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日本人の国民食「納豆」。味やネバネバ感が好きというのはもちろんのこと、健康のために食べるという人も多いでしょう。しかし調理法によっては栄養効果が下がってしまうのをご存知でしたか。今回は納豆の栄養素とおすすめレシピを紹介します。
管理栄養士の尾花友理さんによると、納豆の原料である大豆は「畑の肉」と呼ばれるほど、良質なたんぱく質と脂質を含みます。また、大豆に含まれる大豆イソフラボンは女性ホルモンと似た構造をしています。肌や髪の健康を保つほか、骨を丈夫にしたり、コレステロールの上昇を抑えたりといった健康効果も。
さらに、納豆のネバネバ成分に含まれる「ナットウキナーゼ」は、たんぱく質分解酵素の一種で、血液をサラサラにし、脳梗塞や心筋梗塞の原因となる血栓を予防する効果が期待できます。ただし、ナットウキナーゼは加熱すると壊れやすいため、効果をいかすためには加熱したり、熱々のご飯にのせて食べたりすることはおすすめできませんと尾花さん。
なお、納豆を特売の日に購入して冷蔵庫や冷凍庫にストックしておく人もいると思いますが、冷蔵や冷凍しても栄養は変わりませんのでご安心を。しかし長く保存すると、においや乾燥など味の変化は起こるため、購入したらおいしいうちに早めに味わってくださいね。
栄養効果の高い納豆。今回は非加熱レシピと加熱レシピの2つを紹介します。レシピ考案は人気レシピブロガーのゆきりちさんです。
切って混ぜるだけの簡単納豆レシピを紹介します。レタスの上に納豆とサーモンをのせた一口サラダです。非加熱なのでナットウキナーゼの効果も期待できますよ。
納豆 1パック / 生サーモン 70g程度 / チーズ(好みのもの) 50g程度 / きゅうり 1本 / レタス(今回はブーケレタスを使用) 適量
納豆添付のタレ 1袋 / 醤油 大さじ1 / オリーブオイル 大さじ1
1. 納豆は添付のタレと混ぜておく。サーモン、チーズはさいの目切りにする。きゅうりはいちょう切りにする。
2. ボウルに納豆以外の具を入れて混ぜ、醤油とオリーブオイルも加えてさらに混ぜる。
3. 納豆を入れて混ぜる。
4. 一口大に切ったレタスの上にのせたら完成。
野菜や豆腐を炒めて作る沖縄料理チャンプルーを納豆で作ってみましょう。今回はご飯の上にのっけて納豆チャンプルー丼に。ボリュームたっぷりで、家族からも喜ばれること間違いなしです。
納豆 1パック / 木綿豆腐 1/2丁 / たまご 2個 / ピーマン 1個 / スパム 50g程度 / ご飯 2膳分
納豆の添付のタレ 1袋 / 醤油 大さじ1 / サラダ油 適量 / かつお節 適宜
1. 納豆を添付のタレと混ぜておき、木綿豆腐はキッチンペーパーで15分以上包み水切りする。たまごはといておく。
2. ピーマンはヘタと種を取って細切りに。スパムも細切りする。
3. フライパンにサラダ油を入れて火にかけ、中火で2を炒める。
4. 1の豆腐を手で一口大にちぎって入れて、さらに炒める。
5. たまごと納豆を加え、醤油をまわしかけてサッと火を通す。
6. 器によそったご飯にのせて、お好みでかつお節をかけたら完成。
栄養価の高い納豆。ご飯にのせて食べるだけではなく、アレンジレシピにも挑戦してみてくださいね。ナットウキナーゼの効果をしっかりと取りたい人は非加熱レシピをお試しください。