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手軽に調理できて味変もしやすい「そうめん」、冷やしてさっぱり食べる事ができ、暑い季節には特に人気ですよね。
よく食べるものの、様々な茹で方がある中で「おいしく仕上げる正しいそうめんの茹で方」をご存じでしょうか。
また、昨今ではお鍋を汚さず電子レンジでそうめんを茹でられる調理器具などもあり、どうすればそうめんをおいしく茹でられるか知りたいですよね。
今回の記事では、管理栄養士が「基本的なそうめんの茹で方」「電子レンジでお手軽にそうめんを茹でる方法」などをご紹介します。
そうめんの茹で方はとっても簡単!
茹で時間も長くないのでちょっとした時にサッと食べることができますよ!
【そうめんを鍋で茹でる場合】
1 鍋に湯(分量外:1L)をわかし、そうめんを広げ入れます。
2 麺同士がくっつかないように菜箸で混ぜます。
3 再び湯がわいたら混ぜるのをやめます。
4 沸騰した状態を維持したまま袋の表示時間通り茹でます。
5 ザルにあげて流水でしっかりともみ洗いし、余分な塩分とぬめりを取り除きます。
6 水気を切ったら出来上がり
そうめんは食べたいけど、茹でた後にお鍋を洗うのがめんどくさい…そんな時もありますよね。
お鍋で茹でるのが億劫な時は、電子レンジで簡単に済ませてしまいましょう!
【電子レンジでそうめんを茹でる場合】
1 大きめの器に水600ccを入れ、電子レンジにかけて熱湯を作ります。600ccの場合、600Wで10分程度(500wなら12分程度)、電気ポットのお湯や湧かしておいたお湯を使っても大丈夫です。
2 そうめんをお湯の中に入れてほぐします。
3 電子レンジにそうめんが入った器を入れ、600Wで1分40秒から2分程度(500Wで2分から2分20秒程度)加熱します。ラップや蓋はしない方がお勧めです。
4 ゆであがったら流水でもみ洗いして完成!
そうめんの茹で方次第で味や食感が変わるのをご存じでしょうか。
そうめんを茹でる時に注意したいポイントをご紹介します。
結論、そうめんを茹でる際に塩は入れない方がよいでしょう。塩を加えない方が美味しく仕上がります。
理由は、そうめんやうどんは製麺工程で塩を含んでいるため、それ以上入れるとしょっぱくなってしまうからです。
一方で、パスタをゆでる際に塩を入れる理由には、パスタは麺を作る時に塩を入れていないためです。
また、パスタを茹でる時に塩を加えると、パスタの吸収量が少なくなり、コシが出るのも理由の1つです。
水から茹でると、火が通るまでに時間がかかるため、そうめんが伸びてしまったり歯ごたえのない食感になってしまいます。
そのため、そうめんは必ず沸騰したお湯で茹でるのがポイントです。
そうめんの太さによって茹で時間が異なりますので、基本的には袋に記載されている時間とするのがポイントです。
ただ、袋に記載されている時間よりも、10~20秒ほど短めにすることでゆで過ぎを防ぎ、コシのあるそうめんができます。
また、炒め物や汁物など、他の料理に使う場合は茹で時間をより短くしましょう。
湯通しや再加熱を考慮し、袋に記載されている時間より、時間を30秒~1分短めにすることがおすすめです。
お皿に盛られたそうめんをひと口分だけ取りたい時に、箸を持ちあげると丸ごと持ち上がった経験はないでしょうか。
そうめん同士がくっつく理由は、でんぷんによるぬめり。ゆで上がったそうめんの表面には、でんぷんによるぬめりが出ています。
そのため、茹で上げた後にしっかり流水で洗いぬめりを取ることで、麺同士がくっついて離れなくなってしまうことを防ぎます。
また、茹でる時にはたっぷりの水を使い、大きめの鍋を使うこともポイントです。
茹でる時はしっかりと麵をほぐしましょう。
今回の記事では、「おいしく仕上げる正しいそうめんの茹で方」と「そうめんを電子レンジで調理する方法」を解説しました。
そうめんは茹で過ぎると、伸びて美味しくありません。
茹で時間だけはタイマーでしっかりと時間をはかって茹でるようにして、この夏もそうめんを楽しみましょう。