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たくさん炊いたご飯があまってしまった場合、どうしていますか?
小分けにして冷凍しておくと、時間のないときに解凍してサッと食べることができますよね。
しかし、「冷凍ご飯はおいしくないからちょっと…」なんて言われたことがある人も多いのではないでしょうか。
でも、心配いりません。冷凍ご飯はちょっとの工夫を知れば、とってもおいしく食べられるんですよ。
この記事では、主婦歴20年の筆者が「冷凍ご飯の美味しい冷凍・解凍方法」をご紹介します。
ご飯は冷凍によりなぜ味が変わるのか、また、失敗しないためのポイントなども分かりやすく解説します。
ぜひ読み進めて、食卓に冷凍ご飯を取り入れてみて下さいね。
「冷凍ご飯がおいしくない」と、多くの人が感じがちといいます。
本当に冷凍ご飯はおいしくないものなのでしょうか?その答えは「いいえ」です。
「おいしくない」と感じているのは、間違った冷凍の仕方によって、ごはん本来のおいしさが損なわれているためです。
そのため、正しい方法でご飯を冷凍すれば、冷凍ご飯でもおいしく食べることができるのです。
ご飯をおいしく冷凍するにはいくつかのポイントがあります。
以下のポイントさえ押さえていれば、誰でも簡単に家庭で冷凍ご飯を作ることができます。
Point1:ご飯は炊きあがったら熱々のうちにラップで包む(冷凍OKの容器に入れる)
Point2:ご飯は小分け(ごはん茶碗1杯分《約150g》)にしてラップに包む
Point3:冷凍庫の機能にあれば、急速冷凍対応。なければ、熱伝導率の高い金属トレーの上に置いて冷凍時間の短縮を図る
ご飯を冷凍する際には、これらのポイントに気を付けるようにしましょう。
ごはんをおいしく冷凍する方法が分かっても、間違った解凍方法で解凍してしまったら味が落ちてしまいます。
そこで、冷凍ごはんのおいしい解凍方法を解説します。
しっかりとポイントを押さえて、冷凍ごはんをおいしく食べましょう。
Point1:電子レンジのあたため機能で加熱する(解凍モードは使わない)
Point2:電子レンジで2段階解凍する
これらのポイントに気を付け、次のように解凍してください。
こうすることで、冷凍したご飯の味を損ねることなく回答することができますよ。
冷凍ご飯がおいしくないと言われるのは、冷凍方法や解凍方法が間違っているからです。
間違った方法をしっかりと理解して避ければ、いつでも素早く手軽にご飯を食べることができます。
ご飯が冷めてからラップに包み冷凍するとおいしくありません。
熱々のご飯を冷凍庫に入れるのは良くないと思われるので、ついご飯が冷めてから冷凍してしまいますね。
確かに熱々のご飯を冷凍庫に入れるのは、冷凍庫の温度を上げてしまうのでよくありません。なので、熱々のうちにラップに包み粗熱を取ってから冷凍庫に入れましょう。
自然解凍でゆっくりと解凍されたご飯は、水分が出てご飯の表面がべちゃべちゃになります。
さらにご飯から水分が出てしまい、食べた時にパサパサになってしまいます。
なので、冷凍ご飯を解凍するときは凍ったままのご飯を電子レンジで手早く解凍しましょう。
職場などで電子レンジが使える環境があるなら、冷凍ご飯を持参して、お昼にホカホカご飯を食べることができます。
その際は、お昼までに自然解凍で溶けきらないように保冷バッグに保冷剤を入れて、冷凍を保つ必要があります。
しかし、一度冷めたお弁当を再加熱するよりおいしいご飯が食べられるので、おすすめです。
電子レンジで解凍する時に失敗する場合は、「解凍コース」で解凍してしまった場合です。
冷凍ご飯を解凍するので、「解凍コース」を使いたくなる気持ちは分かります。
しかし、「解凍コース」の機能は、冷凍したものを生に戻すことです。
冷凍ご飯の解凍に必要な加熱がされないので、おいしくなくなる場合が多いのです。
冷凍ご飯の解凍に失敗した…と感じた時は、チャーハンや混ぜご飯に変身させて無駄を回避しましょう。
チャーハンは調味料を混ぜてご飯を炒めますので、多少のパサパサ感やべちゃべちゃ感は感じられなくなります。
味もつくので、冷凍により損なわれた風味も気になりません。
冷凍ご飯の賞味期限は、約1か月と言われています。
早く食べるに越したことはありません。できれば1週間くらいで食べきった方が、風味を損なわず食べることができます。
しかし、備えておくことが多い冷凍ご飯なので、1週間くらいで食べきるのは難しいかもしれません。
なので、1か月で食べきることを目安としましょう。
理由としては、冷凍庫内で空気の水分が霜になり、ご飯に付着したり、ご飯の水分が抜けてパサパサになったりするからです。
冷凍ご飯を解凍して食べる場合は食べきることをおすすめします。
食べきらなかったとしても、再冷凍は避けましょう。
冷凍と加熱を繰り返すことで、ご飯の水分量や栄養価が低下して味や風味が損なわれます。
なので、冷凍ご飯をつくる際は、食べきれる量で冷凍することをおすすめします。
上記で冷凍・解凍のNGなどを紹介しましたが、なぜ味が変わるのでしょう?
ここでは冷凍ご飯がおいしくない理由をご説明します。
白米は水分と熱を加える(炊く)ことで、糊化(α化)します。
炊きたてのご飯は、水分をたっぷりと含み、もちもちと柔らかくおいしい状態なのです。
ご飯は冷めることでデンプンの老化が進み、水分が抜けて風味が損なわれ、パサパサの状態になります。
そのため、冷めた状態のご飯を冷凍すると、すでに風味の落ちたご飯を冷凍しているので、解凍して食べるときもおいしくないのです。
また、冷凍保存中に冷凍庫内のにおいがご飯に移ってしまうことがあります。
そのため、隙間を作らず、ラップはしっかりと包みましょう。
今回の記事では、主婦歴20年の筆者が「冷凍ご飯の美味しい冷凍・解凍方法」をご紹介しました。
実はやり方さえしっかり理解していれば、家庭で簡単に冷凍ご飯を作れるのです。
冷凍ご飯があれば、ご飯がちょっと足りなかった時やご飯を炊くのを忘れてしまった時など、サッと用意できて助かりますよね。
食事の用意が大変な共働き家庭にでは、強い味方になります。
冷凍ご飯はおいしくないと思っている方は、ぜひ一度試してみて下さい。
そして、冷凍ご飯はおいしくないから食べない!というご家族がいましたら、紹介したやり方でおいしい冷凍ご飯を出してみて驚かせちゃいましょう!