毎日こまめに掃除をする"小掃除"の習慣と好相性なコードレススティッククリーナー。各社から発売されている2018年モデルの中でも性能や操作性、デザイン性にも優れ、コスパが良好と感じた製品を紹介してきましたが、最後となる今回は、三菱電機から10月に発売された「iNSTICK ZUBAQ HC-JXH30P」です。


本連載の中で最も高価なコードレススティッククリーナー

抜群の操作性

12月11日現在における本製品の実売価格は、7万6,000円程度(税込)と、本連載で紹介する製品の中では最も高価格です。しかし、本製品こそ、まさに小掃除の習慣のために開発された商品と言っていいでしょう。

というのも、ユニークなのはなんと言っても操作性。ハンディ式とも両用で使えるのも利点のスティッククリーナーですが、パーツを付け替えることなく、ワンアクションで"変身"が可能なのです。


三菱電機「iNSTICK ZUBAQ HC-JXH30P」。インテリアとしても映えるデザインと、"小掃除"に適した使い勝手のよさを追求

その秘密は、充電台を兼ねるスタンドにアリ。スタンドに設置した状態で、掃除機本体を手前に引けばスティッククリーナーに、上に持ち上げればヘッドブラシと延長管が外れる仕組みで、そのままハンディクリーナーに早変わりします。スティッククリーナーとしてもハンディクリーナーとしても、思い立った時に瞬時に掃除が始められるのです。


スティッククリーナーとして使用する際は、本体を手前に引き出す

部屋に置いてもなじむデザイン

小掃除の習慣のためには、掃除機が部屋の片隅にあっていつでもサッと使えることも重要。本製品は、部屋に常設されていても家具のように違和感なくたたずむことができ、インテリア性の高いデザインも特長。掃除機とは思えない見た目で、存在感はありながらも、生活感を感じさせない品のあるデザインです。


スタンドに設置された状態では、一見すると掃除機とはわからない!? 存在感のあるデザインながら、細身で圧迫感を与えないバランスが秀逸

高い吸引力は新開発の小型軽量モーターで実現

もちろん、掃除機としての実力も十分。軽量スリムでありながらも高い吸引力を発揮する秘密は、本製品のために新たに開発された小型軽量のモーター「JC(ジェットコア)モーター」。米粒などのゴミからハウスダストなどの微細なゴミまでハイパワーで効率よくゴミを吸い取ります。


本体の心臓部であるモーターやダストカップなどのパーツが上側にあるのもスティッククリーナーとしては特殊。この構造により、ソファなど家具の下の掃除にも優位

本体を垂直方向に引き上げると、ヘッドブラシがホースごと外れる仕組み。片手のみのワンアクションでハンディ掃除機のスタイルに変身

さらに、「エアブロー」と呼ばれる独自の機能も搭載。排気を利用して風を吹き付ける機能で、玄関まわりなどの吸い込みたくない外ゴミはこの風で吹き飛ばすことができます。


エアブローノズルを取り付けることで、吸うのではなく、風を吹き付けてゴミを飛ばす掃除が可能に。クリーンな排気を利用した独自の機能

三菱電機「iNSTICK ZUBAQ HC-JXH30P」仕様

  • 本体サイズ: 幅約22.5×奥行約19×高さ約100.5cm
  • 収納時のサイズ: 幅約27×奥行約27×高さ約102cm
  • 重量: 1.8kg(パイプ・ブラシ含む)
  • 充電時間: 約1.5時間
  • バッテリー種類: リチウムイオンバッテリー
  • バッテリー寿命: 約1,500回(充放電回数)
  • 集じん方法: サイクロン式
  • 連続運転時間: 標準モード約40分、強モード約8分
  • 集じん容積: 0.25L
  • 付属品: アレルパンチふとんクリーンブラシ、エアブローノズル、毛ブラシ、お手入れブラシ

以上で本連載は終了となります。コードレススティッククリーナの利点や購入する際に見るべきポイント、さらには2018年発売製品の中から家電評論家的におすすめなモデルの紹介まで盛りだくさんの内容でしたがいかがでしたか。お気に入りのコードレススティッククリーナーは見つかりましたか。コードレススティッククリーナを活用して、思いたった時にパパッとこまめに掃除をする小掃除習慣を身につけ、毎日快適に過ごしたいですね。


情報提供元: トクバイニュース
記事名:「 【連載】専門家おすすめコードレススティッククリーナー--第4回 三菱、ハンディとスティックがパッと切替