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オオサンショウウオの日は、京都水族館が申請・認定された記念日。
オオサンショウウオのかたちが 数字の「9」に似ている ことや、オオサンショウウオの活動がちょうど 9月頃に活発になる ことから、9月9日が記念日になったそうです。
オオサンショウウオは、 世界最大の両生類 として知られる生物。両生類有尾目オオサンショウウオ科オオサンショウウオ属に属しています。
サンショウウオ・オオサンショウウオは 「生きた化石」 と呼ばれていて、3千万年以上昔の太古からほとんど変わらない姿のまま現代に残る、貴重な生物です。
日本の固有種ですが、個体数はどんどん減少し、 いまでは絶滅危惧種 に指定されています。さらに 国の特別天然記念物にも指定 されている、とても希少な生物です。
オオサンショウウオは平たく大きな身体と大きな尾を持っています。両生類というとカエルやイモリなどをイメージする方は多いですが、 その中でも最大級の大きさなのがオオサンショウウオ です。
全長50~70cmくらいのサイズが一般的ですが、 大きい個体だと全長は最大で150cm、体重30kg以上 にもなるといいます。
オオサンショウウオはきれいな川の上流域に生息していて、 夜行性 です。
また、完全水性といい、オオサンショウウオの大人は 肺呼吸と皮膚呼吸 ができるとか。約20分に1回ほどのタイミングで水中から鼻だけを出して空気を取り込んでいるそうです。
野生のオオサンショウウオを見たことがあるという方は大変少ないでしょう。団塊の世代といわれる今の60代くらいの方々が子供の頃には、まだ近くの河川で見ることもできたといいます。しかし最近は都市開発が進み、 めったにみられることはなくなってしまいました 。
京都では鴨川上流にオオサンショウウオが住んでいるといわれていますが、数年前大雨で川の水かさが増したときに流されてきたオオサンショウウオが都心部の鴨川近くで目撃されて、ちょっとした騒ぎになったこともありました。
未だに綺麗な河川に住んでいることは間違いないので、偶然出会うことはあるかもしれませんね。
ただし、オオサンショウウオは「特別天然記念物」として 文化財指定され、保護 されています。
専門家は捕獲・保護が許可されていますが、それ以外の一般人が許可なく触ったり、捕まえたりすることは出来ません。飼育することも不可です。
文化財保護法違反で罰せられることもある というので、もし見つけても近づかないようにしましょう。
不用意に触ると噛みつかれる 危険性もあるといいます。弱っているオオサンショウウオを見つけたから保護したい…という場合は教育委員会や役所などに連絡すれば保護につながるため、むやみに近づかず連絡するのが良いかもしれません。
では、オオサンショウウオはどういった施設で見ることができるのでしょうか?関西のおすすめのオオサンショウウオに出会える施設をピックアップしてみました。
赤目四十八滝は48もの滝をコースに沿って間近で楽しめるというスポット。ただハイキングするだけでなく、マイナスイオンをたっぷり浴びながらひんやりと景勝を楽しむことができます。
自分のペースでどこで引き返してもOKなので、その時の気分や体調によってもコースを決められるのが嬉しいポイントです。
もちろん 滝はかなり綺麗な清流なので、オオサンショウウオも生息している とか。そこでオオサンショウウオを保護するセンターとして日本サンショウウオセンターがつくられています。
赤目四十八滝の入り口にある日本サンショウウオセンターでは、 9種類50匹以上のサンショウウオ・オオサンショウウオ を見ることができます。この規模は 日本最大級!
美しい滝だけではなくオオサンショウウオも要チェックです!
https://www.akame48taki.com/activity_post/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%82%A6%E3%82%AA%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC/
京都水族館は2012年オープンの水族館。 約20匹のオオサンショウウオを飼育・展示 しています。
オオサンショウウオがいるのは『京の川ゾーン』。京都を流れる川を再現し、自然のままの環境にいるオオサンショウウオを見ることができます。
また、京都水族館のオオサンショウウオのぬいぐるみは、とってもかわいくてSNSでも人気となっています。
https://www.kyoto-aquarium.com/about/goods/527.html
特にLLサイズが人気だそう。かなり大きいオオサンショウウオですが、つぶらな瞳がかわいいですよね。
https://www.kyoto-aquarium.com/index.html
兵庫・城崎にある体験型が充実している水族館。海沿いにあって自然豊かな環境の中、ショーやアトラクション、ペンギンの散歩なども楽しめます。
「シーズー・自然水族館」というエリアにオオサンショウウオが飼育・展示されているのでぜひ見て下さいね!自然に溶け込んでいるのでちょっとしたかくれんぼのようになっているのですが、 実は結構大きなオオサンショウウオがいます 。
https://marineworld.hiyoriyama.co.jp/park/seazoo
オオサンショウウオの見た目が無理…という方も中にはいるかもしれませんが、よく見ると目がくりっとしていてかわいく「きもかわ」かも?
オオサンショウウオのグッズやぬいぐるみもにわかに人気なので、もし気になる方はチェックしてみて下さい。
自然の中ではめったに会えないオオサンショウウオですが、ぜひ水族館や動物園など施設に行く機会があればどんな生物なのか見てみてくださいね。
余暇プランナー
金融業界出身で今はライター中心にフリーランスで活動中。大阪在住だけど京都歴の方が長く、休日はだいたい京都にいます。海外30か国旅行してる旅好き。旅のスタイルはグルメ旅/スポーツ観戦旅/美術館めぐり/ひとり旅。スイーツを求めがちです。関西の情報中心にお届けします。
【9月9日はオオサンショウウオの日】知られざる生態や会える場所3選