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ふっくらとした味わいがおいしいさわらの塩焼き。
ひと手間をかけることで、まるでプロの味に近づきます♪
今回の記事では「さわらの塩焼きの作り方」について、管理栄養士が丁寧に解説します。
パサパサしないコツや、グリルとフライパンでの焼き方についてもお伝えします。
おいしいさわらの塩焼きを作るポイントは、塩をふるタイミング、塩の量、火加減です。
しっかり守れば、パサパサせず、ふっくらとジューシーに焼きあがります。
まずは詳しく、作り方のポイントを解説します。
塩をふるタイミングは、焼く30分前がベストです。
塩をふることで、浸透圧の関係でさわらから水分が出て適度に身が締まり、ふっくらとした食感になります。
また水分と一緒に臭みが抜けるため、臭みのないおいしい塩焼きを作れます。
時間が短いと臭みが抜けきれず、長くなると水分が抜けすぎてパサパサになるため、30分がちょうどよい時間です。
30分経ったらサッと水洗いし、水気をペーパーでふき取りましょう。
焼き魚をする際に塩をふることを「ふり塩」といい、魚の重量に対し2%ほどが目安です。
さわら1切れが100gの場合、塩は2g(小さじ1/3)が目安となります。
塩の量が少ないと、身が締まらず臭みが抜けないため、しっかりふるようにしましょう。
さわらを焼くときの火加減は中火です。
焦げるのを気にして弱火で長時間焼いてしまうと、脂や水分が抜けすぎてしまい、パサパサする原因となります。
中火で一気に焼くことで、外はこんがり、中はふっくらと焼きあがりますよ。
焼き時間は下記を目安にしましょう。
・両面焼きグリル…7~8分
・片面焼きグリル…片面3~4分ずつ
・フライパン…片面4~5分ずつ
魚焼きグリルで焼く場合は、網にくっつかないよう必ず予熱をしてから焼きましょう。
こんがりと焼けて余分な脂も落ちるため、どちらかというと魚焼きグリルの方がおすすめです。
しかし、フライパンでもコツを知れば、十分おいしく焼けますよ。
グリルがない方や、掃除が面倒という方は、のちほど紹介するフライパンでの焼き方を参考にしてみてください。
まずは、魚焼きグリルで作る、さわらの塩焼きのレシピを紹介します。
<材料(2人分)>
・さわら…2切れ(70g×2切れ)
・塩…小さじ1/2(1切れあたり小さじ1/4)
・サラダ油…適量
<作り方>
1.さわらは焼く30分前に塩を振る。
さわらの両面に塩をまんべんなくふりましょう。
粒の粗い塩の場合、まんべんなく塩をふりにくいため、ふったあとに指で軽くすり込むようにしてください。
2.サッと水洗いして水気をふく。
さわらから出た水分や、表面の塩を洗い流すため、サッと水洗いしてペーパーなどで水気をふきとります。
3.網にサラダ油を塗り、中火で予熱する。
網に魚がくっつかないようサラダ油を塗り、中火で3〜4分、しっかりと予熱します。
4.さわらを下記の時間どおりに焼く。
・両面焼きの場合:皮を上にして7~8分
・片面焼きの場合:身を上にして3~4分、ひっくり返して3~4分
両面焼きの場合は、盛り付けたときに上になる方を上にして焼きます。
片面焼きの場合は、先に裏面を焼くことで、盛り付けたときにきれいに焼きあがります。
こんがりと焼けたら完成です。
次は、フライパンで作るさわらの塩焼きのレシピを紹介します。
フライパンで焼く際も、火加減は弱くしすぎないことがふっくらと焼くポイントです。
また魚焼き用アルミホイルがあると、くっつかずに焼けるため、さわらの皮がはがれずにきれいに焼きあがります。
材料と、作り方の1~2までは同じです。
<材料(2人分)>
・さわら…2切れ(70g×2切れ)
・塩…小さじ1/2(1切れあたり小さじ1/4)
・魚焼き用アルミホイル…適量
<作り方>
1.さわらは焼く30分前に塩をふる。
2.サッと水洗いして水気をふく。
3.フライパンに魚焼き用アルミホイルを敷き中火にかけ、皮を下にして中火で4~5分焼く。
魚焼き用アルミホイルがない場合は、サラダ油を薄く敷きましょう。
4.ひっくり返して火を弱め、さらに4~5分焼く。
ひっくり返したら、焦げないよう火を弱めましょう。
両面こんがりと焼けたら完成です。
さわらの塩焼きは、魚焼きグリルで焼く方がおすすめとお伝えしましたが、フライパンで焼いた場合とどのくらい味の差があるのでしょうか?
実際に食べ比べてみて感想をお伝えします!
まずは魚焼きグリルで焼いたさわらの塩焼きを食べてみます。
身はふっくらしており、パサつきも感じずジューシーです。
皮はパリっとしていて、こんがりと香ばしく焼けています。
臭みもなく塩気もちょうどよく、とてもおいしくいただきました。
次はフライパンで焼いたさわらの塩焼きです。
「ふっくら感が足りないかな?」と思っていましたが、思っていた以上にふっくら、ジューシー!
グリルに比べると焼く時間が長いため、少し水分が抜けているように感じましたが、パサパサせずにふっくらしています。
焼き色もしっかりついているため、香ばしさもあって十分おいしいです。
どちらもおいしかったのですが「どちらがおすすめ?」と聞かれると、やはりグリルの方をおすすめします。
直火で焼くことで素早く火が通り、香ばしく焼き上がるため、プロの味に近くなります。
もし魚焼きグリルがある場合は、ぜひ使って焼いてみてくださいね。
今回の記事では「さわらの塩焼きの作り方」について、管理栄養士が解説しました。
塩の量、タイミング、火加減を守れば、お家でも簡単においしいさわらの塩焼きを作れます。
ぜひ新鮮なさわらが手に入ったら、おいしい塩焼きにチャレンジしてみてくださいね!