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主婦の間で苦手・面倒な家事として常に上位にランクインする「アイロンがけ」。最近はハンガーにかけたままで、シワ伸ばしができる「衣類スチーマー」が人気ですが、ピシッとセンタープレスの入ったパンツはやっぱり魅力的。制服やスーツのパンツのプレスに役立つ製品をご紹介します。
や筆者は家族も含めて、日ごろはカジュアルなスタイルでの仕事が可能な職業。そのため、ズボンプレッサーの必要性をそれほど感じていませんでした。ところが、子どもが今春中学校に進学し、毎日制服を着用して登校するようになり、身だしなみが気になり始めました。
簡単なシワ伸ばしであれば、衣類スチーマーで簡単にケアができていますが、スラックスの折り目はやはりプレスアイロンが必要。シャツ以外の制服は、週1のペースで家庭で洗濯をしていますが、制服のスラックスは形状記憶加工がしてあるとはいえ、衣類スチーマーだけでは少々物足りなさを感じます。
そこで購入を検討したのが、「ズボンプレッサー」です。中でも目に留まったのが、ツインバードの「パンツプレス SA-D719B」。ホテルなどでたまに目にしていたズボンプレッサーですが、個人的にはやはり大きくて、自宅に置くには邪魔になりそうという印象がありました。
こちらの製品は、サイズは幅45.5×奥行40.5×高さ90cmと、スラックスをプレスために最小限必要な大きさはあるものの、比較的コンパクト。さらに、透明なガラスパネルを採用しており、多少場所を取っても外観は好印象です。
とはいえ、肝心なのは、ズボンプレッサーとしての性能。そこで、メーカーから1台お借りして実際に試してみました。
ズボンプレッサーとしての仕様上の特徴は、プレス温度が60度と他の製品に比べると低めです。ただし、そのぶん衣類へのダメージが少ない点がメリットです。温度ヒューズによる温度過昇防止装置も備えているため、高温になり過ぎる心配もなく、高級なスーツや熱に弱い化繊にも安心して使えます。
プレス方法は"クッション式"と呼ばれる形式。中にプレスシートを挟まずに使用できるため、手間なくセットができます。製品の特徴でもある前面がガラスパネルになっていることによって、セット状況を外側から確認しやすいのも秀逸です。
プレス時間は標準で13分。温度センサーの働きにより、多少前後する傾向があります。繊維の種類や厚みによっては、プレス感が物足りなく感じることもあり、回数を増やして時間を延長することでカバーできます。
その他、消臭用のシートが同梱されていたり、本体上部に備えられた小物入れに、プレス中にポケットの中の小物を収納しておけるなど、ちょっとした気が利いているのも好印象です。
共働き世帯が多い現代において、家事の効率化はお金で解決するという考え方も重要。ズボンプレッサーは、各家庭に必需品とまでは言えるジャンルの製品ではないものの、あると"ベター"と感じる類の便利家電です。
2万円前後という実売価格は、非常にお手頃というわけではありませんが、毎日スーツや制服でパンツの着用が必須の家族が多ければ多いほど、コスパが高く、日頃の面倒な手間を解決してくれる製品だと思います。