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購入したマッシュルームを冷蔵庫から取り出すと、傘の裏側が黒くなっている……。「腐ってしまった!」とドキッとするかもしれませんが、実は加熱すれば十分おいしく食べられます。今回はマッシュルームの変色の原因と対処方法、また腐ったマッシュルームとの見分け方を解説します。
マッシュルームは収穫後も成長し続けるため、見た目にいくつかの変化が生じます。購入当初は真っ白だったマッシュルームの傘の裏が黒くなるのも、自然な変化のひとつ。腐ってしまったわけではないので、捨てずにおいしくいただきましょう。
マッシュルームはきのこ類の中では珍しく生食できる食材です。収穫したばかりの新鮮なマッシュルームであれば、火を通さずに食べることができます。
しかし、傘の裏が黒いマッシュルームは収穫から時間が経っているため、生食できるほど新鮮であるとはいえません。パスタソースやスープの具材にしたり、ソテーにしたりと必ず加熱してから食べましょう。
【おすすめレシピ】
牛肉とマッシュルームのがっつりチャーハン
牛こま切れ肉、マッシュルーム、ご飯、にんにく、小ねぎ(あれば)、しょうゆ、塩、こしょう、オリーブオイル、バター
調理時間:10分
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サラダにスライスされた生のマッシュルームがのっているのを見たことはありませんか?普段、キノコ類を生で食べることはまずありませんが、マッシュルームは生で食べてもいいのでしょうか?管理栄養士が解説します。
※参考:マッシュルームのミツクラファーム 株式会社 三蔵農林「マッシュルームの豆知識」
マッシュルームの軸や表面に黒いつぶつぶとしたものが付いていることがあります。これは「ピートモス」と呼ばれる土で、マッシュルームを育てるために使う「菌床」の一部です。
無菌なので口に入っても問題はありませんが、土が付いたままだと気になってしまいますよね。調理前にキッチンペーパーなどで軽く拭き取ってから使いましょう。
※参考:マッシュルームのミツクラファーム 株式会社 三蔵農林「マッシュルームの豆知識」,ハルキガーデン「ピートモスとは」
傘の裏が黒いものや、ピートモスがついているものは食べても問題ありません。一方で見た目やにおいに以下のような特徴がある場合には、腐っている可能性が高いため食べずに廃棄するようにしましょう。
マッシュルームは収穫から時間が経つと、徐々に傘が開き、表面や軸が茶色く変色していきます。傘の裏側以外に変色が見られる場合は劣化が進んでいるサインなので、食べるのは避けましょう。
水分が出てやわらかくなったもの、触ったときにぬめりがあるものは鮮度が落ちています。
マッシュルームにはホワイト種とブラウン種があります。新鮮なブラウン種はホワイト種に比べて上品な香りが強いのが特徴ですが、どちらも傷み始めると酸っぱいにおいがするようになるため、注意しましょう。
※参考:マッシュルームのミツクラファーム 株式会社 三蔵農林「マッシュルームの豆知識」,JAかとり「マッシュルーム」
マッシュルームは傷みやすいので、上手に保存して劣化を遅らせましょう。
マッシュルームは数個ずつキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて軽く口を閉じます。マッシュルームの保存環境としては2~5℃が適しているので、野菜室ではなく冷蔵室での保存がおすすめです。
カットせずにそのまま冷凍用保存袋に入れ、冷凍しましょう。もしくは、薄くスライスしてから冷凍用保存袋に平らになるように入れ、金属トレイの上で冷凍保存してもOKです。切り口にレモン汁を振りかけると変色予防になりますよ。調理の際は凍ったまま加熱して使いましょう。冷凍したマッシュルームは生食はできないので、注意してくださいね。
傘の裏が黒いマッシュルームは成長しているだけで、傷んでいるわけではありません。今回解説した腐っているポイントが見当たらないかをチェックして、必ず火を通してから食べるようにしてくださいね。