- 週間ランキング
一口に京都の紅葉と言っても、実はエリアによって見頃はさまざま。
大きく分けて市街地と山間部によって見頃時期が異なり、 市街地の見頃は例年11月中旬〜下旬前後。 一方、高雄・貴船・大原といった 山間部の見頃は例年11月上旬〜中旬頃 で、市街地よりも比較的気温が低いためひと足早く見頃を迎えます。
清水寺や八坂神社といった誰もが知る寺社仏閣や、京都らしい町並みが続く花見小路通、京都を代表する川のひとつである鴨川など、 “これぞ京都”という定番の観光スポットが集まる祇園・東山エリア。 このエリアでぜひ訪れたい紅葉スポットを6つご紹介します。
11月下旬~12月上旬前後
東山月輪山麓の渓谷沿いにあり、鎌倉時代に創建された臨済宗東福寺派の大本山。京都五山のうち第四位の禅寺で、迫力のある大きな伽藍※や国宝の「三門」、国指定名勝の「本坊庭園(八相の庭)」などが主な見どころ。
※お寺の主要な建物のこと。
東福寺といえば、 まるで雲海のように紅葉の絶景が広がる渓谷「洗玉澗(せんぎょくかん)」 。特に 「通天橋」からの眺めは京都随一 で、紅葉シーズンにあわせて例年行われる夜間の特別拝観も人気。境内には約2000本のもみじが植えられており、葉先が5つではなく3つに分かれた黄金色の「通天もみじ」を見ることができる。
https://www.veltra.com/jp/japan/kyoto/ctg/174703:%E6%9D%B1%E7%A6%8F%E5%AF%BA/?sid=1554
11月中旬~12月上旬前後
1606年、豊臣秀吉の正室・ねねによって秀吉の冥福を祈るために建立された臨済宗建仁寺派の寺院。ねねが秀吉を偲びながら月を眺めたと伝わる「観月台」、ねねが埋葬されている「霊屋」などの重要文化財があり、秀吉への想いや安土桃山時代の華やかな文化を感じることができる。
方丈庭園の「波心庭」ではプロジェクションマッピングが行われるなど、四季折々で工夫が凝らされたライトアップが人気。 紅葉シーズンには「臥龍池(がりょうち)」にライトアップされた紅葉が水鏡のように映り込む。 高台寺の入り口「台所坂」の両側に植えられたモミジが色づくと、まるで紅葉のトンネルをくぐっているかのような気分に。
https://www.veltra.com/jp/japan/kyoto/ctg/174694:%E9%AB%98%E5%8F%B0%E5%AF%BA/?sid=1554
11月下旬~12月上旬前後
京都屈指の観光スポットとしてあまりにも有名であり、「古都京都の文化財」のひとつとして世界遺産に登録されている寺院。“清水の舞台”でお馴染みの「本堂」をはじめ、清水寺の正門「仁王門」、約31mと国内最大級の高さを誇る「三重塔」、パワースポットとしても有名な「音羽の滝」など、見どころが豊富。
“清水の舞台”と紅葉、遠くに望む京都の街並みを一枚の写真に収めるなら、 「奥の院」「子安塔」からカメラを構えるのがおすすめ。 舞台下に広がる渓谷は「錦雲渓」と呼ばれており、鮮やかに染まった約1000本のモミジが広がる。清水寺では 紅葉シーズンにあわせてライトアップと夜間特別拝観が実施 され、神秘的な美を堪能することができる。
11月中旬~11月下旬前後
真言宗泉涌寺派の総本山。四条天皇以来14代の天皇陵をはじめ、皇妃、親王陵墓など39の陵墓があり、古来より皇室と深いつながりがあることから「御寺」とも呼ばれる。
京都御所から移築された御座所の前に広がる「御座所庭園」では、上品なグラデーションが美しい紅葉風景が広がり、縁側に座って雅なひとときを過ごすことができる。 例年さほど混雑はなく、広い境内でゆったりと紅葉狩りができる穴場スポット。
10月下旬~12月上旬前後
天台宗の門跡寺院※で、古くから皇室との深いつながりがある格式高い寺院。日本三不動のひとつである国宝「青不動」があることでも有名。 客殿である「華頂殿」の鮮やかな蓮の襖絵がSNS等で話題 となり、現代アートとお寺のコラボレーションを楽しむことができる。
※皇族が歴代住職を務めた寺のこと。
