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掃除や洗濯に大活躍する「オキシクリーン」。汚れ落ちの良さや消臭効果が気に入って、もう手放せないという人も多いのでは? しかし、期待したほどの効果を感じないという声もちらほら。それは使い方を間違っている可能性大です。今回はそんなオキシクリーンのあるあるな疑問を解決します。
今回、疑問解決に協力してくれたのは、オキシクリーンを販売する株式会社グラフィコの販売促進部・近藤まゆかさん。「オキシクリーンを様々な掃除場所や洗濯に使っていただけると嬉しいです。我が家でも普段からオキシクリーンを使っています。オキシクリーンを使いこなせるようになってから、家の洗剤の種類が減りました! 」とのこと。そんなオキシクリーンを使いこなすプロに、ユーザーが抱きがちな疑問を解決してもらいます。
オキシクリーンの洗浄力を気に入り、様々なパターンの汚れ落としに使いたいと考える人も多いのではないでしょうか。どのような汚れを落とすことができるのか、改めて教えてもらいました。「服についた頑固な汚れや汗ジミを落とすほか、SNSなどでも話題の"オキシ漬け"をすることでバスルームやキッチン用品のしつこい汚れを落とすこともできます。また、カーペットのシミや床、壁、玄関周りの汚れ落としなどにも効果的です」。
汚れ落ちが抜群なだけに、直接口を付けることもある食器の汚れ落としに使っていいのか気になる人もいるかもしれません。そんな場合は界面活性剤を使っていない「日本オリジナル版」がおすすめとのこと。アメリカ版と日本オリジナル版との違いについてはこちらの記事をご確認ください。
さまざまな場所の掃除に使うオキシクリーン。混ぜてはいけない洗剤について気になるところ。「混ぜては危険と書かれたものには、もちろん混ぜないように注意してください。それ以外も、洗濯洗剤以外の洗剤とは混ぜないようにしましょう」。唯一混ぜてもOKな洗濯洗剤は、オキシクリーンをプラスすることで洗浄力がアップし、汚れ落ちや消臭効果が高まるとのことです。
頑固な汚れがしっかり落とせるオキシクリーン。しかし、汚れが落ちなかった……といった失敗にはどのような原因が考えられるでしょうか。「オキシ漬けやつけ置き洗いをして落ちなかった場合には、湯の温度が原因となっている可能性があります。湯は40〜60℃が目安。60℃に近い温度のほうが効果は高くなります。しかし60℃以上になると火傷の恐れや、衣類が熱に耐えられない場合があるのでご注意ください」。
また、オキシクリーンには苦手な汚れもあると言います。「オキシクリーンは、石鹸カスやカビ、トイレの汚れなどアルカリ性の汚れを落とすのが不得意です。全く落とせないというわけではないのですが、アルカリ性汚れにオキシクリーンを使った人は、汚れが落ちづらいと感じられたかもしれません」。
大容量のタイプも販売されているオキシクリーン。開封してからどれくらいの期間利用できるのか聞いてみました。「保存期間は約2年です。高温多湿の場所を避けて保管するようにしてください。また、最近はおしゃれな容器などに移し変えて洗剤を保存される方も多いと思います。もし容器を移し替える場合には、空気の逃げ道を作って保存するように注意してください。実はオキシクリーンは、微量の酸素を発生させていたます。そのため密封容器に入れると爆発……とまでは行かずとも、蓋が取れて粉が散乱してしまう事態になりかねません」。そんなことにならないよう、なんと、オキシクリーンの容器は目に見えない程度の穴が空いているのだとか!
最近ナチュラルクリーニングとして人気のある重曹やクエン酸。オキシクリーンと一緒に使うと効果はアップするのでしょうか。「オキシクリーンはアルカリ性、クエン酸は酸性のため、一緒に使うと中性になり酸性汚れへの洗浄力が落ちてしまいます。また、重曹は弱めのアルカリ性。同じアルカリ性なので成分変化がありません。しかし、重曹は研磨効果があるため、追加することで焦げ付いた鍋の汚れなどには効果がありますよ」。
使い始めるといろいろな汚れ落としにチャレンジしたくなるオキシクリーン。間違った使い方や保存方法になっていないかチェックして便利に使いたいですね。活用レベルをアップさせて、家中をもっとすっきりさせましょう!