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「ごぼうを1本購入したけれど、量が多くて使い切れない!」と悩んだことはありませんか?そんなときは冷凍保存を活用しましょう。事前に下処理してから冷凍すれば、使いたいときに必要な量だけサッと取り出すことができ、調理の時短になりますよ。今回はごぼうの冷凍保存方法と、冷凍ごぼうを使ったおすすめレシピを紹介します。
ごぼうは繊維質が多いため、本来は冷凍保存に向きません。解凍したときに細胞と細胞の間に空洞ができ、筋っぽい食感が目立ってしまうためです。食べると舌触りが悪く、「おいしくない」と感じる方も多いでしょう。
そのため、ごぼうを冷凍する際はあらかじめ炒めるなどの加熱処理をし、繊維をやわらかくしてから保存するようにしましょう。また、生のまま保存した場合も、しっかりと火を通す料理に使うと食感が気になりにくくなります。
これらのポイントを押さえれば、冷凍したごぼうであっても十分においしく食べることができますよ。
ごぼうの冷凍方法を、生のもの・加熱したもの・調理したものに分けて紹介します。
生のままごぼうを保存する場合は、少し大きめに切り分けてから冷凍しましょう。
1. ごぼうを洗い、使いやすい長さにカットする
ごぼうは冷凍しても数分置けば包丁で切ることができるため、冷凍する際は大きめサイズのぶつ切りでOKです。
2. ボウルに水を張り、切ったごぼうを30秒~1分ほどさらす
栄養やうまみが水に逃げてしまうのを防ぐため、サッとさらす程度に留めましょう。
3. キッチンペーパーで水気をしっかりと拭き取り、ラップで1食分ずつ包む
4. 冷凍用保存袋に入れ、冷凍庫へ入れる
冷凍庫のにおいがつかないように、かならず冷凍用保存袋に入れましょう。
凍ったまま加熱調理します。カットして使用する場合は、常温に数分置いてから切ってください。煮物や炒め物・汁物などに使うとおいしくいただけます。生のまま冷凍したごぼうは、食感を活かすサラダなどには向かないのでしっかり火を通すメニューに活用してくださいね。
生のまま冷凍したごぼうは、ポリフェノール類の影響で切り口の色が変わることがあります。食べても身体に害はありませんが、こちらのレシピのようにめんつゆやしょうゆなどの調味料でしっかり味付けする料理に使えば、切り口の色味が気になりにくくなりますよ。
ごぼうとこんにゃくの煮物
ごぼう、こんにゃく、○めんつゆ(3倍濃縮)、○酒、赤唐辛子(輪切り)、ごま油
調理時間:20分
ごぼうを炒めてから冷凍しておけば、冷凍による食感の変化が気になりにくくなる上、調理の時短にも繋がります。
ごぼう同士がくっついて取り出しにくくなるのを防止するため、1食分ずつ小分けにして保存しましょう。
1. 皮をむき、食べやすい大きさにカットする
薄切りやささがき、千切りなど、好みの切り方でカットします。
2. ボウルに水を張り、切ったごぼうを30秒~1分ほどさらす
3. キッチンペーパーで水気をしっかりと拭き取る。フライパンに少量の油を引き、ごぼうを炒める
4. 全体に軽く火が通ったら火を止め、粗熱を取る
大きな皿やバットに広げると、すばやく粗熱を取ることができます。
5. ラップで1食分ずつ包む
6. 冷凍用保存袋に入れ、冷凍庫へ入れる
凍ったまま、煮物や炒め物・汁物などに使いましょう。和え物やサラダに使いたいときは、冷蔵庫に移して解凍してから使います。
ごぼうはご飯を炊飯するタイミングで冷凍庫から取り出せばOK。炊飯釜に凍ったままパパッと入れるだけなので、とてもお手軽です。
鶏とごぼうの炊き込みご飯
鶏もも肉、ごぼう、米、○しょうゆ、○酒、○みりん、○和風だしの素(顆粒)、○しょうがチューブ
調理時間:40分
水分が出にくいきんぴら・たたきごぼうなどは、調理済みの状態でも冷凍できます。反対に水気の出やすいサラダは冷凍保存には向かないので注意してくださいね。
保存する際は1食分ずつラップで包み冷凍用保存袋に入れて保存しましょう。食べるときは冷蔵庫で解凍するか、電子レンジで温めなおします。また、シリコンカップなどで小分けにしてから冷凍すれば、お弁当のおかずとしても活用できますよ。自然解凍だと雑菌が繁殖する可能性もあるので、かならず電子レンジで再加熱し、冷ましたうえでお弁当箱に入れるようにしましょう。
ごぼうを冷凍保存しておけば、面倒な下処理なしですぐに調理に使えてとても便利。またカットしてから冷凍保存することで、冷凍庫スペースの節約にもなりますよ。食べたい料理を思い浮かべながら、今回紹介した冷凍方法を使い分けてみてくださいね。