室町時代の絵師・相阿弥による京都屈指の池泉回遊式庭園があり、紅葉シーズンになると、極楽浄土の世界を表現した庭園に鮮やかな紅葉が彩りを添える。
https://www.veltra.com/jp/japan/kyoto/ctg/172447:%E9%9D%92%E8%93%AE%E9%99%A2/?sid=1554
11月中旬~12月上旬前後
1175年、浄土宗の開祖・法然上人ゆかりの地に建立された浄土宗総本山。国宝の「御影堂」「三門」のほか、小堀遠州と縁のある僧・玉淵によって江戸時代に作庭された「方丈庭園」と、友禅染の始祖・宮崎友禅の生誕300年を記念して昭和時代に改修造園された「友禅苑」、風情溢れる2つの庭園が主な見どころ。
広大な境内には約200本のモミジが植えられており、 特に大鐘楼へと続く参道の紅葉は必見。 紅葉シーズンにはライトアップも行われ、浄土宗の開祖・法然上人の御影(像)が安置されている本堂「御影堂」や、日本最大級の木造二重門である国宝「三門」、友禅染の始祖・宮崎友禅ゆかりの庭園「友禅苑」などの夜の姿は格別の美しさを誇る。
https://www.veltra.com/jp/japan/kyoto/ctg/174716:%E7%9F%A5%E6%81%A9%E9%99%A2/?sid=1554
清水寺や八坂神社といった東山エリアの観光にぴったりな、閑静な立地にあるホテル。鴨川に近接した絶好のロケーションも魅力。
https://www.celestinehotels.jp/kyoto-gion/
祇園四条駅から徒歩2分の好立地なデザイナーズホテル。日本の伝統美を取り入れたモダンな雰囲気が特徴。
https://www.granbellhotel.jp/kyoto/
京都御所や元離宮二条城といった歴史的なスポットから、近代的な京都駅や京都タワーといったスポットまで、 観光の拠点が集まった京都市中心部の洛中エリア。 平安神宮をはじめ、 落ち着きのある雰囲気が魅力的な岡崎エリア とともに、このエリアでぜひ訪れたい紅葉スポットを7つご紹介します。
11月中旬~11月下旬前後
平安時代に創建された、浄土宗西山禅林寺派の総本山。左を振り返ってやさしく微笑む姿が珍しい、”みかえり阿弥陀”と呼ばれる本尊の阿弥陀如来像は必見。境内に点在する七不思議(抜け雀、悲田梅、臥龍廊、三鈷の松、木魚蛙、火除けの阿弥陀如来、岩垣紅葉)を巡ってみるのもおすすめ。
永観堂は平安時代の古今和歌集でもその美しさが詠われ、 古くから”もみじの永観堂”として名を馳せる京都の紅葉名所。 境内には約3000本のモミジが植えられており、多宝塔近くの急斜面から生える「岩垣もみじ」や、放生池の水面に映る「逆さもみじ」の光景が特に人気。
11月中旬~12月上旬前後
慈照寺銀閣と熊野若王子神社の間を結ぶ、約2kmの散歩道。近代日本を代表する哲学者の西田幾多郎や、経済学者の河上肇などがこの道を歩き、瞑想にふけったことから「哲学の道」の名がついたといわれる。
水路沿いの道を散策しながらゆったりとモミジを鑑賞できるのが魅力。 周辺には京都屈指の紅葉名所として名高い「永観堂」「南禅寺」「銀閣寺」などがあり、あわせて散策するのがおすすめ。
11月下旬~12月上旬前後
正式名称は”正真正銘の極楽の寺”の意味を持つ「真正極楽寺」で、比叡山延暦寺を本山とする天台宗の寺院。”うなずきの弥陀”と呼び親しまれる阿弥陀如来像をはじめ、五山の送り火で知られる大文字山を含む東山連峰を背景に望み、お釈迦様の最期がモチーフとなった庭園「涅槃の庭」は必見。
紅葉シーズンには真っ赤な紅葉のトンネルになる石畳の参道をはじめ、特に夕暮れ時がおすすめの三重塔周辺、そして 「敷きもみじ/散りもみじ」が見事な本堂裏など、絵になるスポットが多数。
11月中旬~12月上旬前後
地元の人々から「くろ谷さん」と呼び親しまれる、浄土宗最初の寺院。幕末に京都守護職(会津藩)の本陣となったことから、新選組ゆかりの寺院でもある。アフロヘアの仏様「五劫思惟阿弥陀仏」が近年話題に。
紅葉シーズンには、通常非公開の「大方丈」と紅葉に彩られた回遊式庭園「紫雲の庭」を特別に公開。 山門の北側と南側を赤い紅葉が美しく彩るなど、境内には紅葉スポットが多い。
