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夏のお昼ごはんの定番と言えば、冷たくてつるっと喉越しが良いそうめんですよね。最近はお弁当にそうめんを持って行く人も増えているようですが、そうめん弁当には食中毒の危険が潜んでいるので要注意。今回は、そうめん弁当の食中毒予防ポイントと、めんつゆに入れて"味変"を楽しめるアレンジレシピを紹介します。
さっぱりとして、暑い夏でも食べやすいそうめん。お家で食べるだけでなく、お弁当のメニューとしても定番化してきましたね。でも、気温が高く食中毒が心配なこの季節だからこそ、衛生面には十分に気をつけなければなりません。ポイントを押さえて、おいしく安全にそうめん弁当を楽しみましょう。
夏は菌が繁殖しやすく、食中毒がおきやすい時期。ここでは食中毒予防の三原則、菌を「付けない、増やさない、殺す」に沿って注意点を見ていきましょう。
お弁当作りの前に手を洗うことは大前提ですが、それでも菌がいなくなるわけではありません。盛り付けの際に素手を使うのはNGです。
水分が多いと菌は増えやすくなります。そうめんをお弁当に詰める時にはしっかりと水を切りましょう。また他のおかずに水分が付かないよう、オーブンシートなどで仕切りをすると良いでしょう。夏の暑い気温も菌の増加に影響します。お弁当を持って行く際には保冷バックと保冷剤を利用し、涼しい所に保管しましょう。
きゅうりやトマトなど、そうめんに合う生野菜も一緒にお弁当に詰めて楽しみたいところですが、夏場のお弁当に生の食材はおすすめできません。おかずとして合わせるのは野菜なら茹でたオクラや枝豆、またゆで海老や蒸し鶏、錦糸たまごなど加熱調理して菌を殺した状態のものが良いでしょう。かまぼこやちくわ、ハムなどのそのまま食べられる食材も一度加熱した方が安心です。
続いてそうめん弁当を楽しむための、基本の調理方法を紹介します。
1. そうめんを規定の時間茹でて、ザルにあげて水にさらし麺をしめる。
2. 水分をよく切る。
3. スプーンとフォークを使って弁当箱に盛り付ける。
めんつゆにつけながらシンプルに食べるのもおいしいそうめんですが、さらにそうめん弁当が楽しめる、簡単おかずを3品紹介します。めんつゆに入れると具沢山そうめんになるだけでなく、つゆの味が変わるので飽きずにそうめん弁当を楽しめますよ。
緑や赤など鮮やかな色で、見た目も美しいツナラタトゥイユ。お好みで乾燥バジルを振るのもおすすめです。
茄子 小1本 / ピーマン・赤や黄のパプリカ 全部で小1個程度 / 玉ねぎ 1/8個 / ミニトマト 4〜5個 / ツナ缶詰(水煮) 小1缶 / オリーブオイル 小さじ1 / 塩 少々
1. 茄子とピーマン、玉ねぎは包丁で1.5cm角に切る。ミニトマトはヘタを取り半分に切る。
2. 耐熱容器に入れ、オリーブオイルを回しかけてよく混ぜる。
3. 水気をしっかり切ったツナを上にのせる。
4. ふんわりとラップをし、電子レンジ(600W)で5分間加熱する。
5. 全体を菜箸などでざっと混ぜ、よく冷ましたら完成。
カレー粉を加えてスパイシーに仕上げた本メニューは、食欲が落ちがちな暑い日のお弁当にもぴったりです。
たまご 1個 / 枝豆(冷凍でもOK) 適量 / 塩 少々 / カレー粉 小さじ1/2 / 油 小さじ1/2
1. たまごはボウルに割り入れ、塩を入れてよく溶きほぐす。枝豆は茹でてサヤから出しておく。
2. フライパンに油をひき中火で加熱する。卵液を流し入れて、固まってきたら菜箸でかき混ぜ、そぼろを作る。
3. 枝豆とカレー粉も加え、ヘラで全体をさっくり混ぜ合わせて火を止めたら完成。
きゅうりのパリパリ食感がおいしい、そぼろきゅうり炒め。味のアクセントとなる生姜や豆板醤の量は好みで調整してください。
きゅうり 1本 / 生姜1/2 かけ / 合挽肉 50g / 豆板醤 小さじ1 / 油 小さじ1 / 塩少々 / すりごま 大さじ1
1. きゅうりは包丁でマッチ棒程度の太さの千切りに、生姜はみじん切りにする。
2. フライパンに油をひいて弱火で熱し、生姜と豆板醤を入れて香りが出たら、合挽肉と塩を加えてポロポロになるまでよく炒める。
3. きゅうりを入れ、しんなりとするまで炒める。
4. 火を止めてすりごまを加え、全体を混ぜたら完成。
「味変おかず」はめんつゆの中に入れて食べることを想定しているので、味つけは少し薄い程度でOKです。まずはめんつゆオンリーで普通にそうめんを食べたら、たっぷりと味変おかずを加えて具沢山そうめんを楽しんで下さい。この夏は、おいしく安全にそうめん弁当を楽しみましょう!
参考資料:厚生労働省HP(参照日:2019.7.5)「家庭でできる食中毒予防6つのポイント 」