- 週間ランキング
節約上手さんが家計管理に取り入れている「コインケース」。100円ショップなどで購入可能ですが、具体的に「家計管理にどう活かせば良いかわからない」という人も多いのではないでしょうか。人気節約インスタグラマーのeriさんに、コインケースを使った家計管理方法と、そのメリットなどを教えてもらいます。
「持たないシンプルな暮らし」をしながら、家計管理や日々の生活をInstagramで公開しているeriと申します。
我が家は共働きで、夫婦の毎月の給料を合算し、私がお金の管理を一括でしています。家計管理方法は、毎月の固定費分を給料から引き落とし用の口座にまとめて入金。残ったお金から毎月決まった生活費をおろして、項目ごとにクリアファイルに振り分けて入れ、管理するというスタイルをとっています。ちなみに、持ち歩く財布は家計管理用と自分の小遣い用で2つあります。
この毎月のやりくりで困っていたのが、小銭の管理や想定外の出費。基本は決まったお金の中で生活するようにしていますが、おつりなどで残った小銭を上手にやりくりできないことが多々ありました。そんな時、「コインケースを活用すると便利」と知り、取り入れてみることに。これがコインケースでの家計管理に目覚めたきっかけです。
コインケースを使うまでは、毎月の生活費はクリアケースだけを使って管理。費目ごとにお金を分けて入れ、その中から支出するという方法で、残った小銭は全て貯金箱に入れて翌月には持ち越さないスタイルでした。
ただ、子どもの保育園の集金や、町内会の集金などは予算を設けていなかったため、必要になった際は家計管理用の財布からそのまま必要な金額を抜いていました。ちょうどよく小銭があれば問題ないのですが、たまに小銭が足りなくて自分の小遣い用の財布から補填したりすることもあり……。うまく管理できていないなと感じていました。
また月末のお金に余裕がない時に思いがけない支出があると、手持ちのお金では足りなくてATMで予算外のお金をおろしてしまうことも。
このように、余った小銭が貯金箱にはあるのに他のところから費用を補填しており、予算内でクリアなやりくりをしづらい環境にありました。
コインケースを使ってのクリアな家計管理方法はとても簡単。私はコインケースの中に、1万円札と各費目から残った小銭を入れて使い始めました。毎月の生活費と別で支出するものは、コインケースから払うという方法に変更。ちなみに、家計簿などが入っている引き出しに入れて、私が不在の時でも夫にもわかるようにしています。入金は給料日のタイミングで、残金と合わせお札の金額がだいたい1万円になるように入れています。
この方法を取り入れることで、保育園の集金や郵送物の代引き支払い、町内会の集金といった突発系の出費がコインケースの中のお金で対応できるように。自分の財布から足りない額を出したり、ATMでおろしたりする必要もなく、予算内で細かい費用のやりくりもできるようになりました。始めてみると、思ったよりもコインケースから支出する回数があり、とっても便利だと実感しています。
使っていくうちに工夫するようになった点として、500円や100円、10円はよく使うので、財布に小銭が増えたら意識してコインケースに入れるようになりました。また1万円札よりも千円札の方が何かと必要になるので、現在は給料日に入金するお札は、必要金額分を千円札で入れるよう変更しています(例: 1万円の場合は千円札が10枚)。
いまは家計の細かいやりくりに利用しているコインケースですが、他にも災害時に小銭があると便利なことから、防災バッグにコインケースを入れておこうと考えています。
100円ショップに行けばいろいろな種類のコインケースが販売されていますが、2段になっていて上段のコインを入れる部分が外せるセパレートタイプを購入しました。下段にお札を入れることができるので、とても気に入っています。また、領収書なども少しなら入れることもでき、家計簿をつけている人にもおすすめです。
私が使っているものは、少し大きめサイズなので持ち運びには向きませんが、もともと自宅に置いておくつもりで購入したので問題なし。シンプルな見た目も購入の決め手でした。
実は私も家計管理のブログやInstagramでコインケースを目にするたびに、気になるもののどう活用したらいいのかわからず、なかなか手を出せないアイテムでした。100円といえど使わなかったらもったいないですもんね(笑)。でも今ではコインケースが生活になくてはならない便利アイテムとなりました。よかったら参考にしてみてくださいね。