11月中旬~12月上旬前後
正式名称は「教王護国寺」で、京都のシンボル「五重塔」があることでも名高い真言宗の寺院。80点以上もの国宝を有しており、「古都京都の文化財」のひとつとして世界遺産に登録されている。
京都の風景に欠かせない「五重塔」を紅葉が包む光景は、まさに”京都の秋”そのもの。 境内には約250本のモミジが植えられており、幻想的な夜のライトアップも人気。「瓢箪池(ひょうたんいけ)」に映り込む紅葉の美しさも格別。
11月中旬~12月上旬前後
日本全国にある禅寺の中で最も格式が高い、臨済宗南禅寺派の大本山。京都五山や鎌倉五山の上に置かれる別格扱いの寺院で、日本で最初の勅願禅寺。国宝の「方丈」や、「三門」をはじめとした重要文化財、国名勝の方丈庭園が自然豊かな境内の景色に溶け込む。 アーチ形をしたレンガ造りの「水路閣」は写真スポットとして人気。
南禅寺の塔頭のひとつ「天授庵」周辺は紅葉スポットとして特に有名。枯山水の「東庭」と池泉回遊式の「南庭」、2つの庭園があり、「東庭」では縁側から白砂と赤い紅葉の見事なコントラストを堪能できる。
https://www.veltra.com/jp/japan/kyoto/ctg/174702:%E5%8D%97%E7%A6%85%E5%AF%BA/?sid=1554
11月中旬~11月下旬前後
明治~大正時代の政治家・山縣有朋が別荘として造営した庭園で、国の名勝庭園にも指定。背景に東山を望み、園内に琵琶湖疏水を引き入れた近代日本庭園の傑作。
開放的な園内には色とりどりのモミジが植えられており、 庭園を臨む園内のカフェでゆっくりと紅葉を味わうのもおすすめ。 2021年には庭園コンシェルジュの解説を聞きながらライトアップ風景を楽しめるイベントも開催された。
京の美・手仕事を随所に感じられるスモールラグジュアリーホテル。平安神宮や南禅寺、京都市動物園などへのアクセスも良好。
https://www.okura-nikko.com/ja/japan/kyoto/hotel-okura-kyoto-okazaki-bettei/
国の史跡・琵琶湖疏水のほとり、名庭「無鄰菴」のとなりに佇むリゾートホテル。南禅寺にもほど近く、岡崎エリアの観光に便利。
https://www.fufukyoto.jp/
京都北部に位置する洛北は、 四季折々の風情を肌で感じられる自然豊かなエリア。 なかでものどかな里山にある大原は、市街地の喧騒から離れた京都の田園風景が魅力です。そんな洛北・大原エリアでぜひ訪れたい紅葉スポットを5つご紹介します。
11月中旬~12月上旬前後
1601年に建立された臨済宗南禅寺派の寺院。徳川家康が文治政策によって伏見に開設した「圓光寺学校」がはじまりで、1667年に現在の場所へ移設。境内には新旧2つの庭園があり、約200本のモミジと美しい苔が見事な江戸時代の池泉回遊式庭園「十牛之庭」と、龍や稲妻をモチーフとした躍動感ある平成時代の枯山水庭園「奔龍庭」の鑑賞が可能。洛北の眺めを一望できる裏山を登った場所には、徳川家康の歯が埋葬されていると伝わるお墓も。
紅葉が美しく彩る「十牛之庭」を、本堂の中から柱を額縁に見立てて絵画のように鑑賞する「額縁庭園」が有名。 まるで真っ赤なじゅうたんのように美しい「敷きもみじ/散りもみじ」も人気があり、見頃のピークを過ぎた頃の観光もおすすめ。
11月中旬~11月下旬前後
わらべ地蔵でも有名な三千院は、皇族が歴代住職を務めた天台宗の門跡寺院。江戸時代の茶人・金森宗和が修築した「聚碧園」と一面の苔が瑞々しい「有清園」の2つの庭園をはじめ、格式高い「宸殿」「客殿」、阿弥陀三尊像が安置されている重要文化財「往生極楽院」が主な見どころ。
三千院は山間の盆地「大原の里」に位置しており寒暖差が激しいことから、 紅葉の色鮮やかさが特に見事。 境内の杉や一面の美しい苔の緑と、紅葉の赤のコントラストが美しい。
https://www.veltra.com/jp/japan/kyoto/a/17893?sid=1554
11月中旬前後
