外はサクッと、中はホクホクでアツアツ! 揚げたての手作りコロッケのおいしさは格別ですよね。でも衣付けをしていざ揚げてみたら、爆発して大惨事……! なんて経験はないでしょうか。コロッケの爆発を防ぐには、いくつかのポイントがあります。今回は家で上手にコロッケを揚げるコツを紹介します。


爆発しないコロッケ作りのコツ

揚げている途中でコロッケが爆発してしまう理由は、衣に包まれた具材が加熱中に膨張し、衣を突き破ってしまうから。以下の4つのポイントをおさえれば、爆発の心配をせずに、家庭で揚げたてコロッケが楽しめますよ。

ポイント1: 具材の水分をしっかり飛ばす

具材の水分が多いと加熱された際に水蒸気となって膨張し、表面の固まった衣を突き破ります。玉ねぎや合挽肉はしっかり炒めて水分を飛ばしたり、成形する前に広げて冷ますことで水分を蒸発させたりして、余分な水分を残さないようにしましょう。

ポイント2: 揚げる前に具材を冷ます

具材を冷やすのは水分を蒸発させるためだけでなく、衣が揚がる前に具材の温度が上がって膨張するのを防ぐためでもあります。きちんと冷ましてから揚げましょう。

ポイント3: 衣をムラなくしっかりとつける

衣のつきにムラがあると、薄いところから爆発しやすくなります。しっかりと衣をつけるためには、小麦粉・たまご・パン粉と順番につけるより、小麦粉とたまごと水を混ぜて作った「バッター液」をつけてから、パン粉をつける方法がおすすめです。

ポイント4: 揚げ油に入れたらしばらく触らない

揚げ油に入れたらしばらく触らないことも大切。固まる前に菜箸で触って衣を破いてしまうと、爆発する原因となります。

爆発しないコロッケの作り方

それでは、ポイントを踏まえながら手順を解説します。

材料(4〜5個分)

じゃがいも 3個 / 玉ねぎ 1/2個 / 合挽肉 100g / 塩 小さじ1/3 / 胡椒 少々 /パン粉 適量 / サラダ油 適量

バッター液(小麦粉 大さじ4 / たまご 1個 / 水 大さじ2)

1. じゃがいもは洗った後、皮をむかずに鍋に入れる。じゃがいもを覆うくらいの水(分量外)を入れて加熱し、茹でていく。柔らかくなったらボウルに取り出し、熱いうちに皮をむいてマッシャーやフォークなどで潰す。



皮ごと茹でることで水っぽくならず、ホクホクとした食感になる。蒸し器があれば蒸しても良い

2. 玉ねぎは包丁でみじん切りにする。フライパンに小さじ1程度のサラダ油を熱し、弱めの中火で玉ねぎが薄茶色に色づくまで炒める。



3. 合挽肉を入れて塩と胡椒をふり、水分を飛ばしながらパラパラになるまで炒める。


しっかりと炒めながら余分な水分を飛ばす

4. 2と3を合わせ、バットなどに広げて冷ます(味見をして、塩胡椒で適宜味を調整する)。


バットに入れて水蒸気を逃し、水分を飛ばす。揚げた際に具材がすぐに高温にならないよう、しっかりと冷ますこと

5. 4〜5等分して小判形に整える。



6. バッター液の材料をまぜ合わせる。バッター液に5をくぐらせ、パン粉を全体にしっかりとつける。


衣をムラなく均一につけること

7. 170度に熱したサラダ油できつね色になるまで揚げたら完成。

※コロッケを油に入れたら、衣が固まるまで触らないように。また、一度にたくさんのコロッケを入れると油の温度が下がり、爆発や油っこくなる原因になるので、2個ずつ程度から揚げること。



爆発する理由が理解でき、その対策法もわかればもう失敗しらず。ぜひチャレンジしてみてください。


情報提供元: トクバイニュース
記事名:「 爆発しないコロッケの作り方--絶対失敗しないためのポイントは4つ!