【2022年7月】今月価格が高騰する野菜は何？お買い得な野菜は「キャベツ＆きゅうり＆ばれいしょ」
大雪や台風、水不足などによって収穫量が大きく変わる野菜。旬の時季は比較的安価で手に入るイメージがありますが、生育状況によっては意外と高かったりすることも。今回は日々刻々と価格が変動する野菜の価格見通しを農林水産省のデータから解説します。
「そろそろ春キャベツの時季だなあ」なんて思ってスーパーを覗いてみたはずが、なぜか旬ではない野菜が安くなっている……なんてこと、ありますよね。野菜は天候などの影響で育ち方が変わるもの。
収穫量によって常に価格は変動していますが、実は農林水産省が野菜の価格について聞き取り調査をしているのはご存知でしたか？
東京都中央卸売市場に出荷される野菜について、例年と比較した価格の見通しを毎月発表しているんです。
今回は令和4年7月分時点での野菜の価格動向について、発表されている資料からわかりやすく解説します。
7月の野菜生育状況
令和4年度7月は、キャベツ・きゅうり・ばれいしょがお買い得に買える見込みです。
だいこんとにんじんは、順調に生育中です。
はくさい・ねぎは、順調に生育しています。
キャベツは、生育が良好のため十分な出荷量が見込まれます。7月を通じて出荷数量は平年を上回り、価格は平年を下回る見込みです。
ほうれんそうは、主産地の北関東一帯の冷え込みの影響を受け生育が遅れ気味です。出荷数量には大きな変化はなく、価格は平年並みになるでしょう。
レタスは、気温の低さにより生育が遅れ気味ではあるものの、出荷数量・価格に大きな影響はなさそうです。
きゅうりは、主産地での生育が良好であるため、7月を通して十分な量の出荷を見込めます。価格も平年よりお安くなる見通しです。
なす・トマトは主産地における曇天や寒さの影響を受け生育が遅れ気味。
ピーマンは、順調に育っています。
ばれいしょは主産地での生育が良好であるため、7月を通して十分な量の出荷を見込めます。懸念されていた市場の引き合いも弱く、価格は平年よりお安くなる見通しです。
さといもは、主産地での降雨の影響を受け収穫に遅れが生じています。出荷数量に大きな影響はなさそうです。
玉ねぎは主産地での生育が良好であるため、7月を通しての出荷数量は平年並みに。しかし、市場での不足感から価格は平年を上回るでしょう。
今月お買い得な野菜は？
キャベツ
令和4年7月に東京都中央卸売市場で扱うキャベツのうち、73%が群馬県産、13%が岩手県産。主産地における生育が順調だったため、7月を通じて出荷数は平年をやや上回る見込みです。7月いっぱい、平年よりお買い得なお値段で購入できそうです。
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きゅうり
令和4年7月に東京都中央卸売市場で扱うきゅうりのうち、41%が福島県産、14%が岩手県産、10%が秋田県産です。主産地での生育は良好で、今月中は潤沢な出荷が見込まれます。7月全体にかけて、安値が続きそうです。
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ばれいしょ
令和4年7月に東京都中央卸売市場で扱うばれいしょのうち、33%が茨城県産、23%が静岡県産、20%が千葉県産です。主産地での生育は良好で、7月を通して潤沢な出荷が見込まれます。市場での不足感が心配されていたばれいしょですが、十分な供給が続いていることから価格は安定。平年よりお買い得な価格になりそうです。
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価格が高騰する可能性がある野菜
たまねぎ
令和4年7月に東京都中央卸売市場で扱うたまねぎのうち、48%が兵庫県産、23%が佐賀県産です。主産地での生育は順調で、7月を通しての出荷数は平年並みで推移するものの、市場での不足感が足を引っ張りそう。価格は7月いっぱいを通じて平年より高くなりそうです。
価格は平年並みの野菜
その他、価格が平年並みに落ち着きそうな野菜は次の通りです。
・だいこん
・にんじん
・はくさい
・ほうれんそう
・ねぎ
・レタス
・なす
・トマト
・ピーマン
・さといも
2022年の7月はキャベツ＆きゅうり＆ばれいしょが狙い目！
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