“学問の神様”として信仰を集める菅原道真が祀られた、日本全国の天満宮の総本社。合格祈願や学業成就のご利益でも知られ、毎年多くの受験生が参拝に訪れる。境内には「撫で牛」と呼ばれる牛の像があり、頭をなでると知恵がつくとも。
梅の名所として名を馳せる北野天満宮だが、紅葉も見逃せない。豊臣秀吉が京都の都市改造のために築いた御土居 「もみじ苑」では、約350本のモミジと朱色が美しい太鼓橋「鶯橋」が重なる美しい眺めを堪能することができる。
11月中旬~11月下旬前後
水の神様「高龗神(たかおかみのかみ)」を祀る、日本全国に約500社ある貴船神社の総本宮。灯篭が並ぶ石段参道の光景が有名で、平安時代の女流歌人・和泉式部が参詣したことから、縁結びのパワースポットとしても知られる。
京都市内に比べて気温が低い貴船神社では、一足早く参道の石段や本殿周辺が紅葉に包まれる。 ライトアップイベント「貴船もみじ灯篭」の開催期間中は一帯に行灯が並べられ、幻想的な雰囲気を楽しむことができる。
https://www.veltra.com/jp/japan/kyoto/ctg/174714:%E8%B2%B4%E8%88%B9%E7%A5%9E%E7%A4%BE/?sid=1554
11月下旬前後
比叡山の麓、八瀬エリアにある浄土真宗の寺院。 黒塗りの机に庭園の風景を反射させたリフレクションの絶景写真が撮影できると近年話題に。 通常は文化保護のため非公開となっており、春と秋のみ期間限定で夜間特別拝観が行われる。
言わずと知れた”リフレクション写真”を撮影することができ、秋の紅葉シーズンには赤や黄金に染まった庭園風景が見事。 特別拝観につき事前申し込みが必要。
2020年に「グランドプリンスホテル京都」からリブランドした、大人のための隠れ家ホテル。自然を身近に感じられる客室が魅力。
https://www.princehotels.co.jp/kyoto/
大文字山の麓に佇むラグジュアリーホテル&リゾート。都会の喧騒を離れ、静かな自然の中で上質なひとときを味わえる。
https://www.aman.com/ja-jp/resorts/aman-kyoto
京都市西部に位置する嵐山・嵯峨野エリアでは、 保津川渓谷の風景をのんびりと楽しめる観光鉄道「嵯峨野トロッコ列車」やスリル満点の舟下り「保津川下り」が人気。 ”三尾めぐり”で有名な高雄も含め、このエリアでぜひ訪れたい紅葉スポットを5つご紹介します。
11月下旬~12月上旬前後
全長155m、大堰川(桂川)にかかる渡月橋は国の名勝・史跡に指定されており、嵐山を語る上で外せない観光名所。鎌倉時代に亀山天皇が舟遊びをしていたとき、まるで月が橋の上を渡るように見えたことを”くまなき月の渡るに似る”と詠み、渡月橋と呼ばれる所以になった。
優美な曲線を描く渡月橋、穏やかに流れる桂川、赤や黄金に染まった山々が見事に調和。 渡月橋を歩きながら山々の紅葉を見渡すのもよし、川沿いから絶景を味わうのもよし、自然が織り成す風景に心が惹きつけられる。
https://www.veltra.com/jp/japan/kyoto/a/169446?sid=1554
https://www.veltra.com/jp/japan/kyoto/a/108209?sid=1554
11月上旬~11月下旬前後
栂尾山高山寺、槙尾山西明寺と合わせて”三尾の名刹”と称される、由緒ある寺院。真言宗の開祖・空海や、天台宗の開祖・最澄ともゆかりがあり、日本仏教史上でも重要な寺院。日本古来から伝わる厄除けの願掛け「かわらけ投げ」発祥の地として有名。
高雄山の中腹にあることから京都市内でも早くからモミジが色づき始め、「タカオカエデ(イロハモミジ)」と呼ばれる樹齢500年以上もの古木を鑑賞できる。 山門へと続く石段を彩る紅葉が特に美しく、見頃を過ぎた頃の「敷きもみじ/散りもみじ」は思わず写真を撮りたくなる一面の絶景に。
https://www.veltra.com/jp/japan/kyoto/a/125246?sid=1554
11月中旬~12月上旬前後
