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夏が旬のマンゴーは、甘さと濃厚な味わいが特徴です。
食べ頃のマンゴーはやわらかく傷みやすいこともあり、スーパーなどでは食べ頃より少し早めのものが売られています。
自宅で追熟させて、食べ頃を見極めるのがおいしく食べるコツ。食べ頃の見分け方を知り、おいしくて栄養豊富なマンゴーを楽しみましょう。
マンゴーは、買ってきてすぐはまだ熟れていないことが多く、2~3日追熟させると食べ頃になります。
以下の食べ頃サインを知っておきましょう。
マンゴーの皮の表面にツヤが出て、べたつきを感じるようになったら食べ頃です。
表面に白い粉のようなもの(ブルーム)がついているものはまだ食べ頃ではありません。
常温で追熟すると、この白い粉のようなものがなくなりツヤが出てきます。
果皮の上からそっと触ったとき、やわらかさを感じる状態が食べ頃です。
指で軽く押したときに、少しへこむような感触があればOKです。
完熟したマンゴーは、果皮の上からでも甘い香りが漂ってきます。
においを嗅いでみて、香りの強さを確認しましょう。
マンゴーの品種が違っても、食べ頃の基本的な見分け方は同じです。
国産マンゴーの代表であるアーウィン種(アップルマンゴー)のほかにも、ペリカンマンゴーやタイマンゴーも同様の見分け方です。
中でも、キーツマンゴーや玉文マンゴーは12~14日間と長く追熟が必要なマンゴーですので、気長に完熟を待ちましょう。
完熟していないマンゴーは、常温に置くことで追熟できます。
直射日光が当たらない涼しい場所に2~3日置いておきましょう。
十分に熟したら、ラップやポリ袋などに包み、冷蔵庫の野菜室に入れます。
完熟したものは傷みやすく日持ちしないため、早めに食べるようにしましょう。
マンゴーが熟し過ぎてしまうと、やわらかくなりすぎてしまい、実の部分がどろっとした状態になります。
傷んでいなければ食べられますが、以下の傷んだサインがないか確認しましょう。
・異臭がする
・カビが生えている
・茶色い汁が出ている
・表面がぬるぬるしている
・断面が茶や黒に変色している
・やわらかいを通り越してぶよぶよしている……など
傷んでいなくても、熟しすぎると味が落ちてしまいます。凍らせてシャーベットにしたり、ヨーグルトにかけたり、フルーツジュースにしたりするなどの工夫をして食べ切るのも良いでしょう。
マンゴーには以下のようなさまざまな栄養素が含まれます。期待される効能もチェックしましょう。
マンゴーにはカリウムが含まれ、むくみの解消に役立ちます。
カリウムは余分なナトリウムを排出する働きがあり、むくみの原因となるナトリウムの摂りすぎを調整してくれます。
β-カロテンには抗酸化作用があり、肌の老化の一因となる身体のサビ(酸化)を防いでくれます。
肌のハリやツヤを保つのに欠かせない役割があります。
ビタミンCは肌を健やかに保つために欠かせません。
β-カロテンと同じ抗酸化作用があり、老化から守ってくれる作用があります。
また、コラーゲンが作られるときに必要であり、肌の健康を守ってくれます。
※参照:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」,厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」
今回の記事では、マンゴーの食べ頃の見分け方を管理栄養士が解説しました。
マンゴーはほかの果物と比べると高価なこともあり、贅沢な気分を味わえる果物でもあります。食べ頃をしっかり見極めて、マンゴーをおいしくいただきましょう。