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近年、「重曹」「クエン酸」など環境に優しく身近な素材を使った「ナチュラルクリーニング」が浸透してきています。しかしながら、両アイテム共に万能洗浄剤というわけではなく、それぞれ得意な掃除場所と苦手な掃除場所があります。特性を理解して活用しましょう。
今回は、無添加石けんで有名な株式会社シャボン玉石けんにクエン酸の特性を生かしたトイレ掃除の方法を教えていただきました。
トイレの黄ばみで困っている方はいらっしゃいませんか。トイレの主な汚れは「アルカリ性」です。アルカリ性は酸性のクエン酸を使い、汚れを中和することで落とすことができます。ゴシゴシと力を入れて擦らなくても簡単に汚れを落とすことができますよ。また、トイレのツンとする嫌なにおいの元、アンモニア臭はクエン酸の力で消臭することができます。
トイレ掃除に向いていると思われがちな重曹は、トイレの汚れと同じアルカリ性の性質を持っています。そのため、汚れを中和して落とすことができません。重曹は研磨効果があるため、重曹を便器に振りかけて擦ることで傷になることも。黄ばみ掃除にはクエン酸がおすすめです。
トイレ掃除には便器に吹きかけやすい「クエン酸水」を使うのがおすすめです。黄ばみをすっきりと落としてくれます。クエン酸水は簡単に作ることができるので、トイレ汚れにお悩みの方はぜひ試してみてくださいね。
水200mL / クエン酸 小さじ1 / スプレーボトル
1.水にクエン酸を入れ、かき混ぜて溶かす。
2.スプレーボトルにいれる
※塩素系の製品と一緒に使う(まぜる)と有害な塩素ガスが出て危険です。ご注意ください。
1. 便器の汚れた部分にトイレットペーパーなどを貼り付ける。
2. 便器の内側全体にクエン酸水をスプレーし、10分程度放置する。
3. トイレブラシでこすり洗いし、水を流す。
シャボン玉石けん広報担当に聞くと、同社のクエン酸は「100%クエン酸を使用したナチュラル素材です。お子さんがいるご家庭でもお使いいただけます。トイレ以外にもシンクや電気ケトルなどの水アカ汚れ、加湿空気洗浄機のお手入れなど、汚れをきれいに落とすことができますよ」とのこと。クエン酸を正しく使って、効率よくおうちの汚れを落としていきましょう。
アルカリ性の汚れに強いクエン酸。使いこなしてお掃除上手になりましょう。まずはトイレ掃除から試してみませんか。