チェコは国民1人あたりのビール消費量が世界一多く、「ビール大国」として知られています。

ヨーロッパ随一の美しい街並みの観光地としても人気ですが、ビール好きな方であれば食事もより楽しめること間違いなし!

この記事では、チェコを訪れたらぜひ楽しみたいビールと食事について紹介します。

チェコと言えば「ビール」

ビール消費量世界一の国 チェコは、世界のビールシェアの約7割を占めるとも言われる「ピルスナー」発祥の地です。黄金色に輝く本場のビールを味わってみませんか。

日本のビールの主体となっているのもピルスナーなので日本人の口にも合いやすいと思います。そして、チェコのビールはミネラルウォーターと値段が変わらないくらい、もしくは安く、 飲食店でも1杯200円前後 で飲めることができるのも魅力です。

チェコのビールには、11°、12°、13°などと度数が書かれているのですが、これは 「バリング度」 と呼ばれる麦汁濃度を表すもので、バリング度が高いものほど風味や味が濃く、逆に低いものはすっきりとした味わいになり、アルコール度数もバリング度が高いほど強くなりますのでビール選びの際の参考にしてみて下さい。

国内で生産されている主なビール

  • ピルスナーウルケル(Pilsner Urquell)
  • ブドヴァイゼル・ブドヴァル(Budweiser Budvar)
  • スタロプラメン(Staropramen)
  • スタロブルノ(Starobrno)
  • クルショヴィツェ(Krušovice)

チェコビール博物館

ピルスナーのビールが多いチェコですが、ライトビールからアンバー、ブラックビールまで種類も様々です。

「ビール博物館」ではチェコビールの生産や歴史について学べる試飲やツアーが人気です。

パブ「Prague Beer Museum」でも、様々なビールの飲み比べができるメニューがあり、観光客に人気でいつも賑わっています。チェコのお気に入りビールを見つけてませんか。

https://beermuseum.cz/?lang=en

ピルスナーウルケル

チェコで最も高いシェアを誇るのは、「ピルスナーウルケル」。

濃厚かつクリーミーでしっとりとした泡を持つのが特徴で、だいたいどこのレストランでも取り扱いのある定番ビールです。 一般的なピルスナースタイルの元祖となる歴史あるビール で、175年以上に渡って同じ醸造所で造られています。

プラハ市内にある、「Pilsner Uruquell:THEORIGINAL BEER EXPERINCE」では試飲付のツアーが催行されており、ビールや歴史について学ぶことができます。

ショップも併設されており、ビールはもちろんのこと、ビールグラスや雑貨なども購入可能。ずっしりとして丸みを帯びたビールグラスは珍しく、お土産すると喜ばれます!

https://www.pilsnerexperience.com/en?gad_source=1&gclid=CjwKCAiA29auBhBxEiwAnKcSqvOJ8WrVO_zX7ecuhPoEdWP6rZuEbpAPNNQxn5MqiDNtZYX4LkVVHxoCdeQQAvD_BwE

チェコ料理

チェコを訪れたならチェコビールと共にビールに合う料理が食べたくなりますよね。

ヨーロッパの中央に位置し、 海のない内陸に囲まれたチェコでは肉料理が多く 、近隣のドイツやオーストリアと似た感じの食事で、素朴な味付けのものが多いです。

レストランでは 牛や豚のほか、カモやガチョウ、ウサギ などのローストやシチューなどの料理がメインで、 煮込み料理やオーブン料理が多いのが特徴

「クネドリーキ」と呼ばれるジャガイモやパンを丸めて茹でて作られる、モチモチとした食感のチェコの伝統的なパンが肉料理の付け合わせでよく出てきます。

人気ご当地メニュー

ビーフタルタル

牛肉を生のままタルタルソースで和えたコールドディッシュ。パンににんにくをすり込んで生肉を乗せて食べるのがチェコ流です。

ビーフカルパッチョ

薄めにスライスされた牛肉に、オリーブオイルやマヨネーズ、塩・胡椒などがかけられています。赤身のお肉の美味しさを味わえる逸品です。

グラーシュ

チェコ版シチューといった感じで、ビーフシチューまたはデミグラスソースのような濃厚で濃い茶色のシチューの中に肉や野菜、クネドリーキが入っているのが定番です。スパイスが多く使われており、味も濃いめなのでビールとよく合います。

ローストダック

鴨肉をハーブで香付けしてこんがり焼いたローストダックはチェコの伝統料理として愛されています。赤キャベツの煮込みやクネドリーキが添えられ、少し甘みのあるソースがかけられていることが多いです。

トルデルニーク

トルデルニークはチェコで人気のスイーツで、街中を歩いているとあちこちに専門店を見かけます。お店からは甘い香りが漂い、いつも行列ができています。

焼きたてのクロワッサン風のサクサクしたパンにザラメの様な砂糖がまぶしてあり、パンの中にアイスクリームや生クリームを注入し、チョコレートやフルーツなどのトッピングを加えたりと、好みに応じてアレンジが可能。食べ歩きスイーツとしておすすめです!

