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冬は他の季節に比べて日照時間が短く、気温も上がらないため、「厚手の衣類が乾かない」「外に干しづらい」など、洗濯に困りごとがたくさん。そんな冬の洗濯を快適にする方法を、お洗濯マニアの筆者が紹介します。
冬の洗濯でツラいのが、濡れた衣類を外で干す作業。寒いうえにせっかく干しても日が早く落ちてしまうので、帰宅したら洗濯物がまだ湿っていたという経験も多いのではないでしょうか?
そんな時は思い切って部屋干しをすると問題が解決します。冬の室内は暖房が効いていて気温が高く乾燥もしているので、外に干すよりもずっと早く乾きますよ。
「部屋干しするとニオイが心配」という方もいらっしゃるかもしれません。でも、たっぷりの水で洗うと部屋干し臭を防ぐことができます。
最近は少ない水量で洗うことが主流になりつつありますが、汚れや雑菌をしっかりと落とすためには、洗剤よりも水量が重要。ドラム式洗濯機で衣類に黒ずみが発生しやすいのは、ドラム式洗濯機の特徴である節水効果が原因です。
水量が少ないと汚れを落としきれずに残ってしまったり、せっかく落ちた汚れが衣類に戻ってしまうことも。汚れや洗剤残りがあると、雑菌が繁殖しやすくニオイの原因になります。
部屋干しする場合はたっぷりの水で洗って、しっかり汚れを落としてください。すすぎも「2回」がおすすめです。
多めの水量で洗っても部屋干し臭が気になる場合は、濡れた衣類に市販の除菌用スプレーを振ってみましょう。雑菌の繁殖を防ぎ、ニオイの発生を抑えることができます。
写真のアイテムは100円ショップやホームセンターなどで販売されている厚手の衣類を干す時に便利なハンガーです。例えばニットやトレーナーを干す場合、肩幅を広げることで、衣類の間に隙間をつくり空気の通り道ができます。
また、肩部分にかかる負担を広く分散するので、ニットなどの形崩れを防ぐこともできますよ。
シーツや毛布を干す場合は、間にハンガーを仕込んで布が重ならないようにすると早く乾きます。
服の裏側には縫い目の折り返しやポケットなど、布がかさなっている部分が多くあります。重なっている部分を表に出すことで、乾きが格段に早くなりますよ。日があたる場所に衣類を干す場合は、日光による脱色も防げて一石二鳥です。
日光が入る窓際は洗濯物がよく乾く一等地です。バスタオルなどの乾きにくいものは、窓枠に突っ張り棒を設置して干すと、あっという間に乾きます。
100円ショップやホームセンターには突っ張り棒や窓枠に取り付けるタイプのアイテムが揃っていて、簡易サンルームを簡単につくることができるので、外に干せない時は利用してみてください。
ホームセンターなどで、エアコンに引っ掛けて使うタイプのエアコンハンガーが販売されているのをご存じでしょうか?
エアコンに取り付けて洗濯物を干すと、エアコンの温風で効率よく洗濯ものが乾く他、洗濯物を干すことで空気の乾燥も防ぐことができます。外に干すよりもずっと早く乾くので、部屋干し臭の心配もありません。
私は平干し用のネットを吊り下げ、靴下などの小物を放り込み乾かしています。多少重なっていても乾くので、干す時の手間が軽減しておすすめです。
「乾かない」「寒い」「ツラい」の冬の洗濯が少しでも快適になるお手伝いができると幸いです。ぜひお試しください。