1339年、足利尊氏が後醍醐天皇を供養するために建立した臨済宗大本山で、「古都京都の文化財」のひとつとして世界遺産に登録。 京都五山のうち第一位を誇る、別格の「南禅寺」を除いて京都で最も格式高い禅寺。
初代住職・夢窓疎石が作庭した「曹源池庭園」の裏にある紅葉のトンネルや、京都市内を一望できる「望京の丘」、ふすまを額縁に見立てて風景を1枚の絵のように楽しめる「大方丈」など、絶好の紅葉スポットが多数。
https://www.veltra.com/jp/japan/kyoto/ctg/174683:%E5%A4%A9%E9%BE%8D%E5%AF%BA/?sid=1554
11月下旬~12月上旬前後
真言宗大覚寺派の大本山で、境内の「大沢池」は日本三大名月鑑賞地のひとつとして有名。もとは嵯峨天皇の離宮だった建物を寺院に改めた門跡寺院※であり、「嵯峨御所」として皇室と深いつながりがあることでも知られる。
※皇族が歴代住職を務めた寺のこと。
朱塗りの「心経宝塔」と深紅の紅葉が放生池の水面に映る様はまさに絶景 で、夜間のライトアップでは神々しい光景が広がる。
https://www.veltra.com/jp/japan/kyoto/ctg/172462:%E5%A4%A7%E8%A6%9A%E5%AF%BA/?sid=1554
11月中旬~11月下旬前後
小倉百人一首で有名な小倉山の中腹に佇む、日蓮宗の寺院。多宝堂の周辺からは、嵯峨野エリアだけでなく京都市内の街並みまで見渡せる。天候が良ければ比叡山まで見えることも。
秋には小倉山全体が紅葉に染まり、 特に重要文化財に指定されている「多宝堂」周辺の紅葉はひときわ美しく、 赤や黄金など色とりどりの紅葉が見られる。
市街地の喧騒を離れ、清滝川の清流沿いに佇む和風旅館。松茸や京の湯豆腐をはじめとした秋の川床料理は11月末まで楽しむことができる。
渡月橋から専用舟に乗ってご案内する、嵐山の高級旅館。全室リバービューのお部屋やミシュランの星を獲得したお料理など、泊まること自体が特別体験に。
https://hoshinoya.com/kyoto/
幾重にも連なる千本鳥居で有名な「伏見稲荷大社」がある伏見区や、豊臣秀吉や小野小町ゆかりの地・山科区をメインに、このエリアでぜひ訪れたい紅葉スポットを3つご紹介します。
11月中旬~11月下旬前後
天台宗五箇室門跡のひとつで、皇族が歴代住職を務めた天台宗の格式高い門跡寺院。飛鳥時代、文武天皇の勅願によって行基が創建した山科区の古刹で、”財福の神様”として知られる七福神の一人、毘沙門天が祀られている。
「勅使門」へと続く参道のモミジが落葉して石段を真っ赤に埋め尽くす「敷きもみじ/散りもみじ」は圧巻 で、JRのポスターにも起用されたほど。そのほか、池泉回遊式庭園「晩翠園」では江戸時代の風情を感じながら紅葉を鑑賞できる。
11月中旬~12月上旬前後
醍醐山の麓から山頂にかけて200万坪以上の広大な敷地を有し、京都の数ある寺社仏閣の中でも最大級のスケールを誇る真言宗醍醐派の総本山。国宝や重要文化財など約15万点もの寺宝を所蔵しており、「古都京都の文化財」のひとつとして世界遺産に登録されている。
広大な境内には「金堂」「五重塔」「薬師堂」などの見どころがあり、とりわけ七福神の一人である弁財天が祀られた「弁天堂」周辺の紅葉が人気。 夜のライトアップでは、朱塗りのお堂と紅葉が「弁天池」に映り込む光景が美しい。
https://www.veltra.com/jp/japan/kyoto/ctg/174728:%E9%86%8D%E9%86%90%E5%AF%BA/?sid=1554
11月中旬~11月下旬前後
山科区にある真言宗善通寺派の大本山で、平安時代の女流歌人・小野小町が余生を過ごした場所として有名。「はねず色」という鮮やかな薄紅色を基調に小野小町の一生が描かれた 襖絵「極彩色梅匂小町絵図」がSNS等でも話題に。
春先には梅の名所として有名だが、秋の紅葉も見逃せない。庭園をはじめ、境内の至るところで紅葉を楽しめる。同じエリアにある「醍醐寺」「毘沙門堂」とあわせて巡るのもおすすめ。
宇治茶で知られるお茶の名産地・宇治市や、かつて日本の都が置かれていた長岡京市。京都市内からひと足伸ばしてぜひ訪れたい4つの紅葉スポットをご紹介します。
