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子どもに人気のSL(蒸気機関車)列車。響き渡る汽笛、吐き出す煙。大きな車体の大迫力。その中でも「きかんしゃトーマス号」は大人気です。静岡県の大井川鐵道で6月~10月まで運行しています。絵本やアニメでおなじみの青い機関車の実物が、ソドー島からやってきます。
チケット申し込みは乗車する月の前々月の上旬に限り、コンビニエンスストア「ローソン」のローチケ(ローソンチケット)サービスで受け付けます。近所にローソンがなくても、オンラインで申し込み可能。ただし先着順ではなく抽選となります。とても人気がある列車ですから、なかなかチケットを取れないという声も聞かれます。残念ながら、10月までのすべての受付は終了しました。
どうしてもトーマス号に乗りたい! でも、チケット抽選に間に合わなかったとか、抽選に外れてしまったという人は多いはず。残念ですね。でも、まだまだあきらめてはいけません。キャンセル席が発生しているかもしれないからです。実は、トーマス号にはキャンセル待ちの販売があります。運行日までになんと4回ものチャンスが。
「乗車日の20日前ごろ」「乗車日の10日前ごろ」「乗車日の2日前ごろ」「乗車日当日」です。ちなみに、この記事を用意している9月12日の状況を確認すると……。
21日(金)と28日(金)、30日(日)が○印。空席があります。キャンセル待ち席はどのタイミングでも先着順です。申し込みに成功した時点で予約が確定します。
大人気のトーマス号で、せっかく取れたチケットをキャンセルする人がいるんでしょうか。実は、かなりいるんです! 申し込みから乗車まで2カ月間もありますから、その間に体調が悪くなる人もいれば、あとから学校行事と重なってしまう場合もあるでしょう。他にも、予備日も抽選に当たったとか、グループ全員で申し込んで複数当選という事例も。支払期限が切れて予約不成立になると自動的にキャンセルになります。
大井川鐵道によると、トーマス号のニュースを見て申し込み、あとから大井川鉄道の場所を調べて「やっぱり遠くて行けない」というウッカリさんもいるそうです。
大井川鐵道は静岡県島田市の金谷駅が起点です。トーマス号は次の駅、新金谷駅から出発し、川根本町の千頭駅までの約40kmを走ります。金谷駅はJR東海道本線の駅。東海道新幹線の掛川駅、または静岡駅から乗り換えです。車で行く場合は新東名高速道路の島田金谷インターチェンジが最寄りです。新金谷駅には広い有料駐車場(800円/日)があります。
東海道新幹線で行く場合は、こだま号専用の割引きっぷ「ぷらっとこだま」がオススメ。東京・品川~静岡間の片道料金(乗車券+指定席特急券)は時期によって異なり、大人4,700円~5,600円。子どもは時期に関係なく3,200円です。通常期の片道料金は大人6,350円、子ども3,170円ですから、大人はかなりおトク。子どもの料金は30円高くなります。親子だと割引メリットは大きいといえます。
「ぷらっとこだま」は名古屋発や新大阪発の設定があります。注意点としては、販売場所が駅の窓口ではなく旅行代理店の「JR東海ツアーズ」「JTB」の支店やインターネット窓口の販売となる点。また、乗車日は購入できません。旅行代理店窓口では前日まで、インターネットは5日前まで。対象となるこだま号と座席数に限りがあるため、トーマス号のチケットが取れたらすぐに手続きしましょう。
また「ぷらっとこだま」はツアーパッケージ扱いになるため、最寄り駅から乗車駅まで、静岡駅~金谷駅の乗車券は別途必要になります。制約が多い割引きっぷですが、おトクな要素はもうひとつ。チケット1枚につき1ドリンク引換券がつきます。駅の売店でビールやソフトドリンクと交換できます。
10月の運行が終わるまで、まだまだ乗れるトーマス号です。さらに、今年もクリスマスシーズンの運行「DAY OUT WITH THOMAS クリスマス特別運転 2018」が決まりました。12月15日~12月25日までのうち、8日間の運行です。いったんソドー島に帰ってしまうトーマスとジェームズ、バスのバーティーが、再びやってきます。12月25日はトーマスとジェームスが仲良く連結して走ります。
トーマス号またはジェームス号について、往復チケットは10月9日から、片道チケットは10月下旬にローソンチケットで抽選予約受付開始です。また、片道をトーマス号、片道をバスのバーティーに乗車するツアーは、10月1日~10月4日に抽選受付を開始します。申込先は大井川鐵道公式サイトです。
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