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朝ごはんの定番、目玉焼きを作りたいけれど、フライパンで作るのは面倒……。電子レンジでも作れるらしいけれど、何やら爆発する可能性もあるのだとか。爆発せずにしっかり美味しい目玉焼きを作ることは可能なのでしょうか?実際に試行錯誤しながらベストな作り方を検証しました!
目玉焼きといえば、フライパンで作るのが一般的ですが、油を引いたり、火加減や時間の管理などは意外と面倒で、洗い物も多め。もし電子レンジで作れるなら短い時間で簡単にできて、洗い物も少なくて済み、油も使わないのでとってもヘルシーですよね。
結論からいうと、電子レンジで目玉焼きを作ることは可能です!
ただし、いくつか注意すべきことも。
よく聞くのが「卵を電子レンジで加熱すると爆発する」という話。
実際に、普通に卵を割ったものをそのまま電子レンジで加熱すると、ほぼ確実に爆発します。
電子レンジは食材を内側から加熱する仕組みなので、卵の場合は黄身の内側から加熱されていきます。しかし、黄身の表面には卵黄膜という膜があるので、圧力が外に逃げられず、膜が破れて爆発してしまうのです。
爆発する原因が分かったところで、それを防ぐ2通りの方法で目玉焼き作りにチャレンジしてみました。
爆発しないようにする方法は2通り。
①電子レンジの解凍モードでじっくり加熱する方法
②黄身に穴をあけて圧力を逃す方法
両方のやり方で実際に作れるのか検証してみました!
通常の500Wや600Wではなく、解凍モードでじっくりと加熱する方法です。
・耐熱皿
・卵
・水
少し黄身が端に寄ってしまいましたが、ぷりぷりの目玉焼きができました。
使う皿は、少し底が深く表面がつるっとしたものがおすすめです。
長時間加熱しない限り爆発はしませんが、加熱時間は電子レンジによって多少異なります。初めて作るときは、まずは1分半加熱して様子を見ながら追加で加熱していくのがおすすめです。
続いて、黄身に穴をあけて中の圧力を逃し、爆発を防ぐ方法です。
少し加熱ムラはありますが、爆発することなくできました。
加熱時間は電子レンジによって多少異なり、解凍モードで加熱する方法よりも爆発しやすくなります。初めて作るときは、まずは30秒加熱して、様子を見ながら追加で10秒ずつ加熱していくのがおすすめです。
耐熱皿の代わりにアルミホイルを折って皿にしたり、爆発防止のためにアルミホイルを皿にかけて加熱するのは絶対にNGです。
アルミホイルは、電子レンジから出る電磁波に当たると、電磁誘導という現象により電流を発生させます。この電流が一気に放電すると、電子レンジ内で火花が発生します。
電子レンジが故障したり、火災の原因になる可能性もあるので絶対にアルミホイルを入れないようにしましょう。
目玉焼きは、半熟、完熟など人それぞれに好みがありますよね。半熟、完熟をコントロールすることができるのか試してみました!
解凍モードで加熱して作る目玉焼きは、我が家の電子レンジの解凍モード(200W)では3分加熱すると半熟に、3分30秒加熱すると完熟になりました。
爪楊枝で穴を開けて作る目玉焼きは、500Wで1分加熱すると半熟に、1分20秒加熱すると黄身はほぼ完熟になりましたが、白身が爆発してしまいました。
穴を開けて作ることも可能ではありますが、電子レンジで完熟の目玉焼きを作るときは、解凍モードで加熱して作るほうが失敗が少ないようです。
加熱時間は電子レンジによって多少異なるので、お持ちの電子レンジでのベストな加熱具合を見極めてみてください。
フライパンで作った、いつもの目玉焼きとも比べてみました。
フライパンで作った目玉焼きは、底の部分が油でカリッとして、食感のアクセントになっていますが、電子レンジで作った目玉焼きは、2つの方法どちらのものも全体がぷりぷりと均一な食感です。とはいえ、プライパンで作った目玉焼きと味には大きな違いはありません。
また、黄身に穴を開けてからレンジ加熱したものも、黄身の形は崩れることなくキレイな見た目です。完熟を目指した結果、白身が爆発してしまったものはボソボソした食感になってしまっていたので、爆発する前に加熱を止めるのがおいしく作るポイントのようです。
オーブントースターと電子レンジを使って、トースト、ウインナー、サラダ、目玉焼きの朝食プレートを作ってみました。
オーブントースターでウインナーと食パンを焼きつつ、レンジで目玉焼きを同時に調理。ものの5分でワンプレートが完成しました!
ウインナーはアルミホイルに載せて焼いたので、調理で出る洗い物は、目玉焼きに使う小皿1枚のみ。油も使っていないので、後片づけもめちゃくちゃ楽です。
電子レンジで作る目玉焼きは、フライパン不要で洗い物も少なく、油も使わずヘルシーと、いいことづくめ。ぜひお試しください!