11月中旬~12月上旬前後
1053年に藤原頼通によって建立され、藤原一族の栄華を今に伝える平等院。10円硬貨のデザインでもお馴染み、「鳳凰堂」の名で親しまれる国宝「阿弥陀堂」には、定朝作の阿弥陀如来坐像が安置されている。極楽浄土が再現された国の史跡・名勝である「平等院庭園」をはじめ、数多くの国宝を有しており、1994年には「古都京都の文化財」のひとつとして世界遺産に登録された。
「鳳凰堂」の前に広がる「阿字池」を美しいもみじが囲い、天候の良い日には、 「鳳凰堂」と紅葉が水面に映る水鏡の光景を堪能することができる。
https://www.veltra.com/jp/japan/kyoto/ctg/182043:%E5%B9%B3%E7%AD%89%E9%99%A2/?sid=1554
11月下旬~12月上旬前後
曹洞宗の開祖・道元が開いた寺院。僧侶の教育や育成を目指す修行道場として日本で最初に開かれたことから「曹洞宗初開道場」ともいわれ、座禅や写経体験も可能。
一番の見どころは、石門から山門へと続く参道「琴坂」。両側にモミジが植えられており、 美しい紅葉のトンネルは写真スポットとしても絶好の場所。
https://www.veltra.com/jp/japan/kyoto/ctg/173833:%E8%88%88%E8%81%96%E5%AF%BA/?sid=1554
11月中旬~12月上旬前後
西国三十三カ所巡礼※の十番札所で、奈良時代に開かれた古刹。京都随一の花寺として知られ、「与楽園」と呼ばれる広大な庭園ではあじさいやツツジなど四季折々の花を楽しむことができる。
※仏教において崇拝される「観音菩薩」を祀った全33か所の寺院を巡礼すること。
「あじさい寺」として名高い三室戸寺だが、 実は古来より”三室戸の紅楓”として宇治十二景のひとつに数えられるほどの紅葉名所。 境内の紅葉と三重塔が重なる景色は素晴らしい。
11月中旬~11月下旬前後
長岡京市にある西山浄土宗の総本山。浄土宗の開祖・法然上人が初めて「南無阿弥陀仏」の念仏の教えを説いたといわれる地・粟生広谷に位置しており、法然上人が眠る御本廟も建立されている。
“もみじの寺”とも称される光明寺は、数百本にも及ぶモミジが境内を美しく彩る。 総門から御影堂へと続く石段「女人坂」、薬医門を中心とした紅葉のトンネル「もみじ参道」、そして参道を真っ赤に染める「敷きもみじ/散りもみじ」が有名。
https://www.veltra.com/jp/japan/kyoto/ctg/178715:%E5%85%89%E6%98%8E%E5%AF%BA/?sid=1554
全室から宇治川を一望できる割烹旅館。春は桜、秋は紅葉する山々と宇治川の風景を眺めながら京料理を堪能できる。
https://www.ukifune-en.co.jp/index.html
阪急「長岡天神駅」目の前という好立地にあり、2020年にグッドデザイン賞を受賞したデザイナーズホテル。旅行者や地元の人々が交流できる「まちバルSUBACO」も人気。
https://www.discover-nagaokakyo.com/jp/
一年を通してベストシーズンと言っても過言ではない京都で、とりわけ人気の高い秋の紅葉シーズン。行ってみたいスポットは見つかりましたか?
混雑が予想される観光名所に行くなら、スムーズに移動できるツアー・アクティビティを利用して旅程を組むのもおすすめです。
今年の秋は、風情あふれる京都へ紅葉狩りに出かけませんか。
余暇プランナー
「心揺さぶる」旅の体験を届けるというミッションのもと、日本国内・海外のツアーやアクティビティの催行会社と共に日々活動を行っています。日本国内や世界各地の旅に関する便利な情報やアイディア、現地からお届けするホットな話題、さらに おうちで体験できるオンラインツアーの情報などをまとめ、発信していきます。次の旅行のヒントとなる情報を探してみてください。
【2022年最新】京都のおすすめ紅葉スポット30選!見頃やライトアップ情報、便利なツアーもあわせてご紹介