チェコのレストラン

食事や飲み物の値段

チェコは ヨーロッパ諸国の中でも物価が安い国 として知られています。チェコの通貨はチェコ・コルナ(Kč/ CZK)で1コロナ6.4円程です(2024年3月時点)。

地元の方が通うカンティーナと呼ばれる食堂のような場所では、メインとスープ付のランチメニューの価格は120コルナ(約770円)程で、前菜、飲み物、メインメニュー、デザートを含む夕食は、通常のレストランで500コルナ(約3,200円)程です。

しかし、観光地にあるレストランや、お洒落なバーレストランなどになるともっとお値段は上がり、他のヨーロッパの観光地価格と変らなくなりお手頃感はなくなります。

スーパーマーケットなどでの飲み物の価格は、ミネラルウォーター(0.5ℓ)15コルナ、瓶ビール(0.5ℓ)20コルナ、ワイン(0,7 ℓ)100コルナ程です。

営業時間を確認

チェコのレストランはランチタイムとディナータイムで区切られており、メニューもランチとディナーで異なることが多いです。

昼は11時頃から、夜は他の欧米(特に南欧)のレストランと比べると閉まる時間が早め!場所や時期にもよりますが、 ラストオーダーは20~21時頃のお店が多く、22時頃には閉まるお店が多い です。

バーやパブなどでは遅くまで空いていて軽食を食べられるところはありますが、レストランの営業時間は気をつけておくポイントです。

ネットから予約できるお店も多いので 人気店や混雑シーズン時には事前予約をおすすめ します。

レストランやカフェでの支払い

チェコの飲食店での支払いは、 観光地の多くではユーロで支払い可能な場所が多い です。ユーロで支払いたいことを伝えるとユーロに換算してくれますが、お店によって換算レートは異なり、 チェコ・コルナで支払った方がユーロ払いよりはレートが良く、お釣りはチェコ・コルナで返ってくる ことが多いのでその点ご注意下さい。

観光地付近の両替所ではユーロのほか、日本円、アメリカドルからチェコ・コルナに両替することができますので、 観光前に多少は両替しておくと便利 です。クレジットカードはVISAもしくはMasterであれば使える場所が多いですが、中には現金のみしか使えないお店もあります。

チェコには チップの習慣 があり、レシートにチップ込の値段が書かれている場合と含まれていない場合がありますので、支払い前に確認が必要です。切りよく端数を切り上げて渡すか、10%程度を目安にしておきましょう。

チェコグルメを堪能!ビールスパもおすすめ!

チェコ観光はビール好きなら更に楽しめること間違いなし!

ご当地グルメも旅行中の大きな楽しみの1つですよね。ぜひ美味しいビールと食事を堪能しながら、チェコの観光を楽しんで下さい♪

チェコにはビールスパも存在します!ユニークで楽しめるだけではなく、美容や肌の健康にも良いとされているので、ぜひチェコを訪れた際に試してみてはいかがでしょうか。

プラハの観光情報はこちらの記事でチェック!↓

https://www.veltra.com/jp/yokka/article/czech-republic-prague-sightseeing/?sid=1554

https://www.veltra.com/jp/europe/czech/?sid=1554

出典・参考


yuriname

余暇プランナー

元添乗員、元旅行会社勤務 国内・総合旅行業務取扱管理者 日本47都道府県&海外40ヶ国以上の渡航経験があります。 バックパッカー、個人旅行、団体旅行、クルーズ旅行、短期語学留学、ホームステイ、ワーキングホリデー、インターンシップなど様々なかたちで海外旅行・海外滞在を経験してきました。 現在はギリシャ在住です。いろんな視点から旅行の楽しさをご紹介します!

【チェコ】ビール大国で楽しむグルメ♪ ローカル料理にレストランの注意点もご紹介

情報提供元: YOKKA
記事名:「 【チェコ】ビール大国で楽しむグルメ♪ ローカル料理にレストランの注意点もご紹介