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全国各地の主婦が、地元で使っているご当地食材。それぞれの土地ならではの特色があり、見ているだけでもとても楽しいはずです。今回は愛知県に暮らすインスタグラマー・おにくさんが地元の食材をレポート。県民が習得している手羽先の上手な食べ方も教えてくれました。
愛知県で1歳と3歳の姉妹を育てている主婦インスタグラマーのおにくです。食べることが大好きな私が普段よく買うおすすめの地元食材を紹介します。
愛知県は日本の真ん中に位置する、山あり海あり平野ありの豊かな土地です。
愛知県といえば「名古屋市」という印象が強いかもしれませんが、名古屋市以外にも魅力のあるところはたくさん。北部は長野県の木曽山脈から繋がる山々、中部は大きな川の流れる平野がいくつもあり、南部は渥美半島と知多半島が伸びる三河湾があります。気候にも恵まれ、とても過ごしやすい土地です。
愛知県はその土地柄や気候から、農業も水産業も活発です。スーパーでもとれたての地産の食材が豊富に揃います。ですが、愛知県の名産と言われてもこれという印象がなく、味噌や手羽先など二次加工品や料理が有名な感じがしませんか? それは、ある程度食材に恵まれているからかもしれません。今回はそんなユニークな二次加工品をメインにご紹介します。
愛知県では赤味噌(豆味噌)や八丁味噌がたくさん生産されています。愛知県出身の夫の実家では、赤味噌の味噌汁がスタンダード。初めて飲んだ時は、その色と味の濃さにビックリしました! でも人生の半分以上を愛知県で過ごすうちに、今では赤味噌の味噌汁が第2の故郷の味になっています。
愛知県は赤味噌を味付けに使った料理もたくさんあります。例えば味噌煮込みうどん、味噌カツ、どて煮など。私が好きなのは赤味噌のおでんです。牛スジを多めに入れたおでんは、こってり味でご飯が進みますよ。
平べったいきしめんは、愛知県ではメジャーなメニュー。たいていのうどん店では、うどん・そば・きしめんと3パターンの麺の選択肢があります。私はいつもきしめんを選びます。うどんと違ってコシはあまりないのですが、つるんとした食感がとても好きです。子どもたちも、すくいやすく柔らかいことから、きしめんのほうがうどんやそばより食べやすいようです。
愛知県ではスーパーでもきしめんが数種類販売されていて、生麺でも乾麺でも購入することができます。
なお、私は冷たい出汁で食べる「ころきしめん」が大好き。夏のお昼ごはんの定番メニューです。ねぎと天かす、温泉卵をのせていただくと絶品ですよ!
名古屋名物の「手羽先」は、手羽先の唐揚げのことを指します。愛知県のお酒が飲める飲食店には必ずと言っていいほどあるメニューです。
ただし家で作るとなると、スパイスを付けたり揚げたりと、なかなか大変。愛知県内のスーパーのお惣菜コーナーには手羽先の唐揚げがパック売りであるので、我が家はこれをコロッケのような感覚で買ってきて、夕食のおかずにすることがあります。
そんな手羽先大好きな私たち愛知県民は、手羽先を食べるのも上手なんです。
県民が行っている食べ方のコツがあるので紹介しますね。
1. くの字に折れている部分を中心に、両端を持ってバキッと折れ目を反対向きにするように折って2つに割る
2. 2つに割れたうち、大きいほうの先端(折れ目と反対側)を持ち、骨と身を離すように少し揉む
3. そのままかぶりつき、歯で身だけを噛んで引く。
こうすると、身だけが骨からスポンと抜けてきれいに食べられます。ぜひ試してみてくださいね。
実は、愛知県はえびせんの生産量が全国第1位なのです。えびせんは愛知県の南側、知多半島のあたりの名産で、大きな工場や体験施設を併設した専門店もあります。
スーパーに並ぶえびせんも種類が豊富です。えびせんだけでなく、いかせんやたこせんなども棚にずらっとと並んでいますし、老舗の有名メーカーは百貨店などにも入っていて、手土産にすることも多いです。
愛知県は産業や工業も盛んで、程よく栄えています。観光で訪れた際は、名古屋市だけでなくぜひ周辺の街にも足を伸ばしてみてください。今回ご紹介しきれなかったおいしいものはまだまだたくさんありますよ。