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年末年始の東海道新幹線で、子どもと楽しく、他の乗客に気兼ねなく過ごせる「ファミリー車両」が設定されました。2010年から、年末年始や夏休みなどに実施される企画です。「今年もあるかな」と、発表を待っていた人もいることでしょう。
「ファミリー車両」は東海道新幹線「のぞみ」の一部の列車で、1つの車両を貸し切り扱いとして「JR東海ツアーズ」がツアーチケットとして販売します。特長は3つ。「まわりがすべて子ども連れで、気兼ねなく利用できる」「申込人数プラス1席サービス」「1ドリンク引換券つき」です。1席余裕があるので子どもを横に寝かせることもでき、大きな荷物やベビーカーの持ち込みも安心。ただし、ドリンク引換券が付くのは乗車料金をカウントする人に限ります。
設定期間は2018年12月14日~2019年1月7日。対象となる「のぞみ」は1日1往復から3往復で、設定日によって異なります。例えば、12月14日~20日は上り下りとも午前中に1本ずつ。12月21日~23日は下り2本、上り1本。12月24日~27日は下り3本、上り2本などとなっています。
設定区間は東京(品川)~名古屋、東京(品川)~京都、東京(品川)~新大阪、新横浜~名古屋、新横浜~京都、新横浜~新大阪、名古屋~京都、名古屋~新大阪です。料金も乗車日によって異なります。12月14日~12月20日はもっとも安く、12月24日~1月6日はもっとも高くなります。
なお、料金は座席が必要な人すべてに発生します。通常は1歳以上6歳未満の子どもは、座席を利用しない前提で無料ですが、この企画では席を用意するためこども料金が必要です。1歳未満の乳児も座席を必要とする場合は料金が必要です。
例えば、もっとも料金が高い12月24日~1月6日で、最長区間の東京(品川)~新大阪間を、大人2人、幼児1人で利用する場合。大人1万4,400円×2、子ども6,500円×1、合計3万5,300円です。繁忙期の通常料金とほぼ同じです。これでプラス1席無料はおトクですね。
この大人2人、幼児1人の組み合わせで、座席は3席分プラス1席で4席となり、2列座席の向かい合わせにできる可能性が高くなります。また、この組み合わせに1歳未満の乳児を追加した場合は、乳児の座席を要望しない場合は同額で合計4席、乳児の座席を要望した場合はこども料金1名分を追加して、合計5席となります。
なお、乗車時のお楽しみとして、絵本やアニメで人気の「はなかっぱ」をデザインした乗車記念パネルで記念撮影ができます。また、抽選で50名にプラレールセットが当たります。
東海道新幹線「ファミリー車両」はツアー商品となるため、駅のみどりの窓口では購入できません。申し込み、販売はJR東海グループの旅行会社「JR東海ツアーズ」の主な支店とインターネット、電話で受け付けるとのこと。10月18日から受付が始まっており、乗車日の4日前が申し込み締め切りとなります。希望日があるなら急いだほうがいいかもしれません。