策路には 鹿の落し物 が所々に落ちています。運が良いと鹿に出会えますが、落し物は踏まないように気を付けてくださいね。
高ボッチスカイラインを通行します。入り口は2つあります。
カーナビ「群上閣(〒399-0071 長野県塩尻市片丘6114-235 Tel:0263-58-2140)」で検索。
群上閣から約15分で第2駐車場着
国道20号から「東山公民館」を目印に高ボッチスカイラインに入る。
雲上の世界、雄大な景色、美しい草原、季節ごとに移り変わる色彩…。 マスク生活も終わりつつある2023年、高ボッチ高原の雲上ハイキングでさらに心を元気にしてみませんか♪
余暇プランナー
元々都会育ちですが、登山にハマったのを機に長野県に移住しました。里山暮らしを家族4人で楽しんでます!登山やキャンプが趣味。テントを張って自然の中でダラダラするのが好きです。森の中で昼間から飲むお酒とか最高ですよね。旅も好きで、独身時代にはカナディアンロッキーをバンで寝泊りしながら、山を巡る旅をしたりしました。
【ファミリー登山体験記】誰でも手軽に雲上へ!長野・信州の大自然「高ボッチ高原」へでかけよう