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期間中の“最大連休数”を聞いたところ、「4日」が38.3%と最多に。多くの人がカレンダー通りの4日が最大となるようだ。次に多いのが「5~7日」の18.7%。中には「10日以上」(8.0%)という人もいる一方、「連休は無い」(16.3%)の回答も。
「連休は無い」と回答した割合は、自営業が40.0%、自由業(フリーランス)が29.4%と、全体に比べて高い傾向だった。自営業・自由業(フリーランス)は比較的自由に働き方を調整出来ることから、GWに連休を取ることに拘らないとも考えられる。このように、働き方によりGWに対する価値観も変わってきているようだ。
公休日以外の休暇の取得方法としては、半数の50.0%が「有給休暇」と回答。「会社指定の特別休暇」は12.7%だった。
「公休日以外は無い」という人にその理由を尋ねると、「休むと業務に支障が出る」が52.4%と最も多く、「休暇より収入を優先」との回答も22.2%に及んだ。
GWにかける予算を聞いたところ、「特別な予算はかけない」が45.7%と最多。主な予定も「自宅でのんびり過ごす」が53.4%、「近場への外出」が37.0%など、全体的に節約傾向が伺えた。
また、“長期休暇があることで仕事へのプラスの影響はあると思いますか”の質問に「そう思う」「ややそう思う」の回答は合わせて49.3%と約半数。「あまり思わない」「思わない」「どちらとも言えない」と回答した人に挙げた理由を聞くと、「物価高でお金がかかる」が最多の45.4%だった。
“休み中に仕事のことを考えますか?”と聞いたところ、全体の39.4%が「まったく考えないと思う」と回答。一方、自由業(フリーランス)では「少しは考えると思う」「常に考えると思う」を合わせると88.3%にも上り、働き方による差が見えた。
「少しは考えると思う」「常に考えると思う」と回答した人に、“どんなことを考えると思いますか?”と質問すると、45.0%の人が「リフレッシュすることでのポジティブな意欲」というポジティブな意見が多かった。一方、「休み中に溜まるであろう仕事量などが心配」(30.8%)や「再開が憂鬱で退職や転職などを考える」(9.9%)といった回答も。休んでいても仕事のことを考えたり、休み明けが憂鬱になってしまったりする人も一定数いるようだ。
【調査概要】
調査対象:全国の20歳~60歳の正社員、契約社員、派遣社員、自営、個人事業主として働く人(パート・アルバイト、学生、無職を除く)
サンプル数:300サンプル
調査方法:インターネットによるアンケート
調査期間:2025年4月17日(木)~2025年4月19日(土)
※PE-BANK調べ
今回の結果から、今年のGWは4連休という人が多く、過ごし方としては「のんびり過ごす」や「特別な予算をかけない」など節約志向にあることがわかった。連休が短いことや、物価高による影響が考えられる。また、フリーランスで働く人はGWに連休を取らない割合が多く、働き方によってGWに対する価値観が変わってくるという興味深い結果が見えた。フリーランスは自分でスケジュールを管理できるため休暇も自分で決められる一方、業務や収入を考慮する必要があり、休暇中も仕事について考える傾向が高くなるのかもしれない。働き方が多様化する中、“自分らしく働き、自分らしく休む”ということがポイントとなりそうだ。この機会に、自分自身が求める働き方や連休の過ごし方について考えてみてはいかがだろうか。