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地方の名産グルメをアンテナショップに教えてもらう本連載。地方にはまだまだ知らないおいしいものがたくさんあります。今回の石川県は、日本海の海の幸が有名。加賀百万石の城下町・金沢を擁することから和食が人気の一方で、金沢カレーもご当地グルメとして有名です。アンテナショップのバイヤーおすすめグルメ8選を紹介します。
東京都の有楽町駅・銀座駅から徒歩で行ける場所にある「いしかわ百万石物語・江戸本店」。伝統的な瓦造りの日本家屋を連想させる外観や着物のようなのれんの色使いが、海外からの旅行者にも人気です。
店内にずらりと並ぶご当地グルメ品は、どれもおいしそうで目移りしてしまうほど。そこでここでは、いしかわ百万石物語・江戸本店でバイヤーを務める鈴木美栄子さんに、特に人気の商品を教えてもらいました。
※価格は全て税込です。
石川県・能登地方の食卓に欠かせない"いしり"は、魚介をベースに伝統的な製法で作られた魚醤油のこと。材料として使われる魚介はいわしやいかなど地域によって異なるといいます。ここで紹介する有限会社カネイシの「いしり」は、真いかの内臓を原料としたもの。鈴木さんいわく、いかをベースにした"いしり"の方が食べやすく人気なのだそうです。
内容量150mlと程よいサイズ感で、初めての人でもチャレンジしやすいのも人気の理由。基本的には鍋のだしに使われますがその他にも漬物や炒飯、ラーメンなどに加えてもイケますよ。価格は432円。
能登半島にある珠洲(すず)市は塩の名産地。同地域の道沿いには塩を売る店が並んでいるそうです。「しおサイダー」はそんな塩を使い、後味にほんのりとした塩気を感じるサイダーです。内容量340ml、価格は227円。
能登半島産の能登大納言小豆を使った「冷やしクリームパン(能登大納言)」は、地元の製パン店「古川商店」の人気パン。能登大納言小豆のこしあんを合わせたホイップクリームをふっくらしたパンと合わせ、やわらかな食感がポイントです。毎週土曜日のみの限定入荷で、入荷個数は1回につき10個。見つけた際は迷わずに買うことをおすすめします。価格は1個259円。
石川県金沢市のご当地グルメとして有名な「金沢カレー」。濃厚でどろりとしたカレーソースで、ステンレスの皿にごはん・キャベツ・豚カツなどを一緒に盛り付けるのが特徴です。金沢市内には金沢カレーを食べられる飲食店が並んでいますが、その中でも老舗の名店「チャンピオンカレー」で出される金沢カレーをレトルト食品にしたのがこちらの「チャンピオンカレー レトルト(中辛)」。スパイシーで一度食べたらクセになる味です。1箱180g入りで価格は324円。
石川土産の定番であるきんつば。中田屋の「きんつば」は艶やかでふっくらとした大納言小豆を使用しています。旅行先で買って気に入り、アンテナショップまで再度買いに来るファンもいるそう。こちらは5つ入りで842円です。
「石川県はうどん好きな人が多い」と鈴木さん。「半生細うどん」は金沢市内で作られているうどん。手延べうどんは製造過程で油を使うことが多いのですが、こちらは油不使用で小麦粉と天日塩水で仕上げられた手延べうどんです。つるんとしたのどごしや風味の良い麺で、1度買うとリピートする人も多いといいます。200g入りで価格は486円。
加賀市や金沢市ではほうじ茶をよく飲むそう。「棒茶」とは「茎茶」とも呼ばれ、茎の部分だけを使って作られたお茶のことです。「献上加賀棒茶」は加賀市で作られた棒茶で、一番摘み茶の茎を浅く煎じてすっきりとしていて澄み切った味わいに仕上げられています。棒茶は一般的なほうじ茶よりも味が控えめなので、「濃いお茶を飲みたいときはほうじ茶、すっきりとした味のお茶を飲みたいときは棒茶」などという風に使い分けると良いですよ。1袋60g入りで価格は864円。
ここ数年、テレビなどでも「おいしい」と話題になった株式会社まつやの「とり野菜みそ」は鍋の素。大豆と米麹から作る米みそに香辛料などを混ぜ合わせています。鍋だけでなく、野菜スティックなどにつけても最高ですよ。内容量200g、価格は313円。
アンテナショップに行くと、知らなかった食文化にもたくさん出あえてとっても面白い買い物ができます。気になった商品があればぜひ訪れてみてくださいね。