家族みんなで食べたい時や、子どもの友達が家に遊びに来た時、ストックしていると重宝するお菓子が「ファミリーパック」と呼ばれる大容量パックのもの。

大容量パックだから通常サイズのものより断然おトク!とは思っていても、具体的にどの程度は分かっていなかったりしませんか。そこで今回はファミリーパックと通常サイズのお菓子について、内容量とその価格からおトク度を調べてみました!意外な結果も出たので今後の買い物の参考になるかも?


今回の調査アイテムはスティック系のお菓子3アイテムに絞ってみました。また、できるだけ公平に調査するため、ファミリーパックおよび通常の箱タイプのアイテムは全て、同じ店舗にて購入しています。


グリコ ポッキーチョコレート


まずはグリコのポッキーからです。通常の箱タイプのものは2袋入りなのに対し、ファミリーパックは小袋タイプが9袋入りです。




袋の外観もファミリーパックと箱タイプのものでは異なり、ファミリーパックのものは袋が細身であることが見て取れます。開けてみると…。入っている本数にはかなりの差があるようです。




これらを袋から出して、それぞれ何本入っていたのか数えてみました!結果、ファミリーパックのものには1袋に7本、通常の箱タイプのものには17本のポッキーがそれぞれ入っていました。通常の箱タイプの方が、1袋あたり10本(約2.4倍)多く入っているんですね!



1本あたりの単価で見ると差はわずか


今回の購入価格は、ファミリーパックが248円(税抜)、通常の箱タイプが148円(税抜)でした。これらをもとに1本あたりの単価を出してみると、


  • ファミリーパック:248円÷(7本×9袋)=3.9円/本
  • 通常の箱タイプ:148円÷(17本×2袋)=4.4円/本

ということになり、1割ほどファミリーパックのほうがおトクということが分かりました。思っていたより差は無いなという印象です。

ちなみに、今回より安い特売価格で買える場合は、ファミリーパックが198円(税抜)、通常の箱タイプが108円(税抜)でしたが(編集部調べ)、この場合単価はファミリーパック3.1円、箱タイプ3.2円となります。

ファミリーパックであってもおトク度はそこまで大きくなく、また特売状況によっては差がなくなることが分かりました。


グリコ プリッツ サラダ


ポッキーの次はプリッツ。同じグリコでもプリッツであれば違いは出てくるのでしょうか、続けて調べてみました!こちらも通常の箱タイプのものは2袋入りなのに対し、ファミリーパックは小袋タイプが9袋入りです。




袋の外観もファミリーパックと箱タイプのものでは大きく異なります。ファミリーパックのものは袋が細身でポッキーとよく似ていますが、箱タイプのものは横に平べったく幅の広い袋になっています。袋を開けてみると、どちらもポッキーよりは数が多いものの、ファミリーパックと通常の箱タイプで入っている本数にやはり差があるようです。




こちらも袋から出し、それぞれ何本入っていたのか数えてみました!結果、ファミリーパックは1袋に13本、通常の箱タイプは28本のプリッツ入り。通常の箱タイプの方が1袋あたり15本多く入っていました。約2.2倍です。



1本あたりの単価では箱タイプが安い結果に


今回の購入価格は、ファミリーパックが248円(税抜)、通常の箱タイプが89円(税抜)でした。これらをもとに1本あたりの単価を出してみると、


  • ファミリーパック:248円÷(13本×9袋)=2.1円/本
  • 通常の箱タイプ:89円÷(28本×2袋)=1.6円/本

ということになりました。先ほどのポッキーと違い、通常の箱タイプのほうがおトクということになってしまいました!その差は2割ほどで、それなりにありますね。

今回箱タイプの方はほぼ底値に近い価格でしたが、ファミリーパックの特売価格目安である198円(税抜)(編集部調べ)で考えると、この場合単価は1.7円となり、通常の箱タイプとの差はなくなります。

ファミリーパックであってもおトク度に差はないどころか、特売状況によっては単価が逆転する場合もあることが分かりました。


ロッテ トッポ


最後にロッテのトッポです。トッポのファミリーパックはグリコのポッキーより1袋少なく小袋タイプ8袋入り。通常の箱タイプのものはポッキー同様2袋入りです。




袋の外観はポッキーと同様、ファミリーパックと箱タイプのもので異なり、ファミリーパックのものは袋がわずかに細身であることが見て取れます。ただ実際に開けてみると、入っている本数の差は袋の外観で感じるよりも大きそうな印象。




袋から出して何本入っているのかを数えます。結果、ファミリーパックは1袋に4本、通常の箱タイプは12本のトッポがそれぞれ入っていました。通常の箱タイプの袋には、ファミリーパックの3倍の本数が入っていることが分かりました。



1本あたりの単価では箱タイプが圧倒的


今回の購入価格は、ファミリーパックが265円(税抜)、通常の箱タイプが108円(税抜)でした。これらをもとに1本あたりの単価を出してみると、


  • ファミリーパック:265円÷(4本×8袋)=8.3円/本
  • 通常の箱タイプ:108円÷(12本×2袋)=4.5円/本

ということになり、通常の箱タイプのほうがおトクということが分かりました!しかもその差は4割ほどとなりかなりのものです。

ちなみに、これより安い特売価格で買える場合としては、ファミリーパックが198円(税抜)、通常の箱タイプが98円(税抜)程度(編集部調べ)。この場合単価はファミリーパック6.2円、箱タイプ4.1円となり、差は縮まったとはいえ、まだそれなりにあります。

トッポの場合は、箱タイプのほうが基本的におトクと考えて良いということが分かりました。


まとめ


  • ファミリーパックと通常の箱タイプでは、1袋に入っている本数が異なる
  • ファミリーパックだからといって通常より安いとは限らない
  • 特売価格として売られている場合では、ファミリーパックと箱タイプにおトク度に大きな差がないか、時におトク度が逆転する
  • 特にトッポにおいては基本的に通常の箱タイプのほうがおトク度が高い傾向

いかがでしたか?おトク度では意外な結果も出ましたが、お花見などのレジャーではファミリーパックの小袋になっているほうが何かと便利だったりしますよね。目的に応じて使い分けてくださいね!


情報提供元: トクバイニュース
記事名:「 お菓子のファミリーパック、通常版よりどれ位おトク?→意外な結果に