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料理に彩りを添え、豊かな風味をあたえてくれる三つ葉。しかし一度に使う量が少なく、気づけば傷んでしまっている...なんて人もいるのではないでしょうか。すぐにしなしなになるイメージの三つ葉ですが、適切に保存してあげればみずみずしさを保って長く使うことができます。今回はそんな三つ葉の保存方法をご紹介します。
三つ葉は冷蔵庫にそのまま置いておくと、徐々にしんなりしてしまいますよね。三つ葉をできるだけ鮮度良く保存するには、乾燥対策をしっかりと行うことが大切です。特に冷蔵庫の中は乾燥しやすいので、水分が抜けないように工夫しましょう。
三つ葉の保存方法には冷蔵と冷凍の2パターンがあるので、手順を含めて解説していきます。
三つ葉の爽やかな香りやシャキシャキとした食感を残したいなら、冷蔵保存がおすすめです。冷蔵の場合は適切に保存しても10日程度の日持ちですので、なるべく早く使い切るようにしましょう。
1. 三つ葉を軽く水で洗う
まずは、水の張ったボウルに入れて手で優しく洗いましょう。時間がないときは水道でさっと洗っても問題ないですが、ごしごし洗うと柔らかい葉がちぎれてしまうので注意しましょう。
2. 根元をカットする
スポンジがついた箇所のやや上も、茶色っぽく汚れが溜まっているので、根元1cm程度の場所をハサミで切り落としましょう。
3. 葉の水分を拭きとり、水を入れた容器に縦になるように入れる
容器の底から4〜5cmほどの高さになるように水を入れます。大事なのは根元をしっかり水に浸けること。茎から葉の部分は容器に沿わせながらくるりと入れます。この時、葉に水がついたまま保存すると傷みやすくなるので水分は拭きとり、水に浸からせないように気をつけましょう。
4. 最後にフタ(なければラップをし、輪ゴムで押さえて密閉)をして、野菜室で保存する
保存に使用する水は日が経つにつれて汚れたり、根元から水分を吸収して減ったりするので、3日に1回は交換してください。三つ葉を使うタイミングで一緒に水も交換すると効率的ですよ。
冷凍であれば1ヶ月程度日持ちさせることができるので、三つ葉を大量に手に入れた際などにおすすめの保存方法です。風味はやや落ちますが、加熱調理などに使えばそこまで気になりません。
三つ葉の冷凍方法は、「生のまま」と「茹でてから」の2パターンがあります。いずれも解凍は必要なく、そのまま加熱調理に使用してOKです。
三つ葉を生の状態で保存すると、調理で少量使いたい時に便利です。この後に紹介する茹でる場合と違い、水分を含んで柔らかくなっていないので、凍っていても軽く手で揉めばバラバラにしやすいですよ。その都度必要な量だけを取り出し、汁物や天ぷらなどの具材として活用ください。
1. ざく切りにして使いやすい大きさにカットする
三つ葉をさっと洗って水気を拭き取り、包丁で根元を切り落としてから食べやすい大きさに切りましょう。3〜4cm程度にしておくとスープなどに入れる際も使いやすいですよ。
2. 保存袋に入れて、冷凍庫に入れる
カットしたものを全て保存袋に入れ、空気を抜けば準備完了です。このまま冷凍庫で保存します。
先に茹でておくことで三つ葉の鮮やかな緑を保ったまま冷凍できるので、冷凍したものでも彩りよく料理に使えます。
1. 鍋にお湯を沸かしてさっと茹でる
三つ葉はさっと洗って根元を切り落とした後、湯を沸かした鍋で軽く茹でます。すぐに火が通るので、目安は5秒程度にしてください。
2. 氷水にとる
茹でた後はすぐに氷水に入れます、色止めのために氷水を使うので、湯を沸かしている間に用意しておきましょう。
3. 手でギュッと握り、水分を絞る
4. 食べやすい大きさにカットする
生のまま冷凍する時と同様に3〜4cm程度を目安にすると調理でも使いやすいですよ。
5. ラッブをして保存袋に入れ、冷凍庫で保存する
カットした三つ葉をラップに包み、保存袋に入れてから冷凍庫で保存しましょう。束ごとにラップをしておくと、量の目安がつきやすいので使う際に便利です。
保存した三つ葉はしっかり使い切りたいですよね。ここでは三つ葉をおいしく食べられる料理を紹介します。
冷蔵保存した三つ葉を一気に使うなら、サラダやナムルにするのがおすすめです。ナムルはさっと茹でて水気を絞り、中華だしやごま油と和えるだけで簡単に作れます。茹でることで三つ葉の色も鮮やかになるので、食卓に色を添えてくれる副菜になりますよ。
冷凍した三つ葉は生と比べて風味や食感がよくないので、加熱調理して食べる料理に使いましょう。おすすめは雑炊やスープなどの汁物です。ほどよく三つ葉の食感を感じつつ、出汁や味噌の味付けの中にほんのりと三つ葉の風味を感じることができます。
冷凍した三つ葉でも風味が完全になくなるわけではないので、食材の一つとして使うことで料理の味を引き立たせてくれますよ。
今まで三つ葉を使いきれなかった方も、「意外と保存できる」と思ってもらえたのではないでしょうか?紹介した保存方法を活かして、三つ葉を最後まで美味しく楽しんでくださいね。