- 週間ランキング
茹で時間に少し気を抜いてしまうと、あっという間に柔らかくなりすぎるブロッコリー。茹で時間次第で全く食感が変わってしまいますが何分がベストな湯で時間なのでしょうか。カタイほうがいい、柔らかい方がいいなど好みも分かれるところですが好みに合わせたベストな時間を検証しました。
少しの茹で時間の差で柔らかくなりすぎたり芯が残ったままになるブロッコリー。
最適な茹で時間を追求すべく、茹で時間ごとの柔らかさを検証しました。
茹で時間を検証するにあたって、まずは基本のブロッコリーの茹でかたについておさらいしましょう。
最初に房と茎を切り離し、房は一口大を目安に小房になるように。小房の大きさを揃えておくと火の通りが均等になりますよ。
茎は用途に合わせてカットしておきます。
茹でる際のお湯の量は、ブロッコリー1株に対して約1Lです。
塩はブロッコリーの色を鮮やかに保つために沸騰後、小さじ1程度加えましょう。
茹でる時は茎を下にして入れます。茹で途中にブロッコリーが浮き上がってくる際は、菜箸で整えるか落とし蓋を使っても大丈夫です。
茹で上がり後はそのまま常温で置きます。
水につけるとその分水を吸収してしまい、食べた時に水っぽくなるので注意してください。
切り分けたブロッコリーを同じ分量に分け、茹で時間1分単位で硬さを比較しました。
食べ頃の茹で時間はどのくらいなのか、実際に食べてみた結果を解説していきます。
茹で時間1分ではまだ茎も房も固さがはっきり残っています。
サラダにして食べるには固いので、もう少し火を通すことをおすすめします。
茎はまだ固さが残っていますが、房の部分は食べ頃になりました。
切り分けた時に小さめの小房は十分に食感も楽しめるくらいの固さです。少し固めのブロッコリーが好みの方はこれくらいの時間を目安にすると良いでしょう。
茎、房共に食べやすい固さになりました。
茎はまだ少し固いと感じる方もいるかもしれませんが、歯応えある食感が楽しめる状態になっています。小房の方も柔らかくなっているので、2分で硬いと思う方は3分にして茹でると良いでしょう。甘味がほんのり感じられたのもこの時間でした。
茎は箸が通るくらいの柔らかさです。房の下の茎部分も柔らかくなり、固さが気になることはなさそうです。
茎もかなり柔らかくなり、箸を入れると簡単に切り分けられます。房もとても柔らかくなっていて箸で持つと崩れるものもでてきました。
3分の時より風味が弱く感じられましたが、お子さんが食べるならこのくらい柔らかい状態が良いかもしれません。
ブロッコリーのベストな茹で時間は房の部分だと2〜3分の間です。それより早いとまだ固さが残り、遅いと柔らかすぎて食感は楽しめない状態になります。
茎の部分は3〜4分がベスト。房と同様に早くても遅くても食べづらいでしょう。
ブロッコリーの大きさによっても若干変動するので、房は2分〜3分、茎は3分〜4分を目安に茹でてみてください。
先に茎を茹でて1分経過した後に房を加えると同時に茹で終われますよ。
小房を茹でた後にも別の調理をしたり、食べる際に食感をある程度残しておきたい場合は2分を目安にしてください。大人はこのくらいの固さが食べ慣れていて好みの方も多いと思います。
ブロッコリーをお子さん向けに出したいので柔らかくしたい、という方には茹で時間4分がおすすめです。ブロッコリーの硬さがほどよく残りつつ、簡単に噛むことができます。
茹でる時間や手間を短縮したい場合は電子レンジを使う方法もあります。
どのくらい食感を残したいのかによって必要な加熱時間が変わるので下記の時間を参考にしてみてください。
①適度に食感を残す→600Wで3分
サラダに使っても食感が楽しめます。火を使わない料理に少し足したい時にもおすすめですよ。
②柔らかめに仕上げる→600Wで4分
食感は3分より少し柔らかくなるので、お子さん用にも一緒に用意したい場合はこの時間を目安にすると良いです。
③崩れるほど柔らかくする→600Wで5分
箸やスプーンを使って蕾の部分が簡単に潰せる程度に柔らかくなります。離乳食や同じくらい柔らかくして使いたい料理を作る際には、この時間がおすすめです。
ブロッコリーは水溶性のビタミンを持っているので、茹でる時に大量の水を使うと栄養が流れ出てしまいます。そのため、あまり長時間茹でることはおすすめしません。
栄養を逃さないようにするには、スープなど水分に溶け出してもそのまま口に入れるタイプの料理に使用すると良いでしょう。電子レンジの場合は、茹でる時よりも栄養が流れることがないので栄養成分に大きな変化はありません。味や食感の好みは料理の用途でも変わってくるはず。茹でる・レンジの場合でもそれぞれ紹介した分数を目安にお好みの時間を見つけてみてください。
検証した結果、多くの方に楽しんでいただける時間は2〜3分ということがわかりました。
これを基準にしてご自身の好みや用途に合わせた柔らかさに調整してみましょう。