2021年8月に安く買える野菜はどれ！？価格見通しからおすすめを解説！
台風や大雪、水不足などによって収穫量が大きく変わる野菜。旬の時季は比較的安価で手に入るイメージがありますが、生育状況によっては意外と高かったりすることも。今回は日々刻々と価格が変動する野菜の価格見通しを農林水産省のデータから解説します。
「そろそろ春キャベツの時季だなあ」なんて思ってスーパーを覗いてみたはずが、なぜか旬ではない野菜が安くなっている……なんてこと、ありますよね。野菜は天候などの影響で育ち方が変わるもの。
収穫量によって常に価格は変動していますが、実は農林水産省が野菜の価格について聞き取り調査をしているのはご存知でしたか？
東京都中央卸売市場に出荷される野菜について、例年と比較した価格の見通しを毎月発表しているんです。
今回は令和3年8月分時点での野菜の価格動向について、発表されている資料からわかりやすく解説します。
7月の野菜生育状況
令和3年度は天候が順調だったため、例年に比べて多くの野菜がよく育っています。8月特にお安くお店に並ぶ見込みなのは「にんじん、はくさい、キャベツ、きゅうり、なす」です。
にんじんは8月前半にかけて、はくさいとキャベツ、きゅうり、なすは8月を通してお得に買えそうです。
きゅうりやなすは天候に恵まれ、生育は良好。キャベツは一部の産地で生育が若干遅れているものの、おおむねよく育っています。
全国各地で高温・小雨の地域が多くなっている影響で、にんじんやレタス、ばれいしょなどは細め・小さめになっています。だいこんは一部の産地で高温・小雨の影響を受け生育が遅れています。
現在このほかのほうれんそう・ねぎ・トマト・ピーマン・さといも・たまねぎの生育状況は平年並みです。
今月お買い得な野菜は？
にんじん
令和3年8月に東京都中央卸売市場で扱うにんじんのうち、約9割が北海道産。主産地である北海道では6月下旬以降まとまった降雨がなかったことから、生育が遅れ細いにんじんが多くなっているとのこと。しかし、8月前半は出荷数量の大幅な減少はなく、平年以上の出荷量が見込まれるためお買い得な価格で食べられそうです。
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はくさい
令和3年7月に東京都中央卸売市場で扱うはくさいは、約88%が長野県産。主産地である長野では7月にまとまった雨が降らなかったことから生育がゆるやかに遅れているそう。しかし、出荷量は減少せず、8月を通してお得に購入できる見込みです。
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キャベツ
令和3年8月に東京都中央卸売市場で扱うキャベツのうち、約74%が群馬県産、約17%が岩手県産。主産地では適度な雨とお天気に恵まれ、すくすく育っています。8月を通して多くのキャベツが出荷されるため、価格も安く、手に入りやすくなりそうです。
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きゅうり
令和3年8月に東京都中央卸売市場で扱うキャベツのうち、約40%が福島県産、約20%が岩手県産、約10%が秋田県産。主産地で適度な雨とお天気に恵まれ、順調に育っています。8月を通じて潤沢に出荷されるので、8月いっぱい、お安く手に入りそうです。
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なす
令和3年8月に東京都中央卸売市場で扱うなすのうち、約33%が群馬県産、約28%が栃木県産、約26%が茨城県産。適度な雨とお天気に恵まれて、生育は順調です。8月を通じて出荷量は平年を上回り、8月中を通してお安く手に入りそうです。
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価格が高騰する可能性がある野菜
令和3年8月は、細め・小さめの野菜はあるものの、出荷量も安定しお値段は抑え気味に。おおむねの野菜がお買い得に購入できる見込みなので、安心ですね。
価格は平年並みの野菜
その他、価格が平年並みに落ち着きそうな野菜は次の通りです。
・だいこん
・ほうれんそう
・ねぎ
・レタス
・トマト
・ピーマン
・ばれいしょ
・さといも
・たまねぎ
2021年の夏は夏野菜がお買い得！
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